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●捏造証拠、脅迫調書、ウソ報告書・・・さて、検察本体は?

2012年01月04日 02時01分32秒 | Weblog


asahi.comに出ていた社説(http://www.asahi.com/paper/editorial20111218.html

 いやいやいや、こんなことで、どんなメンバー構成かさへも良く分からない検察審査会がバカ騒ぎをして、起訴までした訳だ。マスコミに依るミスリードもあるのだろうけれど、検察審査会のメンバー構成さへも何かの意図を感じるし、そもそもちゃんと審査したのかさへ疑わしくなってくる。この件では、ようやくasahi.comも検察批判に転じたように思われるが、この検察審査会も批判されて当然ではないのか。
 それにしても検察は一体どうなっているのだろうか。真実の解明ではなく、特定の政治家を意図的に失脚させたり、容疑者を罪に陥れることばかりを考えてはいないか。狙われた政治家や容疑者はたまったものではない。検察の暴走を監視すべき裁判所やマスコミ、一体何をしているのか!? 暴走を助け、煽っているだけではないのか。

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http://www.asahi.com/paper/editorial20111218.html

20111218日(日)付
うその報告書―検察は経緯を検証せよ

 驚き、あきれてしまう事実がまたも明らかになった。

 小沢一郎・民主党元代表の政治資金をめぐる裁判で、秘書だった石川知裕衆院議員を取り調べた東京地検の検事が、事実と異なる捜査報告書を上司に提出していたことを認めた。


 石川氏は昨年1月に逮捕されたとき、「政治資金収支報告書にうそを書くと元代表に報告した」と認める供述調書に署名した。元代表を「起訴相当」とした検察審査会の1回目の議決を受け、この検事は改めて5月に石川氏から事情を聴いた。その際、あえて不利なことを認めた理由として氏が語ったという、報告書の中の生々しい言葉は、実は架空のものだった。


 捜査員がねじまげた調書を作ることが問題になっている。それでも調書の場合、調べられた当人が署名しなければ証拠にならない。だが報告書は部内資料のためルールは甘く、捜査員が署名するだけだ。そこにうそを書く。ある意味で、調書のねじまげより罪深いといえる。


 なにより真実でない報告を受ければ、上司は捜査の方針を誤るだろう。この検事は「別の取り調べの時と記憶が混同した」などと弁解したが、本当ならばそれだけで検事失格だ。


 自覚と緊張感のなさは、報告を受けた側も同様である。


 元代表の刑事責任の有無を考えるうえで、石川氏はカギを握る重要人物だ。再聴取の様子をしっかり確認していれば、今になって「報告書は事実と違う」という話が出てくることなど、およそなかっただろう。


 結局、起訴に向けてさらに捜査を尽くせという審査会の指摘には正面から向き合わず、一方で、自分たちの調べに問題がなかったことを組織内で確認しあって再捜査を終わらせた。はた目にはそのように見える。


 素人である検察審査会の審査員や裁判員に正しい判断ができるのか、という声はくすぶる。


 もちろん絶対に間違えないとは言わない。だが国民の能力をうんぬんする以前に、専門家の手で正しい証拠が隠されたり、不当な誘導がされたりすることが、誤った結論をもたらす。この当たり前のことを、いま一度確認しておきたい。


 今回の問題が元代表の裁判にどう影響するかは軽々しく言えない。確かなのは、検察不信がまた深まったということだ。

 なぜうその報告書が作られ、チェックもできなかったのか、経過を解明・検証して国民に説明する作業が欠かせない。「公益の代表者」の名が泣いている。再生の道は、はるか遠い。
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