太陽政策に批判的な米国の新国防長官
米国で新国防長官に任命されたロバート・ゲーツ氏は韓半島(朝鮮半島)の情
勢をどう見ているか。
彼は1990年代初期から北朝鮮のミサイル・核武装について警告してきた人物だ
。また金正日(キム・ジョンイル)総書記に対して非常に否定的な見方をしており
、韓国政府の太陽政策についても批判的なことで知られている。
ゲーツ長官は、92年に米中央情報局(CIA)局長在任中、下院の国際関係委
員会で、北朝鮮がプルトニウム抽出のために核施設を稼動させていると報告し、
「北朝鮮が核兵器を保有するのは早ければ数カ月ということもあり得る」と警告
した。
また94年にあるテレビ局とのインタビューで、金日成(キム・イルソン)前首席の
死亡について、「金首席は心臓マヒではなく、他の理由で死亡した可能性も排除
できない」と語っている。 ゲーツ長官は、
2001年に大学の学長として在任中に、
「今日の北朝鮮‐包容か対峙か」というテーマのセミナーを開催するほどに、北
朝鮮問題に関心が高い。
(朝鮮日報より)
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新国防長官に任命されたロバート・ゲーツ氏は朝鮮半島について早くから朝鮮
半島の問題について多くの疑問を提唱してきた人物であり、「北朝鮮はこれまで
数十年間、ソウルとワシントンの関係悪化を狙ってきたといっております。
韓米間に異なった見方があっても、北朝鮮の意図を見過ごしてはならない」と
し、また太陽政策については「南北間の人道的交流が増加しているが、北朝鮮
は受け取るだけで韓国は与えるだけのようだ」との見方を示し・・・・
北朝鮮の軍事力については「北朝鮮には変わったところは何もない」と断言して
います。
また、 ブッシュ政権とクリントン政権の対北政策の違いについては「ブッシュの
方が(北朝鮮に対して)より注意深く、より懐疑的だ。自分はその見方に同意す
る」と明らかにしたそうです。
次期長官に指名されたゲーツ氏は、米議会が今年3月に設置した「イラク検討
グループ」のメンバーであり・・・同グループは、ジェームズ・ベーカー元国務長
官、リー・ハミルトン元下院議員が共同座長を務める超党派の特別作業班で、
ブッシュ政権に政策変更を勧告するために準備を進めていたとの事です。
大統領がゲーツ氏を起用したことは、同グループの勧告に沿ってイラク政策
を展開していく用意があることを意味し、大統領も会見で、同グループとの協力
に前向きな姿勢を示し、来週ベーカー氏らと会談する予定であることを明らかに
しております。
今後の中東情勢は、もっと柔軟な外交姿勢をとると思われます。
しかし朝鮮半島は・・・・現在米国と戦闘状態ではないわけですし、アメリカが最
も嫌いな人権問題でも闘いやすく、民主党の賛同を得やすい・・だけに、アメリカ
の外交政策は 、北東アジアにはシビアな姿勢に変化するように・・想像します。
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