この「指紋採取ゲルシート」を海上保安部の職員が開発したそうです・・・
きっと仕事を通して、この様な凹凸の多い表面に付着した犯人の指紋を、その“手がかり”の採取が容易にできるこの「指紋採取用ゲルシート」を、第5管区海上保安本部(5管、神戸市中央区)の職員が開発したそうです。きっと神戸港には怪しげな荷物も多く船で運ばれいるのだと思います・・・
それをこのゲルシートで簡単に指紋が採れ、犯人逮捕の証拠に使えますもの・・・
この開発は、鑑識の常識を覆す画期的な開発と注目を集めたそうで・・・全国から問い合わせが相次いでいるようです。指紋採取は犯人逮捕に近づくための第一歩で、犯罪捜査への貢献は計り知れないと関係者は言ってます。このゲルシートは将来は全国の警察に広がる可能性もあるそうです。
開発したのは平成15年当時、5管大阪海上保安監部巡視艇「よどぎく」チームのメンバー5人だとの事です。
この開発のきっかけは、大阪港を発着するカーフェリーなどで窃盗や放火などが相次いだ事だそうです。最近のように海外との取引が多くなると、フェリー内の事件は全国で年間数十件だったのが、その年は、経験したことがないくらいに連日の捜査に追われたのだそうです・・・
そのうえ、カーフェリーの船内は、表面がザラザラでむき出しの鉄骨部分など凹凸部分が多いので、従来の金属の粉末を振って検出する方法では採取に時間がかかる上、高度な技術が必要だったとの事です・・
「もっと使いやすい識材をつくろう」 5人は約1年間かけて材料を検討し、粘着力や柔らかさ、厚みなどを含めて数十回の試行錯誤を重ね、指紋採取用ゲルシートの開発にこぎ着けたとの事です。
このシートの特徴は伸縮性と粘着性で、耐震用の家具固定マットのようなゲル状で、指紋の付着した場所に張り付け、はがすだけで採取できるそうです。シートに転写した指紋は薬品で浮き上がらせ、シートのまま証拠とできるという優れものだとのことで、今後の活用範囲は広範に亘ると思います。
5管警備救難部の西垣強・刑事課長は「職員の創意工夫で生まれた画期的な開発。証拠品が増え、事件解決にもつながる」と行ってました・・・
現在特許申請中で、警察庁のほか熊本、岐阜両県警でも使用。自転車窃盗事件でのサドルの指紋採取などこれまで難しかった曲線部分にも対応でき、重宝されているというらしいです・・
海洋情報部庁舎
開発メンバーの一人、上久保佳洋さん(36)は「自分たちが使っているものを工夫しようとした結果で、まさか全国で認められるとは思わなかった」といってます・・・
耳かきのお化け見たいな物使って粉振っていた時代がつい最近まで・・・だったと思っていましたが。(^^♪
ようこそお越しを・・・
最近のような犯罪が頻繁に起きている時代はこのような簡単に指紋を採取できれば犯人の検挙も早まり、これを開発した海上保安部の人達には、相当額の特許料を防衛省も出して欲しいと思います。
これの開発で警察関係者は今後大助かりだと思いますので、謝礼金ではなくこれを開発した人に権利があるようにしてあげて欲しいと思います。
日本は兎角このような組織に属していると、開発者がその事をいえない事で以前も裁判になって外国との比較でそれを強く感じました。