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●小田正二裁判長《伊藤詩織さん…の主張を認め、「社会通念上許容される限度を超えた侮辱行為」…はすみさんに損害賠償の支払いを命じた》

2021年12月02日 00時00分11秒 | Weblog

[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『-新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]


// (2021121[])
野村昌二記者による、AERAの記事【「大きな一歩だと考えています」伊藤詩織さんが中傷ツイート訴訟判決で涙 漫画家らに賠償命令】(https://dot.asahi.com/aera/2021113000074.html)。
望月衣塑子記者による、東京新聞の記事【【動画】伊藤詩織さんネット中傷 漫画家のはすみとしこさんら3人に賠償命令 東京地裁】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/145729)。

 《判決では、イラストが「原告と同定することが容易に可能である」と指摘。「虚偽の事実を述べる人物であるなどとの印象を一般の読者に与えるもの」と伊藤さんの主張を認め、「社会通念上許容される限度を超えた侮辱行為」として、はすみさんに損害賠償の支払いを命じた》。
 《判決後、伊藤さんは「はすみさんのイラストは、まだ目にしたら苦しくなる。見ないよう日々、過ごしてきた。風刺で流されてはいけない」と話した。》

   『●《私は自分の被害をあざ笑うようなイラストを見た日の朝のことを、
     今でも忘れられません。そのイラストは私の魂を深く傷つけました》
    《性暴力被害を公表したジャーナリスト伊藤詩織さん(31)が、
     自身を誹謗ひぼう中傷するイラストをツイッターに投稿されたとして、
     漫画家はすみとしこさんに550万円の損害賠償と投稿の削除などを
     求めた訴訟の第1回口頭弁論が17日、東京地裁(小田正二裁判長)で
     あった。伊藤さんは「今でも忘れられない
     イラストは私の魂を深く傷つけた」と意見陳述した》

 小田正二裁判長がまともな裁判長で良かった。当然の判決だ。以前、伊藤詩織さんは「私は自分の被害をあざ笑うようなイラストを見た日の朝のことを、今でも忘れられません。そのイラストは私の魂を深く傷つけました」と仰っていた。今回も、「はすみさんのイラストは、まだ目にしたら苦しくなる。見ないよう日々、過ごしてきた。風刺で流されてはいけない」と。

   『●伊藤詩織さんによる民事裁判「私たちが勝利しました」、
     山口敬之氏の高額「反訴」は棄却…なぜ刑事事件で裁けなかった?
   『●山口敬之氏事件…《逮捕寸前までいった事件が、このように
         “ブラックボックス”のなかに押し込められてしまった》
   『●法的措置…《山口氏を“被害者”に仕立て上げて…伊藤さんを毀損
         …性被害サバイバーや社会に「沈黙」を強いる恫喝的攻撃》
   『●伊藤詩織さんの《表明は、この現状に一石を投じ、社会を改善へ

     と向かわせるものになるはずだ》…それが、いま、提訴につながった
   『●「フィクション」「伊藤さんと関係ない」は通用せず。一方、アベ様を
      《サポート》するための《Truth》無き《Team》《Club》は一体何を?
   『●杉田水脈衆院議員、《一体、だれがこんな人物を国会議員にしたのか》
     (日刊ゲンダイ)…悪夢のような無《責任政党》やその総裁らの無責任
   『●金子勝さん《権力に近ければ、罪を犯しても逮捕されない…
     公安警察・検察が安倍政権を支配していることに事の本質が》
    「金子さんは、《公安警察・検察が安倍政権を支配していることに
     事の本質がある》と言います。《権力に近ければ、罪を犯しても
     逮捕されない…、特捜部は数々の政治案件を見逃してきた
     …秋元逮捕は検察捜査に客観的基準がないことをかえって露呈させた。
     公正なルールがなければ、産業も経済もまともに機能しない》とも。
      一方、青木理さんは《…本来は一定の距離を保つべき政権と警察・
     検察が近づき過ぎるのは非常に危うい
     民主主義国家として極めて不健全な状態と言わざるを得ません》」
    《伊藤詩織さんの性暴力被害を
     めぐっては、加害者の山口敬之元TBS記者が北村に泣きつき、
     警視庁の中村格刑事部長(当時)が逮捕状執行を止めた
     と報じられている。権力に近ければ、罪を犯しても逮捕されない
     その異常さはBBCなど海外メディアに報じられた》

   『●《「世界で最も影響力のある100人」(TIME100)…伊藤詩織さんと
         …大坂なおみ選手》、一方、杉田水脈議員がまたしても暴言

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https://dot.asahi.com/aera/2021113000074.html

「大きな一歩だと考えています」伊藤詩織さんが中傷ツイート訴訟判決で涙 漫画家らに賠償命令
2021/11/30 19:13
野村昌二

     (伊藤詩織さん/2020年6月8日撮影)

「大きな一歩だと考えています」

 性被害を訴えてきたジャーナリストの伊藤詩織さん(32)は11月30日午後、東京都内で開いた会見の後半で、少し涙ぐみながらこう語った。

     (【画像】伊藤さんを苦しめた「安倍トモ」ジャーナリストが
      記したメール)

 ツイッターに投稿されたイラストなどで名誉を傷つけられとして、漫画家のはすみとしこさんら3人に計770万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした裁判。小田正二裁判長はこの日の判決で、はすみさんに88万円の支払いと投稿の削除、謝罪広告の掲載を命じた。リツイート(転載)した男性2人にも、それぞれ11万円の支払いを命じた。

