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日常あるいは平穏な日々

日々思う事をつれづれなるままに書いていこうと思います。

日常あるいは映画を観る日々 ~『葦牙(あしかび)』~

2010年03月02日 | ゲーム&漫画&映画
という事で、もう随分と前に観て来た、『葦牙(あしかび)』という映画の感想です。

詳しくは、リンク先の情報も見ていただくとして、これは、記録映画です。
児童擁護施設の様子を、そのまま偽り無く映したものなので、
特にストーリーやオチはありません。
しかし、だからこそ伝わるものがありました。

施設で過ごす子供たちに、悲壮感は、それほど感じられません。
非常に強く生きていると思います。
しかし、一様に持っているものは、『両親と一緒に過ごしたい』
という思いですね。という事は、心の底では寂しさを抱えているのです。

彼等彼女等は、家庭の都合により施設で生活することを
余儀なくされていますが、やはり本心は、両親と一緒に居たいのです。
中には、両親の記憶が無いくらい小さな時から施設で生活している
子供も居り、そういう子供の中には、親という存在すら分からず、
一緒に過ごしたいという思いすら抱けない子も居ますが。

施設に預けられる子供の多くが虐待の経験を有しており、
虐待から保護するために預けられています。
虐待は、そう簡単に無くなりませんし、止められないそうです。
そのため施設が保護した後も、親が反省したと名乗り出てきても、
容易に子供を返すことはできません。

虐待を受け続けた子供は、コミュニケーションの手段として
暴力を用いる様になります。私は、この映像を見るまでは
全く実感がありませんでしたが、本当にそうなのだと、
暴力の連鎖は、こんな形でも起こりうるのだと知って、慄然としました。

親が児童虐待に及ぶケースとしては、幾つか要因があるようです。
「貧困」や「育児」によるストレス、など‥‥。

虐待に関する統計で、興味深い数字があります。日本における
児童虐待による死者は、1週間に1人以上にのぼるそうです。

総務省の報告
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0330-4.html

施設長さんは言います。
「10年ほど前から、預かる子供たちの様子が変わってきた。
昔は、その子の中に踏み込み、探すことで、その子供の心が見えたが、
最近の子供は、何処を探しても心が見つからない。
だから最近は、子供と一緒に心を作るようになった」
(表現は、多少違うが、だいたいこういう意味のことを仰ってました)

社会は、およそ10年前を境に、大きな変化を迎えているのかも知れません。

日常あるいは映画の日々 ~『サマーウォーズ』~

2009年09月01日 | ゲーム&漫画&映画
という事で、久々に映画を観てきました。
タイトルは、この日記のタイトルにある『サマーウォーズ』です。

あまり映画を観ない私ですが、これは面白いだろうという確かな予感がありました。
そして、得てして、こういう予感は当たります。
この予感の元は、Webに掲載されていた、監督をインタビューした記事
読んだ事に起因しています。
ちなみに監督さんは「細田守」氏で、アニメ映画「時をかける少女」の
監督でもあります(こちらも、お勧め)。

映画を観た後は、友人と2人して「これは凄いね」の連発。
個人的には、その場でスタンディングオベーションしたいくらいでした。
滅多なことでは感動しない私ですが、この作品には、3回ほど、泣かされそうに
なりました(1回は、マジ泣きしましたw)。

ということで、皆さん、是非観ましょう。
これは、映画館で観た方が良いです!!!

今更 『Ys VI ~The ark of Napishtim~』

2006年07月29日 | ゲーム&漫画&映画
買った後、随分と放置したままになっていた『Ys VI ~ナビシュテムの匣~』を、ついにクリア。
Falcom のゲームって相変わらず。
大きな変化は無いけど、安心感がある。
ゲーム自体の完成度は高いし、個人的にFalcomの持つ独特のゲームの雰囲気が好きなので、今までと似通ったシステムだとしても、全く飽きは来なかったですね。

あらすじとしては、主人公のアドルが、とある島に流れ着くところから始まります。
漂着する前、彼が同乗していた知り合いの海賊船が、海軍に攻撃されてしまったのです。
漂着した彼は、レダ族という種族の者に助けられる。そこに伝わるアルマの伝承。村を遅うはぐれ龍。レダ族とエレシア人との対立。冒険の先で手にする3本の剣と、その秘密とは!?

