相変わらずネタに困らない毎日ですが、いい加減、書きためたものも消化しないといけないので、もう、かなり前に書き進めていたネタを。
二酸化炭素を地中に埋めるという試みが、火力発電現場であるらしい。
その目的は、もちろん地球の温暖化の抑抑制である。
でも考えてみて欲しい。二酸化炭素の中には1つの炭素原子と2つの酸素原子から成り立っている。
火力発電では主に化石燃料を燃焼させるわけだが、化石燃料は、主に炭化水素(炭素と水素から成る分子)系の高分子化合物であるから、これを燃焼させると、主に二酸化炭素と水が生成される(実際には、多少の硫黄が含まれていたり、空気中の窒素も科学反応を起こすので、NOxやSOxも生成される)。
さて、この過程から生まれた二酸化炭素を地中に埋めると、何が起こるだろう?
答え、空気中の酸素が減少する。
二酸化炭素は、空気中に排出されるからこそ、植物や海洋生物(海藻類)によって、酸素に還元されるのであるのに、それを地中に埋めてしまっては、そのプロセスを踏む事が出来ないではないか!そしたら今度は、何から酸素を供給すると言うのだろう?それこそ、某友人が曰くように「
新生アポロ&ポセイドン構想」のようなプロジェクトを推し進める方が、余程理に適ってると思うけどなぁ。
ちなみに元素分布を見る(幾つかの前提条件を元に求められている数値のため、あくまでも、参考値として見てください『
クラーク数』)と、地球上の酸素の割合というのは、非常に多かったりする。しかし、その多くは二酸化珪素として、非常に安定した形で存在している。