中学、高校は音楽、演劇、でつっぱしってきた。
同時に本も数々読みあさった。
とりあえず、国語の教科書に出てきた著者の本から読み始めたので、
日本文学が私の読書の始まり。
それにすかっり夢中になり始めた頃、
今度は外国文学を読むようになった。
スタンダールの「赤と黒」なんて中学生が読んで分かるわけもなく、
今読み返すとまるで別の作品だ。
いろいろ読んだけれど私の中での文学の原点は”太宰治”。
思春期の私にたくさんのことを考えさせてくれた。
だから至極わたしの生き方に影響を与えていると思う。
良いこと・悪いこと両方あって人間なのだ。
肯定も否定もしない。
全てをひっくるめて人間らしい人間と呼ぶのだと思う。
劇団に入団したての頃は、私が一番若輩者だったので、
当時は劇団のマスコット的存在でいた。
そんな娘が、「愛読書は太宰です。」というものだから、
結構先輩達は面を食らった様子だった。
太宰についで、続々と登場してくる新鋭作家に惹かれていった。
特に”吉本ばなな”の出会いはこれまた私に平手を食らわした。
至極ショックだった。
これほどまでに、純粋で悲しくって
けれど凛とした強い作品が書けるのか・・・。
1987年に「キッチン」でデビューしてから
首を長くして次の作品を待ちわび、そして読みきる。
「アムリタ」あたりまでは。
手術・退団・結婚・出産とめまぐるしく
いろんな事が起こってゆく。
そして二人目、三人目が生まれ、無我夢中に過ごす毎日。
そのうえ欲張りな私はビジネスにも世界を広げ始めるものだから
物理的に小説を読む時間がなくなってゆく。
本好きになってもらいたくて、
毎晩、子供達に絵本の読み聞かせをしていた。
ビジネスのノウハウは書物などからも学んだ。
だからその頃読んでいた本は、
絵本をはじめとした子供向けのものと、ビジネス書。
月日は流れ、しばらく振りに吉本ばななの「NP」を読み返した。
あれから20年ちかくが経っているというのに、
あの頃の感性に引きずり戻された。
何も怖いものがなく、ただ夢に向かって突き進む
信念みたいなもの。
だからこそ壊れやすくて美しいのかもしれない。
そんな時間が経過して
ようやく、再び吉本ばななに巡り会った。
ずいぶんと意欲的に書いてくださっているので、
ファンの私としては嬉しくって仕方ない。
同時に本も数々読みあさった。
とりあえず、国語の教科書に出てきた著者の本から読み始めたので、
日本文学が私の読書の始まり。
それにすかっり夢中になり始めた頃、
今度は外国文学を読むようになった。
スタンダールの「赤と黒」なんて中学生が読んで分かるわけもなく、
今読み返すとまるで別の作品だ。
いろいろ読んだけれど私の中での文学の原点は”太宰治”。
思春期の私にたくさんのことを考えさせてくれた。
だから至極わたしの生き方に影響を与えていると思う。
良いこと・悪いこと両方あって人間なのだ。
肯定も否定もしない。
全てをひっくるめて人間らしい人間と呼ぶのだと思う。
劇団に入団したての頃は、私が一番若輩者だったので、
当時は劇団のマスコット的存在でいた。
そんな娘が、「愛読書は太宰です。」というものだから、
結構先輩達は面を食らった様子だった。
太宰についで、続々と登場してくる新鋭作家に惹かれていった。
特に”吉本ばなな”の出会いはこれまた私に平手を食らわした。
至極ショックだった。
これほどまでに、純粋で悲しくって
けれど凛とした強い作品が書けるのか・・・。
1987年に「キッチン」でデビューしてから
首を長くして次の作品を待ちわび、そして読みきる。
「アムリタ」あたりまでは。
手術・退団・結婚・出産とめまぐるしく
いろんな事が起こってゆく。
そして二人目、三人目が生まれ、無我夢中に過ごす毎日。
そのうえ欲張りな私はビジネスにも世界を広げ始めるものだから
物理的に小説を読む時間がなくなってゆく。
本好きになってもらいたくて、
毎晩、子供達に絵本の読み聞かせをしていた。
ビジネスのノウハウは書物などからも学んだ。
だからその頃読んでいた本は、
絵本をはじめとした子供向けのものと、ビジネス書。
月日は流れ、しばらく振りに吉本ばななの「NP」を読み返した。
あれから20年ちかくが経っているというのに、
あの頃の感性に引きずり戻された。
何も怖いものがなく、ただ夢に向かって突き進む
信念みたいなもの。
だからこそ壊れやすくて美しいのかもしれない。
そんな時間が経過して
ようやく、再び吉本ばななに巡り会った。
ずいぶんと意欲的に書いてくださっているので、
ファンの私としては嬉しくって仕方ない。