まぁ、他にも色々と要素はありますが、このゲームは、ストーリーよりも、アクションRPGの痛快さに尽きますね。唯一の不満があるとすれば、Ys としては、物足りない音楽ですね。Falcomは、基本的に、どの音楽もレベルは高いですが、中でもYsシリーズの音楽の完成度の高さは特筆もので、Falcom の 別のゲーム、Xanadu Next の音楽の出来が良かっただけに、期待が高すぎたのかも知れませんが‥‥。

日常あるいは平穏な日々 ~からくりサーカス最終回~

2006年06月01日 | ゲーム&漫画&映画
自他共に認める漫画狂の私が楽しみにしていた作品の一つが最終回を迎えました。
週刊少年サンデーで連載されていた「からくりサーカス」です。
藤田和日郎氏の作品は、前作「うしおととら」も好きでした。
この人の作品の良さは、キャラクターが、非常に人間臭いところですね。
ストーリー上で圧巻だったのは、フェイスレスがディアマンティーナに告白されて「僕にも都合ってものがあるんだよぉ~ん」と言うシーンでしょうか?これはフェイスレスの過ちから始まった、この物語を締めくくるのに相応しいシーンだったように思います。

みなさんは、この作品、読まれましたか?
かなり長い作品ですが、時間のある方には、薦めたい作品の一つですので、これを機会に読まれては、如何でしょうか?

映画「ミュンヘン」

2006年03月06日 | ゲーム&漫画&映画
というわけで、映画「ミュンヘン」を見てきました。
個人的には、こういう映画を放映する事に、疑問を感じる。
一応、12歳以上限定。11歳以下は、保護者同伴って事なので、まぁ、仕方ないかな?と思いましたが‥‥。

これについては、帰りに友人と議論にもなりましたが、これを観て、感情的に伝わる人間には、この映画を観なくても分かってるだろうし、頭で理解するだけであれば、あれほどの衝撃的な映像は、要らないと思うのです。
正直、あまりに衝撃的過ぎて、私などは正視に耐えなかったので、そう思うだけかも知れませんが‥‥。

あたしゃあ死ぬまで、人を殺す事は出来ないな、と思うのでした。

公募 ~映画観賞~

2006年01月31日 | ゲーム&漫画&映画
2月4日に、某氏(YMUN繋がり。現在、普通自動車1種免許の取得に向け、卒検目指して勉強中。T.Kと言えば、知ってる人は知っている)と映画を見に行こうかと思います。
映画のタイトルは「博士の愛した数式」
一緒に行こうかと思った方、俺か、T.K氏に連絡ください。
皆さんの参加表明を、お待ちしておりますm(__)m

XANADU - NEXT

2006年01月11日 | ゲーム&漫画&映画
最近、ずっとはまっていたゲームです。
かつてMS-DOS時代に、かなり売れたゲーム『XANADU』の続編らしいのですが、私は、やった事が無いです(^^;
じゃあ、何故『XANADU - NEXT』を購入したかと言えば、かつてPC-Engineで『風の伝説ザナドゥ』(XANADUの外伝的作品らしい)というゲームが発売された事があるのですが、このゲームが非常に面白かったからです。ちなみに、『XANADU - NEXT』の初回限定版を購入すると、漏れなくWindows版『風の伝説ザナドゥ』が付いてきたりします(笑)

