Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●東京電力原発人災: 津波による天災ではなく、地震で破断していた?

2013年09月30日 00時00分51秒 | Weblog


CMLの記事【[CML 026772] ふくいちは津波前にダウン】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-September/026708.html)。

 記事によると「地震で圧力容器に繋がる配管(小口径配管)から冷却水が漏れた」そうだ。

   『●様々な意味で人災である
   
     「ブラックアウトと云う人災である。しかもそれを想定しもしなかった、
      何も対処しようとしなかった二重三重の人災。でも、津波による浸水が
      無くても、地震によって破断などの致命的な事故が発生していなかった
      のだろうか。さらに、適切に避難させなかった地域に加えて、
      避難させてはならないところに避難させて被爆させてしまっている。
      原発など造ってはならない国に造ってしまった当然の帰結か。
      原発をまだ動かし続けようとしているわが国は、輸出までも行おうと
      している。地震など災害の多い我国でなくとも、こんな
      制御困難で未完成な技術を行える場所がこの地球上にあるとは思えない」

 当然だけれども、東電は知っていても報告するわけがない。いまも証拠は残っていないのか?

   『●情報は統制される: 知らなかったでは済まされない、騙されたでは済まされない
   『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が出るほどの重大事故だというのに、この国は・・・・・・
     「「東電は、昨年末から今年5月にかけて汚染水モニタリングを怠った
      
ばかりか、参院選が終わるまで、海洋への流出を隠ぺい」したとは、
      一体どういう了見か! 信じられない!!」

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-September/026708.html

[CML 026772] ふくいちは津波前にダウン
・・・・・・・・・
2013年 9月 26日 (木) 00:57:07 JST

市民のMLのみなさま
高知の松尾と申します。

木村俊雄さんが、フクイチ地震時のデータの解析を終えて、結論としては、地震で圧力容器に繋がる配管(小口径配管)から冷却水が漏れた、とのこと です。先日私も、このときのグラフを彼から見せてもらいました。極端に水量が下がっていたのです。
以下は、知人のブログです。

・・・・・・・・

拡散希望「ふくいちは津波前にダウン」

緊急にお知らせします。
拡散を希望します。

すでに朝日新聞「プロメテウスの罠」で随時連載され、「しんぶん赤旗」日曜版9月22日付けでも一部が報じられていますが、元東京電力社員で福島 第一原発で炉心設計(燃料棒を効率的に燃やすために、燃料棒の配置を設計する原子炉の中心を担う仕事)に携わっていた木村俊雄さんが7月の記者会 見以後に東電が公開した膨大なデータを解析していました。

「プロメテウスの罠」を引用すると「8月後半に東電が公表した過渡現象記録装置の100分の1秒刻みデータを木村が見始めたのは、10日前だっ た。最初にチェックしたのは炉心を循環する冷却水の動き。「不思議な動きをしていますね。逆流しているように見える」しかしそこから先が進まな い。1号機だけで436項目×21万個。データ量があまりにも多く、パソコンが円滑に動かないのだ。知人を介して能力の高いパソコンを探し、この 印刷会社に行き着いた」。

そこでの解析がこのほど終了しました。

先ほど木村さんから専門的なレポートと次のメッセージが寄せられました。「結論としては、地震で圧力容器に繋がる配管(小口径配管)から冷却水が漏れた。そのことが事故の進展を加速させるキカッケとなる。しかも運転員は気づかない。やがて津波がくる。3月11日17時19分(東電報告書P.125より)、原子炉建屋に入ろうとするがその時にはもうすでに放射能 が充満して入れない。津波無くとも、重大事故に進展していた。これでも再稼動新基準は妥当なのか? 気づかないなら、もう手のほどこしようはないです。マスコミに先駆けて情報流しませんか?」

いまは自宅であり、時間帯も夜なので明日、レポートについてはしかるべき方法でネット公開します(そのことはここでお知らせします)。

ただ、東電の公開したデータで「地震で圧力容器に繋がる配管(小口径配管)から冷却水が漏れた」ということをつかんだ事実はすごいことです。

国会事故調査委員会が知らなかった事実(東電は発表しなかった。求められなければ発表しないというスタンス)が明らかになりました。そして原子力規制委員会がつくっている新基準は、津波対策のみを求めています。本当の事故原因を究明してつくったわけではありません

しかし、原発再稼働に前のめりになる委員会は、伊方原発の審査を優先して進め、来年にも再稼働を認めようとしています。とんでもないことです。伊方原発は日本最大の活断層・中央構造線のほぼ真上につくられている原発です。ふくいちの本当の原因である地震動を無視した新基準で再稼働させるなど、国家的犯罪です。

親愛なるブログ読者の皆さん。
真実を黙殺されないためにこのエントリーをあらゆる手段で拡散してください。
心からお願いします。

土佐高知の雑記帳
http://jcphata.blog26.fc2.com/
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●四国電力伊方原発: 「ユルユル耐震」とまで言われて

2011年04月13日 00時00分52秒 | Weblog


My News Japanhttp://www.mynewsjapan.com/)に出ていた3月26日の三宅勝久さんによる四国電力 伊方原発に関する記事(http://www.mynewsjapan.com/reports/1403)の一部をコピペ。

