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●今度こそ、《ぼくたちの友情は潔白》を証明できたの? 国会は、加計孝太郎氏らに証人喚問への招待状を!

2018年10月11日 00時00分19秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



リテラの記事【加計理事長会見で珍しく新聞・テレビ記者たちが徹底糾弾! 追い詰められた加計理事長がデタラメ言い訳連発】(https://lite-ra.com/2018/10/post-4296.html)。

 《あの史上最悪のゲス会見から約半年。…加計理事長はたった25分で打ち切った6月の会見以降、再び会見を開くことを拒否してきたが…ようするに、このまま加計理事長が再び会見を実施しなければ、愛媛県からの補助金打ち切りも考えられるため、しぶしぶ会見を開いたというわけだ》。

   『●「九十八日間もの臨時会の先延ばしこそ
      「加計隠し」だった」?(桐山桂一)…壮大な《もはやカルト》状態
   『●やっぱりネ、加計サイドの《面会はウソ》はウソだった… 
            加計理事長や官邸の嘘つき達はどう落とし前を?
   『●加計孝太郎氏「記憶にも記録にもない」と言われてもねぇ
             …2015年2月25日《面会はウソ》はウソです

   『●「これから気を付けます」「私が決めることではないので、
               お待ちしております」…証人喚問への招待状を!

    「リテラの記事【加計学園が報ステ記者を会見から締め出し!
     安倍政権とそっくりのやり口・火事場泥棒会見は
     すべて加計理事長の意向】…《しかも、加計学園はさらに卑怯な手
     出ていたことも判明。なんと、地元の記者クラブ加盟社しか会見場に
     入れず、集まったそのほかの記者たちを“門前払い”していたのだ》」


 また、リテラの続報【加計理事長のデタラメ会見に加計学園の職員も「ありえない」! 一方、NHKは安倍政権への忖度で完全に沈黙】(https://lite-ra.com/2018/10/post-4302.html)によると、《7日に開かれた加計孝太郎理事長の会見は、前回6月の会見をも上回る、人を舐めきった内容だった。この呆れ果てる会見を受けて、一部ではあるが、テレビのニュース番組もさっそく、加計理事長の発言の嘘や矛盾を指摘。厳しい追及の姿勢を見せた》…だそうです。
 でも、アベ様のNHKは相変わらずの模様。浅野健一さんが、《トランプ大統領よりも、メディアを手なずけている安倍首相のほうが悪質》というのも頷けます。

 アノいい加減な会見モドキに続き、しぶしぶながらも、ようやく2回目の自称《記者会見》。さて、この自称《記者会見》を開くことで、今回こそ、“ぼくたちの友情は潔白”は証明されたのでしょうか? 今回こそ、…ズブズブでダークなオトモダチとの友情を糊塗できたでしょうか?
 加計孝太郎理事長は、「これから気を付けます」「私が決めることではないので、お待ちしております」と仰っていた訳ですから、国会は、証人喚問への招待状を、さっさと送りましょうよ! 渡邉良人常務へも当然です。

   『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…
      諸悪の根源である“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻
    「日刊スポーツの記事【加計理事長、政府専用機で首相の外遊に
     同行していた】…によると、《加計孝太郎理事長が、2013年5月の
     安倍晋三首相のミャンマー訪問に際し、政府専用機に同乗して同行
     外務省側は、一部の首相の外国訪問では「希望する(企業)関係者の方に、
     経済ミッションとして同行してもらっている」と説明した上で、「加計学園は
     ミャンマーに支局を持ち、留学生の受け入れを積極的に進めていたことから
     同行してもらった」と述べた。「所定の運賃を支払ってもらった上で
     専用機に乗ってもらった」とも話した》…そうです。
       そういうのはズブズブとは言わないのですか? 
     《経済ミッションとして同行してもら》ったという理由は、アベ様の
     オトモダチでなければならない理由となっているでしょうか? 
     《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。
     (https://kanbun.info/koji/rika.html)なんて云う発想の無い
     人治主義国家Dictator

   『●「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」…
                    ズブズブでダークなオトモダチとの友情
   『●「この国は今、とてつもなく恥ずかしい」(斎藤貴男さん)…
              「倫理観のかけらもない男」が自民党総裁三選

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https://lite-ra.com/2018/10/post-4296.html

加計理事長会見で珍しく新聞・テレビ記者たちが徹底糾弾! 追い詰められた加計理事長がデタラメ言い訳連発
2018.10.07

     (学校法人 加計学園HPより)

