筥崎宮は箱崎八幡宮ともいわれ、宇佐、石清水八幡宮と並んで日本三大八幡宮の一つである。
正月の初詣で賑わう箱崎宮で、正月3日奇祭玉取り祭(玉せせり)が行われた。
この日は朝まで雨が残り、天気は午後には晴れの気象予報がはずれ曇り空が続いた。
それでも雨が落ちてくることはなく、参道には多くの露店が並び参拝のための長い行列ができていた。
午後1時から神事が始まり、杉の木で作られた陰陽2つの玉を
一木家、山口家という代々受け継がれた両家の代表が、洗い清めこれになたね油を塗る。
陰陽二つの玉は、250mほど離れた恵比寿神社に運ばれ男玉がせられる。
まずは子供たちが丘組、浜組に分かれ玉を取り合う。
多くの見物の人々が並ぶ参道に、「オイサオイサ」の掛け声とともに、2時過ぎに男たちにせられながら玉が鳥居をくぐった。