1から3まではホックの自選短編集だったのですが、
4はホックが選ばなかったアーク作品から木村二郎が選んだ作品を収録したものです。
後書きで木村二郎が書いているように、著者が選ぶ作品と読者が選ぶ作品とは乖離があるわけで、
たしかに木村二郎が選んだ作品のほうが、面白いような気がします。
なぜなんでしょうね。
3までの作品とくらべると、少し長めなので伏線とミスディレクションがしっかり張ってある感じがしますね。
あくまで感想でしかないですが、ホックの作品にはいい意味でのハッタリが足りない気がするんですね。
カー、クイーンといった黄金期の作家と違って、戦後にデビューした作家はリアリズムの洗礼を受けているせいか、
ハッタリを効かせることが嫌いで、それがミスディレクションの振り幅の物足りないさにつながっているかも。
5も出るらしいので、もっと面白い作品が出ることを期待してます。
■サイモン・アークの事件簿4 E・D・ホック著 創元推理文庫
4はホックが選ばなかったアーク作品から木村二郎が選んだ作品を収録したものです。
後書きで木村二郎が書いているように、著者が選ぶ作品と読者が選ぶ作品とは乖離があるわけで、
たしかに木村二郎が選んだ作品のほうが、面白いような気がします。
なぜなんでしょうね。
3までの作品とくらべると、少し長めなので伏線とミスディレクションがしっかり張ってある感じがしますね。
あくまで感想でしかないですが、ホックの作品にはいい意味でのハッタリが足りない気がするんですね。
カー、クイーンといった黄金期の作家と違って、戦後にデビューした作家はリアリズムの洗礼を受けているせいか、
ハッタリを効かせることが嫌いで、それがミスディレクションの振り幅の物足りないさにつながっているかも。
5も出るらしいので、もっと面白い作品が出ることを期待してます。
■サイモン・アークの事件簿4 E・D・ホック著 創元推理文庫
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