YOSHIMOTO DIRECTOR’S 100 オールナイト上映会@baseよしもと 9.23

2007年09月26日 | その他ライブレポート
MC:フロントストーリー清水
ゲスト:間 寛平 藤井 隆 千原せいじ マキシマムパーパーサム長澤 笑い飯西田
千鳥大悟 ジャルジャル

○トークコーナー(baseメンバー出演部分のみ)
・西田監督登場。キャスケットを被り、うさん臭いサングラスを付け、杖をついて「西田監督です」と自分で言いながら、なんだか監督気取りの西田さん。清水さんにツッコまれるが、西田「撮影中はずっとこんな感じ」

・後藤君登場。キムタク風カツラを被り、薄めのサングラスを付け、手には2㍑のペットボトルの水!清水「持ち歩くサイズちゃうやろ!」清水さんにマイクを向けられて挨拶するが、主演俳優気取りで声がちーっちゃい!

・福徳君登場。しかし服装は、ゲームコーナーで着る青いTシャツに、紺のハーフパンツ。ハイテンションで「どうもーー!」と言いながら、ゲームコーナー気取りの福徳君。

・最後に大悟監督登場。しかし服装は、監督らしからぬギャルっぽいピンクのタンクトップ(ラメのロゴ入り)に、カモフラージュ柄のフリルミニスカート。手にはプリン。大悟監督の言い分は「こんだけ待たされたらな、こんな格好にもなる」ちなみに時刻はAM4時前。

・西田監督の「暁に死、抱きしめて」は、出演が吉本の芸人ではなく、本物の(と言ったら変ですが)俳優さんを起用。この理由について西田「よしもとの若手でLOVEを演じられる子がいない」清水「あれはLOVEですか?」西田「ハァ!?」

・大悟監督の「ゆびみず」と、今日の服装の関係について大悟「荒々しさ(タンクトップから覗く大悟の太い腕)もありながら、アホそうな女(ピンクのタンクトップ)を表現した」等と、テキトーなことを言う。他、現場では大悟と後藤と”ヒロウイン”の女の子と、3人でいることが多かったので、その辺の三角関係がどうのこうのと話す大悟監督。
このタイミングで堂々と水を飲む後藤君。
清水「水を飲むな!」へらへら笑う後藤君。
清水「何を笑ろとんねん。腹立つな」
後藤「実際、オレ自身もヒロインの女の子を狙ってたところもあるんですけど」
先輩の前で自分のことを”オレ”という後藤君。

・主演に後藤を選んだ理由について大悟「baseの人間でやろうかなと思ってて、一番普通っぽい、真面目な顔といえば後藤・・」
実は福徳の出演は結構少ないらしい。福徳「いい役で出てるんですけど・・・キーマンでも無い」

大悟「後藤も福徳も(演技が)ものすごい上手いんですよね。コントやってるから」
二人のやり取りは、ほとんどアドリブらしい。ジャルジャルの演技を褒める大悟監督。
後藤「大悟監督も、空気作りといいますか、モニタの向こうでニコニコと・・」と、今度は大悟の監督ぶりを褒め出す後藤君。

・福徳君曰く、後藤は主役になってから4回ぐらい遅刻したらしい。撮影の日、福徳と後藤とダイアン津田の3人で待ち合わせをすることになったが、後藤が来ない。ようやく30分遅れて来た後藤は、津田にも謝る素振りをみせない。あまりにも堂々としている後藤に、二人は何も言えず。
この真相は、後藤は30分遅れたのは自分でわかっていたが、津田と福徳の入り時間は自分の30分後だと勘違いしていたため、福徳と津田の入り時間には間に合ったと思っていたから、二人を待たせた自覚は無かったらしい。

・後藤君がヒロインの女の子を狙っていたらしいエピソード。
大悟・後藤・女の子と3人でタクシーに乗っていた時。大悟が目を閉じていたら、後藤は大悟が寝ていると思ったのか、普段は使わないようなスゴイ関西弁を使って女の子に話しかけていた。”関西人”をアピールしていたらしい。
打ち上げで飲みに行った時。普段はどの先輩と飲みに行っても一滴も酒を飲まない後藤が、ちょっと酒を飲んだ。
さらに、タバコも吸わないのに”昔は吸っていた”とアピール。
後藤「主演という立場を利用して狙ってました」

・清水「作品はイメージどおりになりましたか?」
大悟「んーーー。まあ、まあ。・・・めちゃくちゃうるさいのよ、映画の人が。あっちとしてはマジやから」
大悟としては、もっと自然体に撮りたかったが、映画の製作スタッフが、やはり向こうはプロなので、どうしてもカッチリ撮影する感じになってしまったらしい。
後藤を見たスタッフ「表で撮影すると人だかりが・・・できないか」悔しくて、主演という立場を利用しようと決めたらしい。

・福徳「まばたきしたら、僕を見逃すかもしれないんで、まばたきしないで下さい!」と客席に訴える。

・後藤「津田さんのナチュラル演技はVシネもの」
大悟監督曰く、ダイアン西澤氏もセリフ無しの色んな役で結構出ていたが、西澤を知らない編集スタッフによって、ほとんど切られてしまったらしい。

