ウォールナットの学習机

先週から製作していた学習机が今日完成しました～

まだ塗装していないので白っぽいですが、こんな感じになりました！

 

このあと机に合わせて本立てとワゴンも製作するので、塗装は全部まとめてする予定です

 

ここからは机ができるまでをご紹介しますので、興味がある方は読んで下さい

 

まずは天板を作ります！

天板にはウォールナットという材料を使いました。

ウォールナットの板5枚をはぎ合わせして、広い1枚板にしていきます。

 

はぎ合わせをする時に気をつけるのは、板の並べ方です。

木目の流れや色合いを見て、一番きれいになるように並べます。

無垢ですから、節（ふし）があるのは当たり前。

それを見えないところに上手に使うのも大切な仕事です

 

天板を作ってる間に足を作ります。

いつものように釘を使わない『ほぞ組み』で作りました。

天板が乗ってもグラつかないように、『足つなぎ』と『幕板』を合わせて7本入れてます！

 

それからはぎ合わせしておいた天板を仕上げます。

カンナをかけて、長さを切って、角と面を丸くして、ペーパーで磨いたら天板の完成です。

1メーターもある天板を持ってウロウロしてる自分が妙におかしかったですが、無事に取り付けできました！

 

それから引き出しの加工です。

前板はアルダー、それ以外は桐（きり）を使いました！

組み立ての時は直角がきちんと出てるか、『スコヤ』という道具で確認しながら作業します。

これ大事！！

はい！引き出しの完成です

それから引き出しにつける取っ手を作ります。天板に合わせてウォールナットで作りました！

指が当たるところは丸くして、当たりを優しくしています

ここまできたらゴールは目の前なんですが、ここからの調整が大変なんです

机に引き出しを入れてみて、ちょうどいいサイズになるまで削ります。

固くてもゆるくてもダメ。その見極めが難しいです。

 

それプラス、無垢の木は季節によって収縮するので、その動きを予測して作らないといけません。

そういう動きに対応する技がちゃんとあるのがすごいでしょう？

昔の人の知恵ですねありがたや～

 

という訳で、時間はかかりましたが無事に完成できました

大人も使える学習机です！

 毎回そうですが、完成すると嬉しいです

見染めてくれた方の元にお嫁に行けるといいな～なんて母心ですかね

 

明日から本立てとワゴンの製作に入ります

完成披露ブログをどうぞお楽しみに