日常あるいは平穏な日々

日々思う事をつれづれなるままに書いていこうと思います。

代替療法の芽を摘んではいけない

2017年08月27日 | 健康
私の身近な人は、既に知っていることですが、今、私はがんに罹患しています。がんと言っても、「肉腫(サルコーマ)」と呼ばれるもので、多くの人が罹る「腫瘍(キャンサー)」とは、ちょっと違います。サルコーマについては、元ミスユニバース日本代表の「吉野ゆりえ」さんが、多くの人に知って貰おうと講演活動をされたり、メディアに露出されたりしていたので、ご存知の方も居るかも知れません。

私が、このエントリーを書こうと思ったきっかけは、「首藤クリニック」の関係者の方が逮捕されてしまったことによります。実は、私も診ていただいていました。私は、これをキッカケに、代替療法に対して不信感を持ったり、敬遠する人が増えてしまうことを懸念しています。首藤先生は、様々な代替療法を調査して研究しておられ、素晴らしい先生でした。ただ、再生医療安全確保法に定められた手続きを怠ったための逮捕であって、これをもって、代替療法がインチキだとか決めつけて敬遠して欲しくないと思っています。

まず前提としてですが、いわゆる三大療法(手術、放射線、抗がん剤)が完璧な治療方法でも無いように、代替療法も完璧なものではありません。しかし、代替療法で治癒する人がいることも事実だということです。

私のサルコーマの最初の発覚は、2012年3月の健康診断でしたが、5月に手術をおこなって2014年に再発したことからも、手術が完璧な治療方法で無いことは明らかです。三大療法では、発症したものを目の前から無くす、一時的に消すことは出来ますが、発症した原因を取り除けていないので、当然と言えば当然ではあります。ではガンに罹患する原因は何かと言えば、それは多種多様で、食習慣であったり、職場などの人間関係であったり、生活習慣であったり、その人のメンタリティであったり(良く言われるのは、真面目な人ほど罹りやすいということ)、ピロリ菌などの菌であったり、タバコであったり、電磁波や放射線、などなど。多くの場合は、それらの複合的な要因だと考えられます。この辺のことは、私が言うよりも、専門家の方に聞けば、より詳しく色々と列挙してくださることでしょう。

三大療法も代替療法も、完全とは言えないのは、これらの複合的な要因をそれぞれ特定して完全に取り除く、ということが困難だからでしょう。最終的には、免疫力とのバランスなので、原因が分からなくても免疫力が向上しさえすれば治る場合もあるので、この人では治る取り組みが、この人では治らないということが起こるのでしょう。

さて、私のことに話を戻してみれば、2014年7月に再手術をし(この時は、本当に死ぬかと思うような経験をしました)、2016年11月に再々発の発覚。この時点で3cm程度の大きさになっていて、2017年2月の時点で既に5cmを超える大きさになっていました。そこから心を入れ替えて、この病気について学び直し(勿論、これまでも、様々に情報を集めて学んではいましたが)、食事療法を中心とした代替療法に取り組むことで、現在は、5.5-5.6cm程度で、半年間でほとんど変化が無い状態にまでなっています。このことからも、代替療法が有効な手段の一つになり得ると言えるのではないでしょうか。

5年前に較べても、様々な療法の情報が表に出て来ました。良い時代だなぁ、と思います。折角出てきている良い情報(勿論、あやしいものが無いとは言わないですが)が沢山あるので、そういう情報を頭から否定せず、もし、この病気に罹患された場合には、是非その病気と罹患した原因に向き合って、健康を取り戻すための様々な情報にアンテナを張り、自分に合った健康の回復方法に取り組んで欲しいと思います。

まだ回復に至っていない私が、何を言っているか、と思われる方も居るかも知れませんが。

これまで、おおっぴらに、自分の病気のことを話すことに対して抵抗がありました。やはり、この先の社会人としての生活を考えると、リスクもあるのだろうなぁ、と思うので。でも、それでも私は、私の周りの家族や友人知人には、健康であって欲しいと思ったし、代替療法に取り組んだ有名人が亡くなったことが大きく取り上げられることがあって、代替療法に逆風が吹くかのような状況を聞き及んだりするにつけ、自分がこれまで学んで取り組んで来たことを思えば、やはり、せめて私の身近な人には、その状況に流されてしまうことがあって欲しくない。そう思って、今回、このエントリーを書くことにしたのでした。