 斎藤和義さんの『ずっとウソだったんだ』には、四国電力の名は出てきません。でも、伊方原発の危険性も下記の記事の通り。松下竜一さんについては、「(松下)センセ宅のガサ入れは、この(伊方)原発反対運動支援に対する嫌がらせも含む」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d0f61521885730597733975b4dae7b6f)。招致・土地買収・調査・設計・施工・管理などなど、そのすべての過程で「まともな」原子力発電所など存在しない、と言っては過言でしょうか? それらに携わってきた技術者・行政者・経営者らには矜持などというものは無いのでしょうかね。すくなくとも、地震大国であり、チェルノブイリのように冷却水のための人工湖を内陸に造ることのできない狭小な海洋国であるにもかかわらず、大津波への配慮がほぼ皆無であり、そういった意味では、我国には原発を立地できる場所などあるはずもない、ということは云える。それに輪をかけて「耐震ユルユル」では、どうしようもない、救いようがない。FUKUSIMAをみれば、責任の取りようがないことがわかったでしょ。伊方が暴走したら、どうするつもりですか? そうならないための対策と、もし、そうなったとき〝悪夢〟への対応策を示して下さい! ・・・・・・世界中の皆が、いま現実にFUKUSIMAという悪夢を目の当たりにした上で、本当にそれらが示せるものなら。即刻停止・廃止する以外に〝道〟があるのなら。
 この期に及んで、「腐敗した構図」・「カネと利権」・「天下り」をこのまま許して、破滅への道を歩まされてはたまったものではない。


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http://www.mynewsjapan.com/reports/1403

巨大断層近くなのに耐震ユルユル設計の四電「伊方原発」、南海地震で暴発の恐怖
                                       三宅勝久  16:49 03/26 2011

 深刻さを増す福島第一原発事故。放射能を撒き散らす原発の恐怖は、福島だけではない。もともと危ない原発の中でも、特にヤバイと言われるのが、四国電力の伊方原発だ。築30年を超す老朽化、巨大活断層の近くなのにユルユルの耐震設計、脆弱な圧力容器、猛毒のプルトニウムを使うプルサーマル、そして地震がなくても多発する事故。大規模な南海地震が起きたら、一撃でやられるリスクは高い。第二、第三の「福島」を避けるには運転停止して総点検するしかないが、県民の不安をよそに知事も四電も「安全」を繰り返す背後に浮かぶのは「補助金」や「天下り」といったカネまみれの腐敗した構図だ。



【Digest】
  ◇「四電伊方」という特にヤバい原発
  ◇30年級が2基、老朽化の不安
  ◇後付けの「安全基準クリア」
  ◇迫るXデー、巨大活断層と南海地震
  ◇保安院首席審議官が四電に天下り
  ◇伊方をとめて」たかまる市民の不安
  ◇プルサーマルの補助金年間10億円




◇「四電伊方」という特にヤバい原発
 伊方原子力発電所は、四国唯一の原発で、愛媛県西端の伊方町(八幡浜市から10キロ、松山市から60キロ)にある。細長い岬の途中で、瀬戸内海に面した風光明媚な場所だ。1~3号機まで3機の原子炉が動いており、3号機は昨年からプルサーマル運転(後述)中。四電のパンフには小学生たちが発電所近くで写生をしている写真が載り、平和でのどかな光景だ。だが、この安全なイメージとは裏腹に、伊方は「特にヤバい原発」と指摘されている。
 なぜヤバいのか。八幡浜市を拠点に長年、伊方原発の危険性を訴え続けてきた元南海日日新聞記者の近藤誠氏(64)、および地元で原発問題に取り組んできた市民の見解を総合すると、問題点は次のとおりだ。

運転開始から30年になる1・2号機の老朽化
② 1・2号機は設計時に地震・津波を考慮していない
③ 1・2号機格納容器の耐圧設計が甘い
④ 近くに「中央構造線」という巨大活断層がある
⑤ 南海地震・大津波の危険が迫っている
⑥ 信頼性に難がある3号機が事故を起こせば猛毒のプルトニウムを含む放射性物質で四国が汚染される
⑦ 普段から事故が多く、天災がなくても事故の不安がある

 伊方が第二の「福島」になったら、西日本も放射能にまみれ、日本の存亡に関わる問題だ。しかし四電も中村時広愛媛県知事も「安全」を繰り返すのみで、大惨事を防ぐために最大限の努力しているようにはとてもみえない
 危険回避にどうして消極的なのか。考えられるのがカネと利権だ。愛媛県など地元の自治体には、原発誘致にともなって年間16億円から25億円のカネが経済産業省を通じて落ちているのである。
 また、監督官庁であるはずの経産省原子力安全・保安院の幹部は、後述のとおり、なんと監督先の四国電力に役員として天下っている自治体幹部や政治家、電力会社、高級官僚の馴れ合いの結果、愛媛県民や国民が危険にさらされる構図だ。自分たちだけが「豊か」であれば「あとは野となれ山となれ」といわんばかりである

・・・・・・。
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コメント (1)
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