普通の無毒な日本車のガソリン車じゃ余り気にするトコじゃないですな。。。
車の電装系を弄る時ってセオリー的にバッテリー🔋のマイナス端子を外しますな。。。
作業を終えて最後にバッテリー🔋のマイナス端子を接続するのが流れだと整備士さんは認識されとるでしょうが、はい。それで正解どす。。。
ところが、、、普通にバッテリー🔋のマイナス端子を接続しても何ら問題が起きないのは出来の良い優等生な日本車であって、、、毒車にはバッテリーの接続作業一つをとっても『甘くない罠』が潜んでいますねん。。。
バッテリー🔋の劣化度合いにもよりますが自動車搭載時の+−両端子接続時に当然、車台側には一瞬ですが常時電源供給回路に突入電流が流入します。
この突入電流は一瞬とは言え結構なエネルギーを持つので車両制御用コンピュータや積算機能付きセンサー類に悪影響を与える場合が有ります。
日本車はコンピュータ類やセンサー類に入る突入電流を一旦ゲートで緩衝する回路の設置や車台の電源装置にサープレッサー回路を設置する事で突入電流に因る被害を皆無にしております。。。
しかし、、、毒車には殆どそう言った対策は無く、、、バッテリー🔋端子接続後即終了と言う『事故』発生の可能性が多分に御座居ます。。。
コトに『バッテリー🔋端子を外すから一旦バッテリー🔋を下ろして充電しとこ。』だとか『バッテリー🔋を新品交換しとこ。』など普通に良かれと思ってバッテリー🔋を元気にする措置を行った場合に『事故』のリスクは高まります。。。
防止策は突入電流を消費させてやればコンピュータ機器等への突入電流は防止出来るのでバッテリー🔋端子接続前の一手間としてヘッドライトスイッチをONにしておく事が機器破壊の防止最善策です。。。
この一手間を講じなかった事で高価なユニット類を即死させた事例を過去多く見て参りました。。。
先ず、毒車が突入電流で即死し易い部品は『エアマスセンサー』。。。
W124だとモトロニック制御モデルになった後期モデルが特によくやる。。。
バッテリー🔋端子を接続してエンジンスタート。。。
何か吹けない。学習が必要かと思って何分アイドルしてもそのまま状況は変わらない。。。
それどころかE-GAS付きモデルにあっては時折ASRランプが点灯。。。😱
エアマスが逝った可能性が高いね。。。
診断機でエアマスの補正値の変移を確認してみな。。。殆ど固定値になってたら終了。。。
後はLH制御モデル。。。そう、、、W124の400E/500Eに搭載される名機119系エンジン車の制御モデルやねん。。。勿論W140も同様。。。
LH制御モデルのエアマスセンサーもバッテリー🔋の突入電流で即死し易いので要取扱注意⚠️である。。。
この場合もエンジンスタートはするが何か重苦しくて吹けない。
診断機でエアマスの補正値の変移を確認したら結構滅茶苦茶な値が出るのでその時点で終了。。。
後、、、稀にASR/ABSハイドロリックユニットの基盤が焼けて逝く事もあるので御注意を❗️😫
オマケに1991年10月期〜1995年9月期生産のW124 400E/E400,500E/E500のエアマスセンサーはとうの昔にメーカー供給が終了しております。。。
現在では供給が有った時代の定価から遠く掛け離れた価格相場で取引されとるらしい。。。😱
この年代の電気化過渡期モデル全車に言える事だが、エアマスセンサーが劣化して旧いと突入電流で特に逝き易いのでバッテリー🔋端子の接続には注意が必要です。
バッテリー🔋が新しかろうが古かろうが毒車のバッテリー🔋端子接続時にはヘッドライトスイッチをONにしておく癖をつけておくべきですね。。。
因みに余談ですがW220で普通にヘッドライトスイッチOFFでバッテリー🔋端子を接続してしまうとメーターや安全装置、サスペンションコントロールがバグって妙な制御を行う場合があります。。。エンジン停止後にイグニッションキーが抜けなくなったり。。。😱
と、、、まあ毒車には国産車では対策されている事象も全く想定されていない設計の部分があるので知っといて損は無いかと思って今回は記事にしました。。。