会津天王寺通信

ジャンルにこだわらず、僧侶として日々感じたことを綴ってみます。

会津天王寺の百日紅は今な見頃です 柴田聖寛

2017-08-26 09:19:28 | 天台宗

天王寺の百日紅(さるすべり)は今が見頃です。私が修行していた京都の大原三千院から分けていただいたもので、25年ほど前から丹精をこめて育てました。私自身が何回も人生を失敗していますから、ひとしお愛着がある花です。阿弥陀経にも7回滑って8回目でうまくいったという話がありますから、祈りの心に導いてくれる花ではないかと思います。天王寺の百日紅は真っ赤な朱が主流ですが、ピンクや白、さらには紫まであります。百日紅は歳時記では夏に属しますが、9月末まで花は咲いていますので、気軽にお立ち寄りください。

 

こぼれ日にさそはれ見るや百日紅   水原秋桜子

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世界仏教大会INソウルに参加して平和への祈りを 柴田聖寛

2017-08-02 14:53:00 | 天台宗

今東アジアがきな臭い状況になっていますが、今こそ信仰者の祈りの力ではないでしょうか。2017年世界仏教大会INソウルが9月7日に開催されますので、私も出席して、世界中からやってくる仏教者ととともに、平和への祈りを捧げたいと思っています。

慈覚大師円仁様のために働いてくれたのが朝鮮族の近衛将軍李元佐でしたから、天台宗の僧として私は、韓国には親しみを覚えてなりません。李元佐は円仁様の大変な協力者でありました。信仰者としての仁徳もあって、円仁様との別れにあたって「来世で和上の弟子になりましょう」と述べたのでした。日本への仏教伝来に関しても、公伝では552年に百済の聖明王が使いを遣わして、仏像、経論を伝えたといわれます。年代については様々な説がありますが、朝鮮半島経由であったことは確かです。訪韓は今度で二度目ですが、慶州では石窟院などの仏教の史跡を見て回る予定でおります。

9月6日に訪韓し、9月9日に帰国するという慌ただしい日程ですが、帰国後はすぐに皆さんにご報告いたしますので、何卒よろしくお願いいたします

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