「森住卓のフォトブログ」(http://mphoto.sblo.jp/)より(http://mphoto.sblo.jp/article/60261936.html)。古くなったが、大間原発建設再開について、asahi.comの社説(http://www.asahi.com/paper/editorial20121003.html)と西日本新聞の記事(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/328346)。大間原発付近の活断層について、asahi.comの記事(http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY201210180772.html)。
大間原発建設再開に反対。こんなことが許されていいのか? あさましすぎないか??
3.11以降中止されていた大間原発建設が、とうとう、再開されてしまった。東京電力原発人災からわずか1.5年。原発を推進してきた最大の責任者・自民党、そして、大飯原発の再稼働、加えて大間原発建設再開を認めてしまう、今は〝亡き〟・民主党。自公政権が復活し、原子力ムラの嗤い声が聞こえるな。
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【http://mphoto.sblo.jp/article/60261936.html】
2012年11月24日
大間原発のど真ん中にある あさこハウス1
大間原発は熊谷あさこさんがガンとして土地を売らなかったために建設予定が大幅に遅れた。しかも、熊谷さんの土地は原発の炉心予定地だったからだ。「この土地を売れ」と、ほぼ毎日町長、町議会議員。親し友人などが押し寄せ、人権無視の執拗な説得が続いた。
「原発が出来ればこの海がよごれる。海の恩恵を受けて漁師の暮らしがダメになる」「お金はいらない、この海の恵みを受けて暮らしたいただ」と。結局電源開発は原子炉予定地の計画変更し建設を強引に進めている。
2008年建設に着工し,2012年運転開始予定だった。だが、福島第1原発の事故で建設がストップしたが、先月工事再開が決定した。
現在工事は4割近くすすんでいる。
いまはあさこハウスは娘の厚子さんが母の意志を受け継いで運営している。
あさこハウスまでは国道からおよそ1キロの道をゆかなければならない。
国道からの入り口には監視員が出入りする車をチェックし、両側を有刺鉄線のフェンスが威圧的だ。
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【http://www.asahi.com/paper/editorial20121003.html】
2012年10月3日(水)付
大間原発―建設再開に反対する
Jパワー(電源開発)が、東日本大震災の後、中断していた大間原発(青森県)の建設再開を決めた。
だが、新しい安全基準も防災計画の見直しもこれからだ。なにより原発依存を減らしていくのが国民的な合意である。
同様に建設途上にある中国電力・島根原発3号機(松江市)を含め、拙速な工事再開に強く反対する。
Jパワーが工事の再開に踏み切るのは、枝野経済産業相が容認する考えを示したからだ。
枝野氏は「すでに設置・工事許可を与えた原発」と指摘し、実際に稼働にこぎつけるかどうかは原子力規制委員会の判断次第だという。
規制委は原発の安全性を厳格に判断するのが仕事で、脱原発という政治的な課題を背負う組織ではない。政治の責任を、安易に規制委に押しつけるのは筋違いだ。
そもそも野田政権がまとめた新しいエネルギー戦略は「原発ゼロ」を目指しながら、個別政策とのちぐはぐさが目立つ。
「最たる矛盾」と海外からも指摘されているのが、使用済み核燃料の再処理を続ける点だ。
ことは余剰プルトニウムの扱いという核不拡散問題に直結するだけに、米国をはじめとする世界の安全保障の専門家は、合理的な説明を欠く日本政府に不信を募らせている。
核不拡散への強固な協力姿勢を示すうえでも、原発ゼロという全体戦略と整合性のとれた再処理事業の閉じ方を、一刻も早く示すべきだ。
大間原発は、再処理でつくるプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料ですべてをまかなう世界初の「フルMOX原発」だ。再処理事業をやめれば、必要性は薄れる。
もとより新しい原発を動かせば、そのぶん放射性廃棄物の量が増える。負荷は大きい。
Jパワーにすれば、過去の投資を無駄にできないとの思いがあるだろう。
しかし、安全規制や過酷事故への備えで原発は今後、よりコストのかかる電源になる。30キロ圏内にある対岸の北海道函館市も建設に強く反対しており、訴訟も含め調整は難航必至だ。
Jパワーは高効率な火力発電に関するノウハウを蓄積してきた。海外展開の実績もある。風力などの自然エネルギー開発にも前向きだ。
原発に伴う新たな負担を背負いこむより、むしろ原発ゼロの電力会社というメリットを生かした経営戦略を講じる好機ではないか。
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【http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/328346】
電源開発、大間原発の工事公開 鋼板を搬入
2012年10月10日 11:25
電源開発(Jパワー)は10日、1日に建設を再開した青森県大間町の大間原発の工事現場を報道陣に公開した。大間町と隣接の佐井、風間浦両村の町村長らも工事を見学した。
作業員約70人が午前9時すぎから20分ほどかけて、原子炉格納容器の内側に張る鋼板を大型クレーンで40メートルの高さまでつり上げて、原子炉建屋内に搬入した。
鋼板は格納容器内の密閉性を保つためのもので、重さが約200トン。厚さ約6ミリで高さ9メートル、直径約29メートルの円筒形。建屋内には既に高さ21メートルの同様の鋼板が据え付けられており、仮溶接する。
大間原発は工事進捗率が約38%。
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【http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY201210180772.html】
2012年10月23日14時59分
津軽半島沖に海底活断層 大間原発の南西40~50キロ
【瀬川茂子】建設中のJパワー大間原発(青森県)から南西40~50キロの津軽半島東海岸の沖合で、これまで知られていなかった海底活断層が見つかった。産業技術総合研究所の粟田泰夫主任研究員らが日本地震学会で発表した。
新たに見つかった海底活断層は長さ約14キロ。約12万年前以降に活動したとみられる。撓(たわ)んだような地形になっているため「平舘(たいらだて)海峡撓曲(とうきょく)」と名付けた。総延長は不明で、粟田さんは「今後調査する必要がある」としている。
その西には長さ9キロの平舘断層が知られていたが、北西の海域と南の海域にも続き、陸上部分とあわせ30キロ以上に及ぶこともわかった。約1万5千年前以降に活動したとみられる。青森市街地から青森湾へと延びる「青森湾西岸断層帯」(計27キロ)も確認した。
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