 あの史上最悪のゲス会見から約半年。本日14時より、加計学園・加計孝太郎理事長が、岡山理科大学獣医学部がある今治キャンパスで会見をおこなった。

 加計理事長はたった25分で打ち切った6月の会見以降、再び会見を開くことを拒否してきたが、愛媛県議会が7月11日に加計学園に対外的な説明責任を果たすよう求める決議を全会一致で採択中村時広・愛媛県知事も「学園の信頼向上のため、トップがガバナンス、コンプライアンスを高めるための努力をしていただきたい」と述べ、再度会見を開くことを求めてきた

 ようするに、このまま加計理事長が再び会見を実施しなければ愛媛県からの補助金打ち切りも考えられるため、しぶしぶ会見を開いたというわけだ。

 しかも、安倍首相と加計理事長が面談したと「虚偽の説明」をおこなった元事務局長である渡邉良人常務は出席せず、柳澤康信・岡山理科大学長と上田剛久・同大事務局長が出席。2人はシンポジウムの宣伝からはじまり、コンプライアンスとガバナンスという言葉を繰り返す学園体制や今後の展望などを一方的に長々と語ったのだった。

 まるで、獣医学部新設にいたる疑惑などなかったかのような態度で身勝手な会見おこなった加計学園だが、その無責任体質を象徴したのは、加計理事長のこんな言葉だ。

   「(このままでは)市や県の協力も得られなくなるのではないか、
    そういうなかで、まあ、(渡邉)常務のほうが、
    勇み足をしましたと言いますか」

 何度でも言うが、渡邉常務が嘘をついたというのがほんとうならこれは詐欺的行為であることは間違いない。にもかかわらず、加計理事長はたんなる勇み足だったと言うのである。

 前回の会見でも、加計理事長はこうやって渡邉常務に罪を押し付けたが、しかし、今回と前回で大きく違ったのは、この加計理事長の無責任な態度やあいまいな説明に対し、記者たちが徹底的に質問を浴びせたとだ。

 まず、最初に質問をした『報道特集』(TBS)の金平茂紀キャスターは、「『勇み足』という認識なのか?」「渡邉・前事務局長のおこなった行為によって、いろいろな物事が進んだということが現実としてある。獣医学部認可の非常に大きな要素になったという事実をどう考えるのか」と質問。

 すると、加計理事長は「私はその場にいなかったからわからないが、本人から聞いたところによると、県も市も半分諦めムードだったらしい。このままではこの話はダメになってしまうと」などと弁明。嘘をついて獣医学部新設にまでもち込んだことの問題をどう考えるのかと訊かれているのに「諦めムードだったから」とは、まったく答えになっていない

 しかも、金平キャスターが「勇み足というのは……」とその表現について再び疑義を呈そうとすると、加計理事長は発言を遮って「もしそういうふうに取られたんでしたら、すみませんでした」と逆ギレのような態度をとった。

 さらに、安倍首相と加計理事長の面談だけに限らず、愛媛県文書に登場する下村博文・元文科大臣の話などもすべて渡邉・前事務局長が架空の話をでっち上げたのか? という質問に、加計理事長はこう言い放ったのだ。

   「私はよく存じ上げておりません
   「その場にいなかったので、(渡邉)常務からの話を聞くわけですから」

 学園事務局長による詐欺的行為を、「よく知らない」「話を聞いただけ」って……。だが、加計理事長はその後も「わからない」を連発した。


■矛盾だらけの加計理事長会見!キーマン出席させず「わからない」の一点張り

 たとえば、毎日新聞の記者が、なぜ3回も首相官邸で加計学園側が面談できたのか、柳瀬元首相秘書官との関係や、面談にいたる経緯を問いただすと、上田事務局長は「加計学園の職員がいろいろな場で柳瀬さんとお会いしたことがあった」と言いつつ、「特区申請者は愛媛県と今治市。私どもはオブザーバーというかたち」などと説明した。

 だが、この回答に記者はすぐさま「その説明は間違っている。柳瀬氏は『加計学園の方々が(首相官邸に)来られた』と話し、県と市の職員が同席していたことは気づかなかったと説明している。前に出ていたのは加計学園であり、オブザーバーとは言えない」と矛盾を指摘。しかし、上田事務局長は「なぜ(柳瀬元首相秘書官に)会いに行ったのかは、担当者じゃないのでお答えできない」などと言い、加計理事長も「細かいことは(事務局に)任せておりますので、詳細についてはわからない」と答えた。

