打越通信

日記ふういろいろ

気分新たに

2018-07-08 02:30:40 | 日記ふう
ものすごい豪雨で雨戸に激しい雨が叩きつけられている。
窓を少し開ければテレビの音も聞こえない、緊急車両のサイレンの音が轟音の中にも聞こえる。
ワールドカップも準々決勝の2試合を続けざまに見てしまい、すっかりと午前様だった。
目が覚めたのが正午前というとんでもない時間だった。
雨はすっかり止み、静かで涼しい朝(いやいや昼まえ)、テレビでは大雨の災害情報がテロップをはさみながら流れていた。
雨とワールドカップの影響で今週はすっかりと寝不足気味だったので良い休養になった。
昼過ぎから朝飯なのか昼飯なのかわからない食事をして退屈だったので部屋の模様替えをした。
福岡に出てきてまる二年、掃除もかねていろいろと家具の配置を変えてみた。
家具と言っても小さなタンスが2つと2人掛けの小さなテーブルとイスなので模様替えといってもそうは大きくは変えられない。
2Kの部屋なので片方は寝室兼テレビや電子ピアノなどがあり手が付けようがない。
模様替えをしたのは台所兼パソコンや事務処理をする方の部屋だ。
角部屋なので一方には窓があり、そこにピタリと付けていたテーブルを真ん中に出し、壁際に置いていたタンスを窓側に配置した。
いやいや、たったそれだけのことだが部屋の雰囲気はすっかり変わり、気分も新たになるのだから面白い。

模様替えと部屋の掃除をして久しぶりに読書タイムだった。
村上春樹の音楽に関する短編集「意味がなければスイングはない」だ。
二人のピアニストに関するエッセイで、時代は少し(16年ほど)違うが生まれた境遇も育った背景も似た2人が音楽(ピアノ)に向かう姿勢というのか考え方というのかアプローチが違うわけだ。
練習はあまり好きではないが豊かな才能と技術で不思議な音楽を作り上げる、一方の方は練習はするが派手さもなくコツコツと作り上げるタイプだという。
簡単な旋律でも何度も何度も繰り返し妥協を許さないような音を作り上げるといったものだった。
いずれにしてもピアニストとして名を残した偉大な演奏家だから並みの才能ではない。
明日から再び大雨の予想が出ているし夕方からCDショップとレンタルショップに出かけ探してみたが前者のルービンシュタインのCDは何枚かあったが、聞きたかったほうのぜルキンのCDはなかった。
ダウンロードで探せばあるかも知れないが今日はそこまでだった。

ワールドカップもいよいよ準々決勝のあと2試合と準決勝、決勝となる。
上記二人のピアニストの相違と各チームの相違が重なってくる。
何の世界も一流といわれるにはそれなりの技術は当然だが、紙一重の何かを持っていないといけないようだ。
当然、凡人の私にはわかるすべすらない。
でも、その相違が感動を生むのかもしれないな、などと思う。

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