会津天王寺通信

ジャンルにこだわらず、僧侶として日々感じたことを綴ってみます。

今年の比叡山から発信する言葉は「照続永劫」 柴田聖寛

2019-02-13 12:13:47 | 天台宗

「比叡山から発信する」今年の言葉は「照続永劫」です。平成31年延暦寺年賀式が去る1月8日に執り行われ、森川宏映天台座主猊下の御言葉が述べられたのに引き続き、小堀光實延暦寺執行より「照続永劫」が披露され、「宗祖伝教大師の御教え、御心は『不滅の法灯』のように脈々と世を照らし続けている。そのともしびを幾千代までも永く照らし続けていこうという意味です」と語られ、身をもって実践することを呼びかけられました。

 永劫とは限りなく長い年月を指すといわれます。灯の命をつなぐことでしか、それは実現できません。未来に向かっての灯を一人ひとりが絶やさないようにする。そのことの大切さを説いた言葉ではないかと思います。

                                                                   合掌

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中国の天台山で道教の晋山式に参列 柴田聖寛

2019-01-08 19:06:09 | 天台宗

 

  道教南宗天台山桐柏宮修道院長に就任した張高澄中国道教教会副会長

先月26日から29日にかけて、中国浙江省の天台山に行ってまいりました。中国の浙江省の天台山にある道教南宗天台山桐柏宮に招かれたためです。張高澄中国道教教会副会長が同宮の修道院長に就任するお祝いの式典(晋山式)に参加したのでした。中国道教協会が主催、浙江省道教協会の共催で行われたもので、約千人が参列しました。

 日本からの出席者は滋賀県の玉泉寺の吉田慈敬御住職と私の他一名でした。25日に天王寺を出発し、東雲寺に一泊。26日の朝に名古屋の中部国際空港をフライトし、約3時間で寧波櫟社国際空港に到着。迎えの車が準備されており、約2時間半かけて同宮に着きました。宿泊所となった温泉山庄で前夜祭が盛大に行われ、精進料理が振る舞われました。

 27日の晋山式は銅鑼が鳴らされ、同宮一帯は道教の祭服の人であふれかえりました。私は紫系の素絹の僧服で参列しましたが、仏教とは違って派手な色であったのに圧倒されました。仏教、儒教とともに、道教は中国の三大宗教の一つであり、後漢の時代から天台山に根を下ろしたとも伝えられます。日本の神道に近いともいわれています。他宗教を理解せずして平和は実現されませんから、道教についてもこれから勉強していきたいと思っています。

 式典後に天台宗の中心である国清寺や護国寺の御住職を訪ねて懇談しました。このあと天台山を下りて寧波市で一泊。28日の朝には寧波櫟社国際空港をフライトし、中部国際空港に到着。行きと同じく東雲寺で一泊してから、30日の午後には天王寺に帰ってまいりました。年末の慌ただしい旅行でしたが、吉田御住職のおかげでかけかえのない経験をすることができました。また、中国滞在中は袁珂さんには大変お世話になりました。ありがとうございます。


晋山式の資料

 

 


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徳一に関するパネルデスカッションを会津若松で 柴田聖寛

2019-01-05 11:50:44 | 天台宗

新年あけましておめでとうございます。今年は徳一に関する講演会とパネルデスカッションを企画したいと思っています。伝教大師最澄と法相の僧徳一の間で繰り広げられた三一権実論争はあまりにも有名ですが、天台宗の側から深く掘り下げてみたいと思っているからです。6月を予定していますが、決定次第ブログでも皆様に告知いたします。

干支にちなんで猪突猛進ということもありますが、それを実現するために抜かりなく進めていくつもりでおります。とくに新年早々、お御籤の元祖である元三大師(良源)ゆかりの玉泉寺(滋賀県)でお祓いを受けましたから、きっと良いことがあると確信しております。

  合掌

 

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26日から29日まで天台山に出かけます 柴田聖寛

2018-12-15 21:59:48 | 旅行

 師走もおしつまってきましたが、来る26日から29日までの日程で訪中し、天台山に出かけることになりました。名古屋空港から浙江省の寧波櫟社国際空港を経て、そこから車で天台山に向かいます。

 元三大師(良源)ゆかりの玉泉寺(滋賀県)の吉田慈敬御住職が企画されたツアーに参加することになったもので、天台山は天台大師(智顗)が隋の時代に、法華経にもとづく天台教学を確立した山として知られており、日本の天台宗もその流れを汲んでいます。

 これまで15回天台山に私は登っていますが、今回の旅行もブログにアップしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

                           合掌

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平成30年の師走にあたって  柴田聖寛

2018-12-07 08:55:23 | 天台宗

今年は例年になく天災が多く、人の心も落ち着かなかった気がしてなりません。今まさに大きな時代の転換点に立っているのではないでしょうか。私にとっては忘れられない年となりました。去る6月にはエルサレムに出かけ、平和の祈りを捧げることができたからです。それから聖書を熱心にひもとくようになりました。宗教は違っていても、相互理解を抜きには世界平和は語れないからです。私の二冊目となる『聖地仏都巡礼』も今年中に発刊する目途が付き、今印刷と製本にかかっています。御朱印帖としても利用できますので、少しでもお役に立てればと願っております。今月の25日から30日にかけて中国の天台山に出かけます。慌ただしい年の瀬になりますが、新年早々にブログでご報告をいたしますので、何卒よろしくお願いいまします。

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