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以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

ステイホームの引き篭もりネタ。。。

2021-05-17 14:06:00 | 日記
昨晩の一件のお問合せメールで当社でW124のメーターフルO/H時にサイドブレーキ警告灯や燃料警告灯をLED化している事において耐久性や明るさについての疑問を投げかけて来たユーザーさんがいらしたので今回は警告灯のLED化につきまして解説致しますね。

但し、ユーザーさん御自身で警告灯のLED化をされる場合には自己責任にてお願い申し上げます。又、ウインカーインジケーターL,R、燃料警告灯、ハイビームインジケーター、サイドブレーキ警告灯以外の箇所のLED化につきましては様々なリスクを伴う為に当社では推奨致しておりません。
尚、お客様御自身で製作されたLED警告灯を装着されてメーター基盤の破損などの故障発生の場合も当社には何ら責の及ぶ事は御座居ませんので悪しからず御了承下さいませ。
本LED化における部品規格、入手方法、製作手順等のお問合せにつきましても一切の回答は致しませんので悪しからず御了承下さいませ。


多分、前ブログのこの画像をご覧になってお問合せ戴いたのだと思いますが。。。

当社は点灯頻度が高く、比較的よく球が切れる箇所についてLED化を推奨致しております。

例えば計器盤を照らす照明。。。

W124のモデルにあってはメーター背面にセットされた3Wの電球💡の光をメータークラスター上部左右にある導光板にて光を伝導させてクラスター上部前側から計器盤を照らす構造になっております。
故に単に電球💡をLEDに交換してもLEDの光の指向性は電球の光とは異なる指向性な故に電球💡よりも暗くなってしまう率が高くなります。
オマケに新車から30年選手の個体のメータークラスター上部左右に入る導光板もかなり劣化が進み電球💡の光を集光する部分も水飴状に溶けているモノも実際に多いです。

よって、当社では導光板を撤去して計器盤への光照射位置にLED基盤をセットしてLEDの照度も明る過ぎない光量を電気的に設定して、自動車と言う使用条件において一番問題となる『微妙な電圧変動』によるLEDのチラつきを防止しています。
更に激安LED部品にありがちなメーター下部左側にある照度調整ノブが効かなくなると言う問題も当社製品では解消されておりますのでご安心下さって結構です。🤗

発光色は電球色💡の他に無色透明やブルーなども選べますがオリジナルを大切にするなら電球色💡ですな。。。

と、、、照明に関して言えば通常の使用であればコレでほぼ半永久的に切れると言う問題は解消される訳であります。。。

次に冒頭のお話の警告灯類のLED化。。。
此方も点灯頻度が高いインジケーター類につきましてLED化を行なっております。

電球はメーター下部左側の充電警告灯以外は全てこの形状。。。
ウインカーインジケーターL,Rも共通。。。
燃料警告灯もコレでヨイ。。。

当社ではコレを加工してLED化を行います。






ソケット端子に対応するダイオードを半田付けして。。。


上部にチップLEDを載せます。

此方は燃料警告灯、サイドブレーキ警告灯に用いられるモノなので赤色発光ダイオードです。

いざ点灯試験。。。

赤色にて正常点灯を確認して完成。

と、こんな具合で製作致しておりますがLEDは電球💡とは異なる光源ですので電気的にも車載使用と言う事で各種対策を要します。

LEDを発光させる為に抵抗器を直列で接続させる手段が非常に多いですが、自動車と言うモノはエンジン回転によってオルタネーターを回転させていますのでバッテリー端子間🔋電圧が常時一定ではありません。。。
純正のオルタネーターであっても微妙な電圧の上下は御座居ますのでその電圧変動がLED点灯時のチラつきにも繋がります。
よって机上で『電圧12V、LEDの定格電流値20mA』などと決めて抵抗器の値を計算値で決定して回路を設計してしまうと、、、オルタネーターの回転数やエアコンなどの負荷で常に電圧は変動致しますのでLEDの微妙なチラつきにも繋がります。。。
又、エンジン始動直後等の高回転時にバッテリー端子間🔋電圧は14.2V位まで上がる事も御座居ます。。。
そうすると最初の計算値で用いたバッテリー電圧12Vを越す数値となる為にLEDの定格電流値を越す事もあり、最悪はLEDが切れてしまいます。
もっともLED発光状態でのチラつきの時点でLEDにかかる負担は大きいのでLEDは短命に終わる事が多いですね。。。😎

社外のア◯バン◯のオルタネーターなど装着されていたらLEDなど一撃ですな。。。🤣
ウチの製品も瞬殺だった話が実際にありますからね。。。

当社ではそんな問題を解消すべく製品の改良を行い、既に17年来の熟成された技術を提供しています。。。

と、まあウチのLED製品は以上の様な感じで市場に出ております。。。


毒車の修理においての車屋の限界点。。。

2021-05-16 19:37:00 | 日記
前回のブログで触れた「ガスが濃い」について今日の雨模様とコロナ禍の巷にあって良い子の皆さんは自宅に引き篭もってこんな偏屈オヤジのブログを読んでる人が多いらしく電話やメールでの問合せが妙に早いレスポンスで数件。。。