 訴状によれば、はすみさんは2017年6月~19年12月、伊藤さんと思わせる女性が描かれたり、「枕営業失敗」などと文字が書かれたりした5本のイラストを投稿。伊藤さんは名誉を傷つけられたとして、昨年6月、はすみさんと投稿をリツイートした男性2人を相手取り、提訴した。これに対し、はすみさんは「イラストの女性はアニメのキャラクターがモデルで伊藤さんと決めることはできない」などと主張していた。

 判決では、イラストが「原告と同定することが容易に可能である」と指摘。「虚偽の事実を述べる人物であるなどとの印象を一般の読者に与えるもの」と伊藤さんの主張を認め、「社会通念上許容される限度を超えた侮辱行為」として、はすみさんに損害賠償の支払いを命じた。

 今回の判決で注目されたのが、リツイートした人物にも支払いが命じられた点だ。

 はすみ氏のツイッターアカウントは現在、凍結されているが、イラストはリツイートされ、さらに拡散され、今もネット上で見ることができる

 伊藤さんは会見で、こう言った。

「ポスターが貼られていたら、それをはがせば済みます。だけども、ネットの世界ではそれができないどんどん拡散され、残っていきます

 そして、こう話した。

「リツイートはすごく簡単にできる行為かもしれないけど、ポスターを貼るよりもメガホンで叫ぶよりも、ものすごく当事者にとっては強烈な行為であり、回収することもできずに言葉が残ってしまいます。発信する一人一人に、責任と認識を持っていただきたいと思いました」

 伊藤さんは今回の裁判は自分一人の問題ではないと考えてきたという。

「性犯罪被害者は日本の法律では救われることが少なく、被害者は本当に声を上げづらい状況です。私はそれを変えたいのに、自分が再生産しているのではないかと心配してました。ほら、この人みたいにこんな話をしたらこんな目に遭うのよ、と。そういうことにしたくなかったので、今回の判決は、どんな金額であっても、一つの大きな一歩だと考えています

 今も伊藤さんはネットを見るのが怖く、メールを開くこともできないため、アシスタントに対応してもらっているという。コミュニケーションを仕事とする者にとって本当につらい状況だ、と話す。

 伊藤さんは会見の最後、こう訴えた。

「誹謗(ひぼう)中傷の話になると、表現の自由という声も聞こえてきます。だけど、私の表現の自由も奪われてしまっています。誰の自由を守っているのかということも、一緒に考えていただきたいと思います」

(編集部・野村昌二

※AERAオンライン限定記事
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/145729

【動画】伊藤詩織さんネット中傷 漫画家のはすみとしこさんら3人に賠償命令 東京地裁
2021年11月30日 21時13分


【伊藤詩織さんネット中傷 はすみとしこさんら漫画家ら3人に賠償命令 東京地裁】
https://youtu.be/8GkXXurOieA

 ツイッターへの悪質な書き込みやイラスト投稿で名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が、漫画家のはすみとしこさんと医師、クリエーターに計770万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であり、小田正二裁判長は名誉毀損きそんを認定し、3人に計110万円の支払いを命じた。

 判決によると、伊藤さんは元TBS記者の山口敬之さん(55)から性暴行を受けたと被害届を出し、山口さんは不起訴処分になった。

 その後、2017年6月から19年12月の間、はすみさんは、伊藤さんとみられる女性を描いたイラストや「安倍総理に近い記者に枕営業を仕掛けるも、2年後『レイプ被害者』として彼の目の前に現れる」などと投稿、医師とクリエーターはそれをリツィート(転載)した。

 小田裁判長は「合意での性交後に『レイプ』と虚偽を述べる人物との印象を読者に与え、社会的評価を著しく低下させた」とし「『枕営業』の表現は、社会通念上の限度を超えた侮辱行為だ」と名誉毀損を認めた。

 リツィートは、医師やクリエーターが、はすみさんのツイッターに賛同する意思を示したことが「内容に責任を負う」とし、はすみさんに88万円、医師、クリエーターに各11万円の賠償を命じた。

     (記者会見で、連帯の意思を示してくれたイラスト付きの
      ツイートに励まされたと語る伊藤詩織さん
      =東京・霞が関の司法記者クラブで)

 判決後、伊藤さんは「はすみさんのイラストは、まだ目にしたら苦しくなる。見ないよう日々、過ごしてきた。風刺で流されてはいけない」と話した。

 はすみさんの弁護士は「表現行為に関して主張が認められなかったのは残念です」とコメントした。(望月衣塑子


【関連記事】伊藤詩織さん「イラストは私の魂を傷つけた」 はすみとしこ氏を訴えた裁判始まる<動画あり>
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【伊藤詩織さん中傷ツイート訴訟 2審も勝訴、賠償額を110万円に増額】 (A.S.)
2022-11-11 08:45:34
■(https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d5e96d6b93dc84c1ab74beb1fd967e19) 【伊藤詩織さん中傷ツイート訴訟 2審も勝訴、賠償額を110万円に増額】(https://mainichi.jp/articles/20221110/k00/00m/040/016000c)/《高裁判決は1審判決と同様に、イラストの女性は伊藤さんではないなどとするはすみさん側の主張を退け「伊藤さんの名誉感情を著しく侵害し、多大な精神的苦痛を与えた」と指摘。投稿が多数の人に閲覧されたことなどを踏まえ、賠償額を増やした。伊藤さんは別に、はすみさんの投稿をリツイート(転載)した男性医師も訴えており、高裁は同日の判決で賠償額を1審の11万円から22万円に増やした。医師が1審判決後、同様のイラスト投稿を再びリツイートしたことを考慮した》
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