気温が氷点下を下回った割には、沿岸部の福岡市内は数センチの雪が降った程度だった。
内陸部の朝倉、久留米は20cmを超す大雪になっていた。
折角だからと、白い景色を撮っておこうと近所をうろついた。
雪の上にツバキの花が落ちていた。
まるで首が落ちるようにぽろっと花が落ちるので、武士が嫌ったといわれているが
武家屋敷には多くのツバキが植えられ、愛でられていたと歴史小説で読んだような気がする。
ヤブツバキではなさそうな赤色だったが、白い雪にはよく似合っていた。
一転してあの寒波が嘘のように暖かい雨が降っている。
今は氷河期らしいが、氷期にいつ入ってもおかしくないともいわれている。
そういえば、太陽の活動も低下傾向にあるようだ。
寒冷地仕様ではないインフラが、あの程度の寒波でパンクするのだから災害といえ油断ならい。
近年暖冬傾向といわれながらメリハリのきいた寒波はやってくるし、世界規模で冷えているような気がするのだが。
今度の寒さで身に染みて、最終氷期を生き抜い抜いたといわれる1000組の先祖達の爪の垢程もならない苦労が思われた。
やはりもう少し脂を身に着けよう。