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チラシの裏

バンコランがクビになったわけ

2012年04月07日 | JDカー
カーの初期におけるバンコラン4部作において、最初の3作「夜歩く」「絞首台の謎」「髑髏城」と、 4作目の「蝋人形館の殺人」とは、謎の重層度が格段に違います。 最初の3作は凡庸な犯人あてミステリの域を出ていませんが、 「蝋人形館の殺人」にはカーが後に発表する傑作の予感を思わせる部分があります。 バンコランは彼自身の性格設定が災いして、 物語の途中でプロットを割ってしまうというやっかいな行動をとるこ . . . 本文を読む
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