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●死刑という制度: 「吊るせ、吊るせ」の合唱で何か状況は変わるのか?

2011年12月29日 00時00分41秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121701001656.html)。

 宇都宮健児さんが会長を務める日弁連死刑廃止という統一見解の方向を打ち出そうとしているようだ。(宇都宮さんの就任前とはいえ)結果として裁判員制度を許してしまい、市民に〝死刑のスイッチ〟を押させてしまったことに対する名誉回復を期待したい。

 「執行を求める動きが強まる中」・・・・・・って、「吊るせ、吊るせ」と叫んでいる訳ね。それでいったい何か状況は変わるのか。思考停止、問題点の解明の放棄。本件ならば、オウム事件の一体何が解決したというのか? 
 ましてや冤罪で死刑にされてしまった飯塚事件や、忘却で"自然な冤罪死刑"を待とうとしている袴田事件など、本当に救いようがないではないか。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121701001656.html

日弁連、死刑廃止で統一見解 オウム裁判終結で懸念
20111217 1705

 日弁連(宇都宮健児会長)は17日までに、死刑制度の廃止を求める「死刑廃止検討委員会」を設置することを決めた。日弁連が死刑廃止方針を統一見解として打ち出すのは、1949年の設立後初めて。オウム真理教関連の刑事裁判が終結し、執行を求める動きが強まる中、広く政府や世論に働きかけ、制度見直しを求める。

 日弁連はこれまでも、個別の事件で声明を出すなど死刑執行反対をアピール。内部でも制度の存廃を議論する委員会を設け、執行停止に向けた取り組みを進めてきたが、検事や裁判官出身で死刑制度存置を支持する会員も多く、公式な廃止方針は掲げられていなかっ

(共同)
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