前回の続き。。。
某金看板業者様が窓口になってどっかのモジュール修理屋さんで『O/H』したと言うE-GASモジュール。。。
例によって当社の目的は特定の業者さんを晒す事では御座居ませんので某金看板業者様の名入り封印シールの部分は寅🐯ちゃん印で隠します。。。
さて、、、取り敢えず開けてみましょ。。。
GMモジュールと同様に電解コンデンサーが三つ交換されていた以外は特に手を入れた箇所は見当たらない。。。
作業請負い側も超低コストなO/Hを要求されたに違いないね。。。
ウチだったらそんな依頼は断って門前払いとなる様なお話だったんやろな。
コレじゃあモジュールの動作の原点となる電源回路の補修も中途半端なお話となってまう。。。
この時代の電源回路の設計はコンデンサとトランジスタの組合せで10年も使用すると動作不安定になるのでメンテナンスが必要になる。。。
この部分のメンテナンスに結構なコストが掛かるモンだから『コスト重視で安い❗️』モジュール修理業者だと先ず全く施工 対象には入っていないですな。。。
まあ、定価10万円以上と提示されたO/H価格が大幅割引で3万円台で施工となればこの位のリスクは仕方がないかもですね。。。😅
請負作業者側はその半分かそれ以下で作業を請負っているのでしょうからね。。。
劣化が一番激しい電解コンデンサーを単純交換すれば交換した直後は電解コンデンサーの設計値に近い性能曲線を描きますので基盤は元気良くシャキッと動作しますが、、、動作時間が経つにつれて電解コンデンサーの減衰が始まってコンデンサーの設計値から段々とズレ始めて安定期に入ります。すると基盤は若干の性能低下が始まりますが体感する程ではありません。。。
暫くそのままの性能を維持して電解コンデンサーの寿命まで完うすると言うものです。
電解コンデンサー以外にも劣化する電子部品も有りますので電子回路の不調は電解コンデンサーが原因とは言い切れません。。。
が、、、劣化要素が激しい電子部品は電解コンデンサーが一番なので基盤のメンテナンス時にはマストで交換となります。。。
今回の当該のE-GASモジュールにあってはコスト=作業内容の反映って感じな具合でした。。。
取り敢えず現在はスロットルアクチュエーターコントロールに不穏なモノ等が見られますが、今回はオーナーさんの御意向で当社での手直しは見送られるそうなので蓋をして終了と相成りました。
現車は来る10月に車検らしいですが、、、恐らくこのままでは車検を通す事も難しいかもですね。。。
ニュートラルスイッチも逝ってるし、供給終了で入手は不可能っぽいし。。。
今回はGMモジュールだけ治してGood Luck❗️です。。。
取り敢えずエンジンが掛かって動かせれば良いと言った具合のオーダーですな。。。
ニュートラルスイッチはボンネット内の3Pソケットの真ん中端子に+12V直結でセルは回るけどね。。。
南無妙法蓮華経。合掌🙏。。。