さて、この私の睡眠時間を削りまくってくれた『XANADU - NEXT』のレビューです。

ストーリー
幼くしてエリート学校を卒業し、考古学を修め遺跡探査に赴く女の子と共に、同じ孤児院出身の幼馴染にして、後に「最後の騎士」と呼ばれる事になる主人公が旅に出る事から、話は始まります。
着いた先の町に面した湖に、霧と共に浮かび上がる鬼岩城の謎。町外れの遺跡で発見した王冠と、それを奪うかのように現れた謎の騎士。そして謎の騎士との死闘の果てに迫りくる死。生を繋ぎ止めておくために、主人公に精霊が降臨される。しかしそれは延命処置でしか無く、徐々に死期は迫り来る‥‥。そして主人公は、死の運命を振り払うため、所有者に限りない力を齎(もたら)すという伝説の剣「ドラゴンスレイヤー」の探索に乗り出す。その先に待ち受けるものは‥‥。

3D系のアクションRPGは『DIABLO』以来だったけど、非常に面白かったです。
しかし、硬派過ぎて、一部なかなか解けないトラップもあるなど、苦労の多かった事も事実です。ただ、温いゲームに飽きた人には、とても良いんじゃ無いでしょうか?

スター・ウォーズ エピソード3

2005年09月12日 | ゲーム&漫画&映画
という事で、見てきました、スター・ウォーズ エピソード3。
1、2、4,5、6と見ていると、エピソード3というのは、
既定路線以外に有り得ないので、特に意外な事も無いので、
ストーリー以外の、エンターテイメントとして楽しんだ、という感じでした。
それだけでも十分、楽しかったのですが、もう少し長い話になっても良かったかな?と。
アナキンがジェダイを裏切るまでの心情変化は、もっと掘り下げても良かったと思うし、
パルパティーンなんて、エピソード1から既に、十分怪しいのに(^^;
如何にして、アナキンとの信頼関係が出来上がったのか?とか。
暗黒面の力(パドメを蘇らせる?)を信頼させるにも、
もう少し説得力が欲しいな、という印象でしたし、
ジェダイというのは、広く銀河に支持されていた存在だった筈で、
それを手にかけるという事に対して、軍からの反発も強かった筈で、
それを、如何にして根回ししたのか?など、
もっと語っても良かった事があったと思うのです。
その辺りは、残念でした。

夢から覚めた夢

2005年04月21日 | ゲーム&漫画&映画
という事で、見てきました。
劇団四季の「夢から覚めた夢」

ミュージカルというものを見るのは、これが初めてだったのですが、良いですね。
個人的には、映画よりも面白いと思いました。
でもまぁ、映画に比べたら、よっぽど高いチケットなので、
映画以上でなければ、意味が無いとも言えるのでしょうが(^^;

この話は、赤川次郎氏の原作だそうで、話は、というと

夢の中に、一人の少女が登場します。
その少女は「夢配達人」に、ピコという名を与えられ、
ピコは「夢配達人」に、自分が見たい夢を告げ、
夢の世界へ行き、そこでマコという少女に出会います。
その少女は、実は‥‥。

まぁ、ここから先は、見てからのお楽しみ。
といっても、
http://www.shiki.gr.jp/applause/yume/index.html
に書いてありますけどね(^^;

まず最初に感じたのは、サービスの良さ。
何かというと、劇が始まるまでの待ち時間も、
観客に飽きさせない・楽しんでもらえるような工夫をされている点。
これは、非常に好印象でした。

そして、劇が始まれば、その踊りと歌唱力に圧倒でした。
凄いレベル高いです。
特に歌唱力は、その辺の下手歌手より、誰もが、よっぽど上!
そして、そういう生の演技というものの良さを感じました。

実際、2~3度ほど泣ける場面があり、私も少し、
ウルっときましたが、話の内容は、そぉ~んなに劇的なものとは、
今にして思うと、あまりしませんが、生の演技が与える臨場感が、
感動を助長するのだなぁ、と思ったのです。

ミュージカルを、まだ見た事が無いという、そこのあなた!
一度は、見てみましょう。