『謎解き 超常現象Ⅱ』(Investigating the Supernatural Ⅱ)、7月に読了。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)編。彩図社。2010年5月刊、第1刷。著者名と目次は以前にご紹介済み。続編。
竜巻の強さを示す藤田スケール(p.50)。
自称FBI超能力捜査官の透視能力のいい加減さと、「そこまでやるか」の司会者みのもんた(pp.98-106)。
あの江原啓之氏が〝本物〟と認めた霊能力者は本物か?(pp。107-117)。そのネラ・ジョーンズの実力が分かる検証番組で、ジェイムズ・ランディが検証。本城さんアップのYouTubeで是非。
バーナム効果(p.120)。フォアラー効果とも。フォアラーが考案した文章は、だれしも自分のことを言い当てていると思い込む。実は星占いから抜き出した文章の適当な組み合わせに過ぎない。
あの江本勝氏が「国際波動友の会」を主催、会報は『HADO』(p.138)。第25章は、「「水からの伝言」の真実」(pp.193-200)。菊池誠さんや田崎晴明さんらによる科学者たちの批判。一方で、トホホな・・・「日本物理学会・・・九州大学大学院の高尾征治氏らによる「言葉が水の氷結状態と水中元素濃度に及ぼす影響」という発表」(p.196)。
「イオンド大学教授」の矢追純一氏について、「・・・基本的なデータや間違いや歪曲があまりにも多く、信憑性は極めて低い」(p.162)。
「サイエントロジーなどの似非科学で商売している団体」(p.189)。
日本学術会議会長の批判声明や朝日新聞の批判報道でそのいい加減さと危なさが世間に知れ渡り始めたホメオパシー問題。その先取りとしての第27章「【日本でも密かに浸透しつつある代替療法の恐怖】実は危険なホメオパシー」(pp.205-211)。
「何者かに人類が創造されたとする説」、つまりIDと、「ミトコンドリア・イブ」(p.222)。