KEジェトロのW124前期モデルで車検に陸事に持ち込んだら排ガスで落とされたって話。。。
あのさ、、、このブログの俺過去記事で書いてるよね。
無闇矢鱈に機械式エアフローAssyのミクスチャーADJの六角ネジを回すなって❗️

しかもグルングルン回してもCO値が下がらず車検ラインでダメ出しを喰らったって話。。。

其れって既にエアフローAssyに問題があるか、フューエルガバナーのコントロールの不良が疑われる訳でフューエルガバナー本体かKEコントロールモジュールの不良が疑われるわ。。。
問題は仮にエアフローAssyを新品交換するにしても換装後のミクスチャーの調整がキチンと出来るかどうかが不明な訳で其処は依頼した工場が経験があるか無いかで大きく異なるね。
ヘタすりゃ更に滅茶苦茶にされて「旧いんだからしょうがない。」とか曰う馬鹿な車屋も多いからね。。。

KEコントロールモジュールの不良に至ってはトラブルシュートで其処まで行き着けない「旧車専門店」の修理屋も多いね。。。🤣🤣🤣

意味不明に「アイドルエアバルブを清掃した。」とか曰わってバッチリ工賃をせしめるエグイ商売をしとる車屋も居るが、、、俺的には「アイドルエアバルブの清掃って何やるの❓教えて。教えて〜。」って感じ。。。
アイドルエアバルブをヘタに洗浄したりしたら一発ブチ壊れます。。。
車屋独自の新技術❓❓で、、、治ればヨイけどね。。。まず治らないね。。。🤣🤣🤣


☆画像はイメージです。

判らねえならこれ以上深みに嵌る前に素直に白旗揚げろって感じ。。。
ところが「W124,W126専門店」の看板掲げてたらそうもいかねえモンだから無茶苦茶なインチキ修理に走るんだわwww.....😱

W124の1993y〜モデルのHFMを搭載したモトロニック。。。
派手な看板でお客を集客してこれ見よがしに最新式の診断機で車両チェック。。。

だけどね、、、この時代の毒車で診断機でチェック出来るのはエンジンの制御に纏わる部分だけで現行車種の様に車両の隅から隅まで診断機によるチェックが出来る訳じゃない。。。
しかも、HFMモジュールに纏わるフォルトコードの内容一つ一つを理解していなけりゃ故障の肝にも行き着けず完治させられない何て話も多多ある。。。
又、各センサーの数値やアクチュエータの数値、動作状態のグラフ表示から不調を判断する基準も整備屋のスキルとして備えているべきなのだが多くは勉強嫌いな不良上がりの整備屋ならぬパーツチェンジニアだからそんな判断も難しい。。。
例えばO2センサーの劣化。。。
診断機で動作状態の波形を出して良否を判断すべきなのだがその判断も出来ずにO2センサー不良による燃料供給過多も見抜けず結果的に治せないと言う話が多い。。。
いよいよO2センサーが断線して診断機でフォルトコードが出て初めて「O2センサー要交換」と言う診断を下す。。。


☆画像はイメージです。

エアマスセンサーについても同様❗️
エアマスセンサーの動作状態のグラフ表示を見て良否の判断も出来ず、、、
いよいよ「HFMセンサー断裂」などのフォルトコードが出て初めてエアマスセンサー交換。。。
だけどね、、、エアマスセンサーが断線って普通に使ってたらあまり無いのよ。。。
大体はメインハーネスのアース不良かインジェクション電源の不良。。。
メインハーネスが問題無けりゃあ電源供給側のリレーだったりするんだけどね。。。

この時代の毒車は診断機をあてても故障の中核が示されない場合もあり、その診断結果を基に検討、考察する思考力が必要な場合も多いのです。。。
況してやフォルトコードの内容がHFM内部の問題だったりすると最早整備屋の理解力を超越している事も多いので其処が限界点ですな。。。

要は診断機が必要な車種には当然診断機を使用するのがマストですが、その診断機ばかりを頼りにする整備屋は旧い毒車の修理においてトラブルシュートがキッチリ出来ないのでキャパシティもかなり低いってコトです。。。

経験値の無い整備屋さんはもっと知識に貪欲になって勉強すべきなんですけどね。。。


またまた失礼な生き物が増殖中ですな。。。

2021-05-16 11:31:00 | 日記
以前にも居たが、当社に現車入庫予約をしておいて当日になって無連絡のままバックレ‼️😤
或は、、、モジュール類などの修理品を「御社に送ります。」と連絡して来ておいて一週間経とうが一ヵ月経とうが修理品が到着する様子の無い輩。。。

やらねえならやらねーで一言断りの連絡位よこせよな❗️😤

此方は受け入れ体制を整えて他のお客様からの依頼事項と絡めて工程を組んでるんだからよ❗️
ウチじゃなくて他社に依頼するならそれも良しやけど一言連絡位よこせと言いたいね❗️