 会見を開いているのに、肝心な話は担当者だった渡邉常務がいないから「わからない」「知らない」の一点張り。これには、記者席から「なんで渡邉さん、ここにいないんですか?」「伝聞のことしか言っていない」という声が上がる事態となったのだ。

 しかし、記者たちの怒りが爆発したのは、ここからだ。NHKの記者が「渡邉常務と柳瀬首相秘書官がどこでいつ会ったのか?」と質問すると、上田事務局長は「何かで会った」と返答。あまりに無責任かつ杜撰と言うほかないが、その後、驚愕の事実が判明したのだ。

 加計理事長は今回の会見で、首相官邸で柳瀬首相秘書官と加計学園側が面談した事実について、報告を受けていなかったと主張した。しかし、愛媛県文書には、2015年4月2日の官邸訪問の事前打ち合わせの場において、渡邉事務局長が以下のように発言したと記録されている。

   〈先日安倍総理と同学園理事長が会食した際に、
    下村文科大臣が加計学園は課題への回答もなくけしからん
    といっているとの発言があったことに対し、理事長から
    柳瀬秘書官にちゃんと説明しておくように言われている〉

 つまり、愛媛県文書の記載では、加計理事長は渡邉事務局長が柳瀬首相秘書官と面談する事実を把握しており、そのため「ちゃんと説明しておくように」と命じていることがわかる。加計理事長の主張と整合性がとれないのだ。

 この矛盾をTBS『NEWS23』の記者が追及し、「(渡邉事務局長に)指示をしたのか」と質問したのだが、加計理事長はまたしても「知りません」「本人(渡邉事務局長)聞かないと」などと発言。この度重なる無責任回答に、記者がこんな問いかけをおこなったのだが、それに対する加計理事長の回答は、度肝を抜かれるようなものだった。


■記者に追い詰められた加計理事長は「愛媛県文書をまったく読んでいない」と

   記者「愛媛県の文書には、まったく目を通されていないんですか?」
   加計理事長「はい」
   記者「これだけ問題になっているのに? これ(愛媛県文書)をもとに
       渡邉・元事務局長に質問をするとか聞き取りをするとか、
       そういうことはされていなかったんですか?」
   加計理事長「はい」

 なんと、加計理事長は、愛媛県文書に書かれた「安倍首相と加計理事長が面談した」という記載を「渡邉常務の勇み足」と言って面談の事実を否定しながら、公開されている愛媛県文書そのものを読んでもおらず、さらには渡邉常務に文書の内容についての聞き取り調査さえおこなっていないと断言したのだ。しかも、その表情には悪びれる様子は一切なく、平然と言い切ったのである。

 こんな体たらくでよくもまあコンプライアンスだのガバナンスだのと宣ったものだと呆れ果てるが、終始「知らない」「わからない」を繰り返し、会見を終わろうとする加計学園の対応に、記者たちは「渡邉さんに全部押し付けようとしているようにしかみえない」「学園としてどういう調査しているんですか?」「理事長、憮然とされてますけど、十分に話したと思っていますか?」「このままじゃ終わらないですよ」と一斉に非難。だが、「理事長が文書を読んだ上で、渡邉さんを呼んで、もう一度会見するつもりはないのか」という問いかけには「県と協議する」と言うだけだった。

 加計理事長は愛媛県議会の議決には応じたとして、これで幕引きにするつもりなのだろう。しかし、今回の会見で記者たちが粘り強く質問を浴びせた結果、あらためて加計理事長の無責任ぶりと矛盾が明確に白日のもとに晒されたといえる。

 さらに、会見では今後の対応を約束した場面もあった。「愛媛県文書に書かれた安倍首相との面談は渡邉常務のつくり話」だという加計理事長の主張の裏付けとして、上田理事長は“出張記録などを調べた結果、お会いしたという事実はない”と説明したが、これに対してNHKの記者は、この出張記録などの資料を提出してほしいと要求。上田事務局長は後ほど対応させていただくとはっきり回答したのだ。

 この出張記録の保存期間について記者から質問が出たとき、上田事務局長が「規定では5年あるいは7年」と答えると、加計理事長は「3年だろ」と低い声で上田事務局長につぶやいていた。愛媛県文書によると、加計理事長と安倍首相が面談をおこなったのは2015年2月25日であり、出張記録の保存期間が加計理事長がつぶやいたように3年であれば「破棄した」と言い訳できる。加計理事長はそのための保険を打ったのかもしれないが、実際の内部の規定がどうなっているのかも含め、約束したことは果たしていただくほかない。渡邉常務を同席させた上でのまともな会見をあらためて実施する責任があるのはもちろん、一向に説明責任を果たさない加計理事長を国会に招致し、きっちり落とし前をつけさせるべきだ

(編集部)
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●やっぱりネ、加計サイドの《面会はウソ》はウソだった…加計理事長や官邸の嘘つき達はどう落とし前を?

