おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2015 博多千年煌夜 (真言密教の古刹がが華やかに彩られ)

2015年11月25日 07時00分20秒 | 日記

 

秋も深まり大相撲九州場所も終わる頃になると、福博の町にイルミネーションが浮き立つような輝きをみせ始める。

街がイルミネーションで、飾られるのは嫌いではない。

冬枯れで撮るものが少なくなると、三脚持ってイルミネーションのお世話になる。

でもやはり、至る所で休みに入った街路樹が、ごてごてと飾り付けられるのは気に入らない。

近頃では津々浦々でピカピカと光っている。

 

イルミネーションではなく、毎年この時期になると、博多の古刹をライトアップする博多千年煌夜が行われる。

人出の少なそうな木曜日に、出かけようと思ったのだが、何やかやで土曜日になってしまった。

待つのはあまり好きのほうではないので、入場制限がなさそうな東長寺へいった。

 

東長寺は806年唐より帰国した、空海が建立した真言蜜教の国内最初の寺である。

また、黒田官兵衛ゆかりの黒田家の菩提寺でもある。

平成入り国内最大級といわれている木造の大仏が作られた。

 

ライトアップは毎年変わり映えがしないが、境内は見物の人でごった返していた。

とわ言っても撮らなければと、NDフィルターを使って人を消す。

白っぽい服を着た人がレンズの前を通ると、映り込んでしまうのでちょこちょこやりながら何枚か撮った。

三脚を立てる場所にも気を使わなけばならず、植込みの影柱の影と迷惑にならないようにコソコソしなければならない。

お寺に足を向ける機会も少なくなったので、心のなかで手を合わせて一年のご無沙汰と無事を報告する。