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チラシの裏

横溝正史 悪魔の百唇譜

2009年09月06日 | ミステリ
横溝正史の「悪魔の百唇譜」東京文藝社版(昭37年)です。 上が函で、下が表紙の装丁です。 日本の古本屋データベースで見ると、 けっこうな値がついているようですが、 気がつくとカーの絶版本より 横溝正史の古い単行本がいい値で取引されているんですね。 作品としてはもう「下」ですけどねえ。 . . . 本文を読む
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横溝正史編 日本の名探偵

2009年09月05日 | ミステリ
横溝正史が、日本の名探偵とその登場短編を編集したもの。 横溝正史は序文を書いているだけで、 各探偵の紹介はおそらく河出書房の編集部が書いたのでしょう。 とうぜん正史が選んだのは、松本清張以前の探偵たち。 捕物帳から「半七」「右門」「平次」「顎十郎」「釘抜藤吉」 乱歩以降からは 「明智小五郎」「法水麟太郎」「金田一耕助」「神津恭介」… わたしとしてのイチオシは「帆村荘六」と「釘抜藤吉」ですね . . . 本文を読む
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銀河は砂粒のごとく B・オールディス

2009年09月04日 | SF
本棚から発掘しました。 大昔に読んだのですっかり忘れています。 どんな話だったのか中をを見ると… コードウエィナー・スミスみたいですね。 超遠未来の寓話風です。 オールディスは才人なので、 スミスのオマージュなんて簡単そうです。 裏表紙をめくると、荻窪・岩森書店の紙ラベルが張ってありました。 日時と価格を書いた部分が切り取れるようになっていて、 本来なら切り離されるものが、 なぜかそのままに . . . 本文を読む
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古本屋めぐりをしていた頃 2

2009年09月03日 | 本棚の埃
所持しているカーの中で一番レアなのは別冊宝石「九人と死人で十人だ」。 知り合いから譲ってもらいました。 翻訳がひどくてなにが書いてあるのかよく分からないながらも、 もしかしたら面白い作品かもと思わせるなにかがありました。。 古本屋で買ったカーの中で、 一番高かったのは、たぶん「ハイチムニー荘の醜聞」の2000円だったかな? 「剣の八」はなぜか800円でした。八、だからでしょうか? (当然絶 . . . 本文を読む
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古本屋めぐりをしていた頃

2009年09月02日 | 本棚の埃
古本屋めぐり、などという爺くさい趣味にはまったのはいつからでしょうか。 時期はともかく、理由ははっきりしていて、 ジョン・ディクスン・カーと横溝正史の本を探す これが最初の理由だったことははっきりしています。 中学生・高校生のころは暗黒時代だったので、 古本屋でしか出会えなかったわけです。 うちの町の古本屋でカーの創元版「殺人者と恐喝者」「毒殺魔」を見つけたときは驚きました。 あとでそ . . . 本文を読む
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ミスター・ディアボロ  A・レジューン

2009年09月01日 | ミステリ
カーの衣鉢を継ぐ、とか まだこんな作品が残っていた! とか 謎の怪人、衆人環視の中での消失、密室殺人、とか 裏表紙にいろいろ書かれていますが、 半ばまで読んだ感じでは、 そこまでの作品だろうか? と疑問符付き。 話の出だしは「三つの棺」を思わせましたが、 事件がおきたあとは例の尋問が延々と、本半ばまで続きます。 で、読み終わったのですが、 期待しないで読んだほうが面白いでしょう。 . . . 本文を読む
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