会津天王寺通信

ジャンルにこだわらず、僧侶として日々感じたことを綴ってみます。

比叡山から発する平成30年の言葉は「憶和敬」 柴田聖寛

2018-02-23 07:47:52 | 信仰

先月8日に延暦寺会館で執り行われた年賀式で、小堀光實延暦寺執行から平成30年の比叡山から発する言葉として「憶和敬」が発表されました。法華経三部経の結経「観普賢菩薩行法経」のなかの「お互い和をもって敬い合う」と導いた教えにもとづくもので、六和経からなっており、身和敬、口和敬、意和敬、戒和敬、見和敬、利和敬で、それぞれ礼拝、讃美、信心、戒め、見解、修行を意味します。穏やかな心を保ち、つつしみ深く相手を敬う心があれば、争いが生ずることはないのです。とくに今の世の中は殺伐としています。さらに、東アジアの情勢は、まさしく戦争一歩手前です。小さなことから大きなことまで、平和を維持するには「憶和敬」なのです。その言葉を噛みしめ噛みしめ、この一年日々の祈りを捧げていきたいと思っていますので、何卒ご指導ご支援のほどよろしくお願いいたします。
                            合掌


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