2018年06月22日 00時00分30秒 | Weblog

青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも… ↑】



【やっぱり安倍と加計の「会ってない」は嘘だった! 面談時に加計学園が提供した資料が文科省で発見】(http://lite-ra.com/2018/06/post-4065.html)。

 《2015年2月25日に「獣医大学いいね」と安倍首相が加計孝太郎理事長に述べたとされる面談時に学園側が提供したという資料が、文科省から見つかったのだ。しかも、この資料をもとにおこなった専門家への意見照会が、愛媛県新文書に書かれていた通りに実施されていたことを文科省が認めた》。

 やっぱりネ。加計サイドの面会はウソはウソだった…これは大変な問題。さて、《2015年2月25日に「獣医大学いいね」と安倍首相が加計孝太郎理事長に述べたとされる面談》は本当に行われていた訳で、加計孝太郎理事長や渡辺良人事務局長、官邸の嘘つき達はどうするつもり? 《安倍首相と加計学園が「嘘」をついていることは、これではっきりした》、どう落とし前をつけるのか?
 「国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」?? 「加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて「2017年1月20日まで…知らなかった」」?? 「「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」…ズブズブでダークなオトモダチとの友情」!!、ではないか。森友問題では、「すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始ま」り、一方、《「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、2015年2月25日は加計記念日》だった訳です。
 《安倍ウソ劇場に、慣らされてはいけない》。

   『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
      前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」
   『●《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理は
      カルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》
   『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」と
       安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日」で滅公奉僕

   『●《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが滅私奉「僕」の《詐欺》を公言
                           
…県・今治市は返金を要望すべきだ

    「(かなりの確度で)この虚偽情報がウソで、実際には面会していたら…
     どうなんの? どう責任をとるの?」

   『●「九十八日間もの臨時会の先延ばしこそ
      「加計隠し」だった」?(桐山桂一)…壮大な《もはやカルト》状態
    「日刊ゲンダイの記事【中村愛媛知事がまた一撃 加計理事長に
     「会見を開くべき」】…《■“腹心の友”はどうする? …「愛媛県は黙って
     カネを差し出すほど、お人好しではありません」とコメント…はたして
     加計理事長は、会見を選ぶのか補助金を選ぶのか。よく考えるべきだ。
     それとも腹心の友泣きつけば、なんとかなるのか》。
       加計サイドの《面会はウソ》が正しいのならば、理事長は国会でそう
     証言すればいいし、県は壮大な詐欺にあった訳なので、《お人好し》なんて
     不要で、《3年間で31億円の支援》などするべきではない。」

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http://lite-ra.com/2018/06/post-4065.html

やっぱり安倍と加計の「会ってない」は嘘だった! 面談時に加計学園が提供した資料が文科省で発見
2018.06.13

     (安倍首相(首相官邸HP)と加計氏(加計学園HP))

 安倍首相と加計学園が「嘘」をついていることは、これではっきりした2015年2月25日に「獣医大学いいね」と安倍首相が加計孝太郎理事長に述べたとされる面談時に学園側が提供したという資料が、文科省から見つかったのだ。しかも、この資料をもとにおこなった専門家への意見照会が、愛媛県新文書に書かれていた通りに実施されていたことを文科省が認めたのである。

 問題となっているのは、2015年3月15日に今治市と加計学園側がおこなった協議の内容を記した文書の記述。このなかには「文部科学省の動向について」という項目があり、そこには加計学園側の報告として、こう書かれていた。

   〈(学園)文科省から獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者
    会議委員に対する意見照会を実施しているもよう。
      2/25に学園理事長と総理との面会時の学園提供資料のうち、
    「新しい教育戦略」(別紙p.5-6)に記載の目指すべき大学の姿に関する
    部分を抜粋したアンケート形式の資料を示して、短期間での回答を
    求めている。アンケート結果は、柳瀬首相秘書官との面会時に、
    学園に対し、情報提供されるものと推測。
      なお、委員からの評判はおおむね良いとの情報を得ている。〉

 つまり、2月25日におこなわれた安倍首相と加計理事長の面談時に、加計学園理事長は安倍首相に「新しい教育戦略」という資料を提供し、その資料をもとに文科省は〈短期間〉で意見照会を実施している、と加計学園は今治市に報告していたのである。