・西田「(「暁に死、抱きしめて」には)誰かさんのスポーツカーが出てます。青色で、RX7っていう・・。誰のとは言いませんけど」おそらくT夫さんのですね。

・「ありがとうございました」と言ってコーナーを締めようとする清水氏。しかし全く帰る素振りをみせない4人。
福徳「どっちのチームが勝ちですか!?」
清水「ゲームコーナーちゃう!」
西田「どうします!?即興ユニットコントでも・・」
”ゲームコーナー”だの、”小道具があれば”だの、色々言い始める。客席は爆笑。
西田「フリップとマジックさえあれば・・。光岡さんでも呼びましょうか?」
大悟「電話してみましょうか?」
とにかく帰らない4人。彼らの言うことに丁寧にツッコんでいく清水さん。

清水「早く帰って下さい!」
西田「二度と来るか!」
後藤「いい加減にしてくれ!」
プリンを食べる大悟。
清水「帰れ!!」
ようやくハケたと思ったら、後ろの袖からまた出てきて椅子に座る福徳。その後も、何人か出てくるノリ。
やっとハケて、今から観てもらう映画の説明をし始める清水氏。椅子を片付けるために出てきたスタッフに”また出てきた!?”と一瞬驚く。

※以下は、今回観た映画の感想です。内容には極力触れないようにしていますが、”余計な先入観を持ちたくない!”という方は、この先はご覧にならないほうが良いかと思います。ご注意ください。




○『ボクとタケダくん』監督:間寛平○『ボクとタケダくん』監督:間寛平
間寛平氏の実話を元にした作品。現在と回想シーンを織り交ぜた構成。よくある感じかな?と観ながら思っていましたが、ラストのリアルな演出に、思わず涙が出そうになりました。しかし途中はきちんと笑いどころアリ。

○『シルバーストレッチ2039』監督:藤井隆
上映前に、フロント清水氏も言っていたが、ほんと不思議な感じ。こういう言い方は好きではありませんが、たぶん”シュール”です。しかしこの作品も笑いどころ満載、というか、最後まで笑える作品でした。声出して笑いました。

○『おっちゃん』監督:山口智充
音楽までぐっさんが担当。子役がけなげでなんかかわいい。

○『Honeystar』監督:チャド・マレーン
とにかくすごいたくさんのキャスト。1万人ぐらい出てた?笑。もう、奇想天外の一言。私のような凡人には理解不能でした。展開が速すぎて、まばたきすると置いてきぼりを喰らいます。

○『P.H』監督:千原せいじ
千原せいじ監督曰く、P.Hというのはこれと言って意味が無く、見た人が決めてほしいそう。笑いというより、ストーリー性の方が強いかな?
私は主演のマキシマムパーパーサム長澤氏を存じ上げてなかったため、普通に役者さんに見えて、演技がリアルな感じがしました。

○『女優 美紗』監督:ハリセンボン

○『カナリア』監督:松本康太
前半と後半の差が激しい。笑 前半観てかなりブルー入ってしまいましたが、後半の出演者が良い。

○『助監督、橋井~ある撮影現場より~』監督:木村祐一
この作品と『女優 美紗』を観て思ったのは、テレビ(撮影)の現場って大変なんだな~。謝ってばっかり!です。

○『暁に死、抱きしめて』監督:西田幸治
タイトルだけ見ると重ーい!でも一番笑った作品でした。上映前のトークでは”LOVE”なんて西田監督言ってたのに・・
さすが西田監督、大好きです!普通にかっこいい。もう一回見に行きます。

○『ゆびみず』監督:大悟
来たよ来たよ!!開始直前は「あーーもう見てしまうんか~・・もったいない。先に取っておきたい」とまで感じていました。この時点でAM4:30頃。体力的にしんどくなる時なのに、始まると時間が経つのも忘れて食い入るように見入ってました。あっという間。
見どころは、baseメンバーの超ナチュラル演技!!後藤君は、津田さんがナチュラルだと言ってましたが、いやいや、皆さんとってもナチュラルでしたよ。baseで見るユニットコントばりに自然体。それが可笑しくて、これ映画か!?と思ってしまいます。ジャルジャルのどーでもイイ雑談とか・・。津田さんのノリ。全部ツボ。
そして忘れてはいけないのが、後藤君の新郎姿!!(You Tubeでも予告編としてこのシーンが観られるらしいですね) ほんの数秒でしたが、淡いグレーの燕尾服(?)も似合ってるし、髪なんかもちょっとセットしてもらったりして・・・ハートを打ち抜かれました。笑
こんなコが自分の新郎だったらテンション上がるよ!
笑いどころも多いし、ストーリーも面白い。オチもきちんとあって、この作品も、もう一回見に行きます。

○『14階段』
時間の都合で途中退出したので、最後はどうなったかは分かりませんでしたが、ちょっとグロい感じで、怖かったです。演技も、設定も。