昨日、昨年からの案件をクリアして参りました〜。。。
御依頼者は都内中心部の某修理工場さん。。。
お車はW124 E500で過去に某有名業者によってモジュール修理を受け、、、その修理内容に色々と訳アリでスッタモンダの挙句、、、現車に装着されていたE-GASモジュールが治しきれず、、、代わりにモジュール修理業者より提供されたW140用のE-GASモジュールを装着。。。
一応エンジンが掛かって普通に走る様にはなったがオートクルーズが効かず。。。
そりゃそうだ。。。W124とW140とではオートクルーズの車速信号が異なるからE-GASモジュールに互換性は無い。。。
よって、、、モジュール修理業者が治せなかったE-GASモジュールを当社で修理した。。。
どうせならってコトでLH,ASR/ABS,GMの各モジュールも同時にO/H。。。
と、、、ココまでが昨年のお話。。。
ところが、O/H済のモジュール類を装着してエンジンを始動してみると何かエンジンが吹けない。。。時折ASR警告⚠️ランプが点灯。。。
この事象に現場の整備士さんもお手上げモードの様でしたのでトラブルの肝を潰すべく特別出張診断。。。(つまりは乗り掛かった船。。。)
移動の車🚗の中で中島みゆきさんの『宙船』を聴きながら気合いを十分に入れて都内中心部へGo‼️
愛用の診断機X431を持参して現車の現状のフォルトコードを拾う。。。
すると、、、GMモジュールとE-GASモジュールにフォルトコードが一杯‼️😅
エンジンを掛けて吹けない状態で診断機でエアマスのデータストリーム。。。
エアマスの補正が殆ど効いておらずエンジン回転の変移に対して値が51kgでほぼ固定。。。
先ずエアマスセンサー(HFMセンサー)の死亡が決定的となりましたねん。。。
聞けば新車時からエアマスは未交換で来たらしいので老朽化していてもおかしくない。。。
フォルトコードもHFMセンサー信号の異常を示すエラーが刻まれていたのでエンジン不調の原因はエアマスセンサーを工場さんのお手持品と交換する事で解決。。。😄
エアマスセンサー交換後はセオリー通りにヘッドライトスイッチをONにしてからエアマスセンサーのカプラーを装着する。。。
エンジンを掛ける前にエラーだらけのGMモジュールを外してウチから持参したGMモジュールに一旦交換。。。
エラーだらけの現車に装着してあったGMモジュールは常時供給電源に絡むエラーが出まくっていた。。。つまり、、、当該の現車についてはバッテリー🔋を一旦下ろして充電して再搭載されたそうなので端子接続時の一瞬の大電流がGMモジュールの常時電源入力回路を飛ばした線が有力となった。。。よってウチで持参したGMモジュールで試運転。
エンジンスタート。。。エンジンは一発始動。キチンと吹け上がる。。。😄
そのまま暫くアイドリング。。。ASR警告灯⚠️の点灯も無くほぼ普通のアイドリング。。。
ただ、診断機を接続するとO2センサーのON-OFFレシオが55%〜70%辺りで推移しとる。。。
O2の電圧値も妙に低いのでO2センサーの死亡による燃料リッチと診断した。。。
当該の現車から取り外したGMモジュールは当社にお持ち帰りで修復対応。。。
後はASR/ABSモジュールとASRハイドロリックユニットの通信エラーが時折発生しているのでASR/ABSハイドロリックユニットのO/Hも推奨しときました。。。
と、まあ乗り掛かった『宙船』のオールをキチンとコントロールして岸壁に着岸させました。。。
コレで御依頼者の整備士さんも一安心。。。😄