 そして今回、文科省から、この「新しい教育戦略」と同じタイトルの資料が見つかったとして公表。その資料は「獣医学教育空白地域「四国」に新しい獣医学部を創設」「6つのコンセプトを掲げ、わが国そしてアジアをリードする新しい獣医学部を目指します」と大きく打ち出されている。まさに、「加計学園ありき」の資料だ。


「安倍・加計面談なかった」はウソ!愛媛県新文書の内容はすべて事実と符合 

 さらに、文科省は愛媛県新文書に書かれていたのと同じように、この資料をもとに「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」の委員に対して意見照会のメールを3月9~11日ごろに送信。委員からは1〜2日のうちに返答があったという(しんぶん赤旗6月10日付)。

 愛媛県新文書に書かれたのとまったく同じように、加計理事長が安倍首相との面談時に提供した資料と同じものが文科省から見つかり、その上、やはり愛媛県新文書に書かれてとおり、文科省は「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」の委員に意見照会を1〜2日という〈短期間〉で実施していた──。ようするに、愛媛県新文書に記載された内容は事実とぴったり符号するのだ。

 ご存じのとおり、加計学園の渡邉良人事務局長は、2月25日の安倍首相と加計理事長の面談を「ふと思ったことをそのときに言った」として「嘘」だった言い張っているが、この言い分こそが完全な「嘘」であることが、今回はっきりした。このように2月25日を起点に物事が進行している事実を踏まえれば、面談はなかったという安倍首相と加計学園の言い分こそが「嘘」なのだ。

 実際、愛媛県新文書には、2月25日の面談結果を受けた動きがいくつも出てきて、それがすべて事実と合うかたちになっている。現に、柳瀬唯夫首相秘書官と加計側の協議については、〈2/25の学園理事長と総理との面会を受け、同秘書官から資料提出の指示あり〉〈3/24(火)で最終調整中〉と書かれているが、これも記載どおりに実施。さらに、〈安倍総理と加計学園理事長が先日会食した際に、獣医師養成系大学の設置について地元の動きが鈍いとの話が出たとのことであり、同学園としては柳瀬首相秘書官に4月2日午後3時から説明したい〉との記載もあるが、この協議も記載どおりにおこなわれている。2月25日の安倍首相・加計理事長の面談こそが、官邸主導で関係省庁が「加計ありき」で動き出す「号令」となったのは間違いないのだ。

 事実、文科省の意見照会に答えた委員は、〈文科省専門教育課の担当者から「加計学園が愛媛県今治市でやろうとしている獣医学部の計画について意見をうかがいたい」と依頼され、約一時間の聞き取りに応じた〉と証言している(東京新聞6月2日付)。この段階から、「加計学園の獣医学部新設のためのアンケート」を文科省はおこなっていたのだ。


文科省から報告を受けていた加計、官邸が有識者への意見照会をやらせた可能性も

 そして、今回新たに判明したのは、加計学園側が文科省の動きをタイムラグもなく把握していた、という事実だろう。前述したように、加計学園が文科省の意見照会が短期間で実施されていることを今治市に報告していたのは、2015年3月15日。一方、文科省がこの意見照会をおこなったのは、3月9〜11日ごろだ。しかも、15日の時点で加計側はすでに〈委員からの評判はおおむね良いとの情報を得ている〉と述べ、〈アンケート結果は、柳瀬首相秘書官との面会時に、学園に対し、情報提供される〉とまで言っているのだ。

 ようするに、加計側は意見照会の進捗について逐一報告を受けていただけではなく、委員への意見照会自体が官邸の指示で実施されていた可能性があるのだ。

 昨日おこなわれた会見で林芳正文科相は、加計理事長が安倍首相に提供したとされるこの「新しい教育戦略」という資料について、「県から提供を受けたと考えられる」などと述べたが、なぜそう「考えられる」のか、その根拠は示していない。一方、愛媛県は「資料が残っておらず、県から出したかはわからない。誰がつくったかもわからない」と朝日新聞の取材に答えている。林文科相は安倍首相と加計理事長の2月25日の面談事実を認めるわけにはいかないため、「愛媛県から提供された」と言うしかなく、苦し紛れの嘘をついているのだろう。

 何度も言うように、安倍首相と加計理事長が2月25日に面談をおこなったことは、もはや言い逃れができない事実だ。新たな嘘がどんどん更新されていくという安倍ウソ劇場に、慣らされてはいけない

(編集部)
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