金が無えのが大半の理由なんだろうがだったらそんな車棄てちゃいなさいよ❗️
ちゃんと走らない車何ぞタダの鉄屑粗大ゴミやで。。。

もっと最悪なのは遠方の客などで近隣の修理工場に現車を入庫して故障診断。。。
診断機によってフォルトコードを洗い出すも、診断を行った整備士がチンプンカンプン。。。
で、、、修理屋からウチに問合せを頂戴する。。。
フォルトコードによるエラー内容についてお聞きして精査の上で大方の見当をつけて回答する。。。
例えばW124何て車は既に30年選手。新車時からモジュール類などの新品交換や修復措置を受けていないタマにあっては何らかの不具合を抱えていない方が不思議。。。🤔


☆画像はイメージです。。。

結局はフューエルインジェクションの制御不良に端を発する不具合が多く、、、最悪はインジェクション系統のパワーサプライ、、、電源回路が逝ってたりする事も実に多い。
そうなると、、、モジュール内部の弱点とも言える部分の修復改良はほぼ必須となる訳で相応のコストが必要になる訳である。。。
モジュール類の劣化の許容の限界を超えた状況に陥ったら修復或は新品交換は必須となる。

そんな状態である事を回答するとモジュール類の点検、修復の話に至る事になるが現車のオーナーにその旨を伝えると挙動不審になって何週間も回答無し状態が続いてその話は自然消滅に終わる事が多い。。。
特に南の国の地方がその傾向が強い❗️
余談ですが相変わらず飲酒運転が多いF県から来る話はほぼ100%眉唾モノが多いのでウチとしてはマトモに相手にする気になれない。。。
お隣の西瓜が美味いK県やカステラが美味いN県、芋焼酎が美味いK県のお客様は実に気持ちの良いお取引をして下さるのにやっぱり県によって常識が異なるのかね❓

さて、お話を戻して。。。
今、辛うじて走っている毒車のタマもオイラが音を聴いてみりゃ大体察しがつく。。。
吹けがイマニで生ガス臭くて、アイドリングもモヤ〜っとしていて其れが普通だと思って乗ってるユーザーを見てると知らないって怖い😱と言う話になる。。。
インジェクション制御不良或は点火不正が引き起こす未燃焼ガスの増加。。。


☆画像はイメージです。。。

ブローバイガス還元システムの許容を超す未燃焼ガスの量によって触媒付近に未燃焼ガスが滞留。。。
コレが高速走行中はまだ良いが高速を降りて信号停止になった際にアイドリング制御に切り替わった瞬間、一気に触媒が過熱して未燃焼ガスに点火❗️ファイヤー❗️と、なる訳である。。。😱

燃料の過剰供給によるエンジン不調は車を燃やす死の13階段を上り始めてるってトコですな。。。

毒車を燃やしたくなけりゃあ資金投入してキチンと修復あるのみですな。。。

W124メーターO/H完成の巻。。。

2021-05-15 22:26:00 | 日記
先日から続いておりますW124メーターのフルO/H&リメイク作業。。。
本日完成致しました❗️🤗




照度調整ボリュームユニットを分解O/Hして組み付け。。。










シコシコと研磨して再び組立。。。

そして、、、最終のお仕事。。。

ハイビームインジケーター、サイドブレーキ警告灯、燃料残量警告灯、ウインカーインジケーターは点灯頻度が高い為にインジケーターの球切れ頻度も高いので此方を切れにくいLEDに交換。。。

純正のソケット球を加工してチップLEDを植え込みます。🤗

一通りLED球の製作が完了してメーターに装着して点灯試験。。。








点灯試験で良好を確認して完成〜。。。

フルコースのリメイク作業もキッチリとやりましたと言うお話でした。。。

クラスターケースの塗装を「承ります。」と、仰るW126,W124世代のレストアを謳うショップもありますが、実態は単なる艶消し黒の缶スプレーで塗って終わりと言う仕事の様なので仕上がりの面でボロの多い出来上がりとなっていますね。。。🤣🤣🤣

結果、ウチに持ち込んでメーターAssyのフルO/H&リメイク作業のフルコースとなるケースが多々ありますが、、、

まあ、大抵は計器類の修復も素人以下の作業を受け、、、



☆画像はイメージです。

☆画像はイメージです。


☆画像はイメージです。


☆画像はイメージです。

プロショップを名乗る馬鹿な車屋のお粗末仕事の後始末は相応のコストが掛かりますので「安い。早い。」が魅力的な方に当社は合わないと思います。悪しからず。




W124メーターのO/Hも華僑に。。。

2021-05-14 19:57:00 | 日記
本日、クラスターケースが塗装屋さんから仕上がって参りました。。。









早速、トリップリセッターのノブの装着、ウインカー表示のグリーンフィルムの挿入、警告灯類のカラーシートの挿入、クリヤーシールドの接着を行いました。


施工前のお姿と比較すると垢抜けた感じに。。。










以下、施工後の部分画像です。






後は照度調整のレオスタットをO/Hして電球色LEDの照明用基盤をセットして概ね完成です。

今回はよく切れるサイドブレーキ警告灯、ハイビームインジケーター、ウインカーインジケーターL,R、燃料警告灯をLEDに変更と言うメニューも入っております。。。

全ては餅は餅屋の集大成です。。。(笑)

To Be Continued........