ストマーすなわち人工肛門の持ち主は日毎あるいはそれ以上の頻度で自分の大便と対面しなければならない.ぼくの場合 その結果として,人格が哲学的になったように思う.
日本オストミー協会の会誌広島版に,福山市いそだ病院医師 岩川和秀先生が「便を知る」という連載を監修しておられる.以下はその第2回 (2024/7) より.
日本人成人の大便の量は1日あたり 150-200g.
その大部分 80 ± 10%は水分.
残りの固形分で,食べかすは 1/3 にすぎない.
あとは腸内細菌と腸粘膜が剥がれ落ちたものがそれぞれ 1/3 ずつ.知らなかった.
腸内細菌は腸内に総計約 1kg!! が住み着いていて,その一部が出てくるのだそうだ...知らなかった.
腸粘膜は2日周期で !! 生まれ変わる.知らなかった.ちなみに皮膚の場合は1月周期だそうだ.
岩川先生の総括
「いかに便が体の分身であるか 分かっていただけたでしょうか.ご自身の健康状態を評価するには,まず便をよく観察してください.それが健康管理の源となることでしょう」.
まことちゃん を思い出した. 連載開始は 1976年 で,彼は現在 50 台と思われる.
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