月刊誌『サイゾー』のWPに出ていた記事(http://www.cyzo.com/2011/09/post_8645.html)。
とても参加は無理だけれども、面白そうなのでご紹介。
昨今、FUKUSIMAが既に風化の気配を見せていないでしょうか? 3・11後、原発の安全神話を洗脳する映像や資料は公式の場からすぐさま消え去り、また、最近では確実にFUKUSIMA人災に関する情報は減りつつあり、「もはや他人事」の気配さへ漂う。すべきでない地域での避難解除が根拠無く行われているように思うが、まずは、正確な汚染の把握とそのデータの公開のはずである。パニックの回避など詭弁ではないのか。メルトダウンどころか原子炉を貫通し、炉心が無いと推定される原子炉の温度が100℃以下で「冷温停止」と言われても、正確な情報の把握とは言えないし、水位のデータその他、持っているデータが開示されるべきではないか? 水位のデータなどが取れない原子炉もあるはずで、そうであるのならば、「冷温停止」などと安易に言うべきではないと思う。
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【http://www.cyzo.com/2011/09/post_8645.html】
電力会社も「なかったこと」にしたい?
当代随一の「封印作品」 安全神話を語り続けた禁断の「原発PR映画」上映会が東大で開催!
3月11日の東日本大震災から早くも半年。いまだに福島第一原発事故の処理作業は終わらない。日本列島の中に人が立ち入ってはならない禁断の地が形成されるSFのような出来事が、現在進行形で続いている。そんな中、前代未聞の原発PR映画上映会が10月30日に東京大学本郷キャンパスで開催される。
「原子力発電と安全神話―原発PR映画を見る」と題されたこの上映会は、東京大学大学院情報学環などが行っている「記録映画アーカイブ・プロジェクト」の一環。このプロジェクトは、消失したり散逸してしまっている記録映画を、収集・保存・公開し、今後の研究や教育のために役立てようという目的で行われているもので、東京大学大学院情報学環、東京藝術大学大学院映像研究科、東京国立近代美術館フィルムセンターが参画している。
これまでも、ダムの建設を記録した『佐久間ダム』(全3部の超大作記録映画。音楽は、芥川也寸志)というダムマニアにはたまらない作品を上映するなど、忘れ去られつつある傑作記録映画を次々と公開している。
今回の上映会では「原子力発電の推進・普及とPR映画が果たした役割」について議論することを目的に、日本初の商用原子力発電所である茨城県の東海原発の建設を記録した『東海発電所の建設記録』、さらに、原子力発電所の安全対策を解説する『原子力発電所と地震』などが上映される予定だ。
また、1976年に完成直後の福島第一原発を取材し「安全神話」への疑問を投げかけたテレビ・ドキュメンタリー『いま原子力発電は...』も上映される。
上映後には、『いま原子力発電は...』を演出した羽田澄子氏や、社会学者の吉見俊哉氏らによる討論も行われる、盛りだくさんの内容だ。
被爆国であり原子力に対するアレルギーがある日本で「夢のエネルギー」である原発建設を進めるべく、電力会社などは膨大な広報活動を行ってきた。映画のみならず、著名人を用いたり、マンガで分かりやすく解説して、原発がいかに安全かを国民に知らしめる活動は繰り返されてきた。
そのことの是非や、原発の是非は別にして、それらの膨大な広報資料は、今や決して陽の目を見ることはない「封印作品」になってしまった。
今回上映される作品も、電力会社などからしてみれば「なかったことにして欲しい」作品ばかり。この機を逃しては、二度と見ることができないであろうラインアップだ。この時期に、この企画を進めた人々を賞賛するよりほかない。
研究者はもちろんのこと、さまざまなマニアにとっても垂涎の作品群であることは間違いない。しかしながら、会場の定員は180名とやや少なめである。早めの申込みをオススメする。
●記録映画アーカイブ・プロジェクト第7回ワークショップ
「原子力発電と安全神話―原発PR映画を見る」
日時:2011年10月30日(日) 13:30-17:30(開場は13:00)
場所:東京大学本郷キャンパス(赤門横)
福武ホール・ラーニングシアター(B2F)
主催:東京大学大学院情報学環(記録映画アーカイブ・プロジェクト)
入場無料・HPにて事前登録制
<http://www.kirokueiga-archive.com/event/index.html>
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