東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013053102000111.html)。asahi.comの記事二つ(http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306060572.html、http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306050658.html)。
『●言葉が見つかりません・・・』
「須賀川市の野菜農家の男性(64)は、福島産野菜の一部に国の
出荷停止指示が出された翌日の二〇一一年三月二十四日に自殺した。
遺族によると、男性は原発事故後「福島の百姓は終わりだ」と話していたという」。
「「原発さえなければ」書き残し自殺」「原発さえなければ私の旦那は今も生きていた。夢もなくなったが・・・・・・」。東京電力原発人災と、どう考えても因果関係が大ありだ。また、「震災さえ」ではなく、「原発さえなければ・・・」というところが重要。原発再稼働・原発輸出したりできる政治家や電力会社幹部、財界の神経が分からないし、そういった政治家を支持し投票する人たちの気持ちが分からない。
『●哀しい遺書: 「原子力さえなければ」』
『●ドキュメンタリー映画『わすれない ふくしま』: 「震災さえ」ではなく 「原発さえなければ・・・」』
『●「「3.11」から2年② 原発という犯罪」『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号)』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013053102000111.html】
「原発さえなければ」書き残し自殺 酪農家遺族が東電提訴
2013年5月31日 朝刊
東京電力福島第一原発事故で将来を悲観して自殺した福島県相馬市の酪農家菅野重清さん=当時(54)=の妻バネッサさん(35)と二人の息子が三十日、東電に約一億二千六百万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴状によると、菅野さんは乳牛約四十頭を飼育していたが、原発事故で原乳が出荷停止となり、牛の処分に追い込まれた。フィリピン国籍のバネッサさんと息子たちを一時帰国させていた二〇一一年六月、酪農場の堆肥小屋で首をつって自殺した。小屋の壁には「原発さえなければ」などと書かれていた。
訴状は「事故で酪農経営の先行きが見えず、家族もフィリピンに避難して菅野さん一人に重圧がかかった。心身ともに疲弊し、うつ病にかかって自殺した」と指摘し「事故と自殺には因果関係がある」と主張している。
提訴後に東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見したバネッサさんは「原発さえなければ私の旦那は今も生きていた。夢もなくなったが、二人の子どものために裁判を闘いたい」と涙ぐみながら語った。
東電広報部は「訴訟においてご事情を伺った上で真摯(しんし)に対応する」としている。
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【http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306060572.html】
2013年6月7日
(私の視点)災害関連死 弔慰金審査、早急に検証を 小口幸人
震災から2年が過ぎた。改めて思うのは、家族を亡くした方々の悲しみは別物だ、ということだ。最も丁寧にケアされるべき人々だが、現状はそうなっていない。
問題を浮き彫りにするのが、災害弔慰金支給に関する審査だ。震災で家族を亡くされた一定の遺族に支給されるお金のことであるが、金銭だけの問題ではな・・・・・・・・・。
・・・・・・例えば、シートによれば、自殺の場合、精神科への通院歴があり、しかも震災から半年以内に対象疾病を発病した記録がなければ関連死ではないことにされてしまう。目安に過ぎない資料が、否定のために乱用されかねないのだ。審査結果は「県から来ました」とだけ言われて遺族に渡される。無機質な通知書は遺族の心を傷つける。遺族の声は「県の結果なので」で切り捨てられてしまう。 国は早急に各審査会で行われている審査を調査し、・・・・・・・・・。
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【http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201306050658.html】
2013年6月6日
父自殺、東電は謝罪を 原発事故、心晴れぬ和解
東京電力福島第一原発の事故後に自殺した福島県須賀川市の農家の男性(当時64)の遺族が5日、東京都内で記者会見した。東電とは原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)の仲介で近く和解する見通しだが、賠償金の支払いに応じながら、謝罪を拒んでいる同社の姿勢を批判した。
「東電は、私の家に来て・・・・・・。
(写真キャプション: 自殺した樽川久志さんの次男和也さんは
記者会見で「東電はしっかり謝罪して欲しい」と涙をこらえながら訴えた
=5日午後、東京都千代田区、福留庸友撮影)
・・・・・・・・・「東電は、私の家に来て父の仏前に線香をあげて欲しい。それがなければ、和解したといっても心が晴れない」。自殺した樽川(たるかわ)・・・・・・・・・。
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