容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

中国、アフリカ48カ国の債務を帳消しに

2006年11月07日 07時03分46秒 | 国内政治

 

         中国・アフリカ協力フォーラム北京サミット

                       

中国がアフリカ48カ国の首脳を招き、大規模な援助攻勢を行った。胡錦濤主席は3-5日に北京で開かれた「中国・アフリカ協力フォーラム北京サミット」で「アフリカとの協力強化のための8項目」を発表した。

しかしこれら8項目のいずれもアフリカを「丸め込むための」優遇措置のようだ。
 専門家らは中国の措置が協力のための「贈り物」とは言うものの、実際にはアフリカの石油・鉱物資源を狙った「まき餌」の性格を帯びていると指摘する。
このため、中国がアフリカを舞台に新植民地主義を展開しているという主張も上がっている。
(朝鮮日報より)

          <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

              アフリカの地図   

このニュースを読んで、中国はいよいよ世界の覇者たらんとして,EU諸国の思惑を無視し、アフリカ諸国に対し、大胆に行動し始めたという感じです・・・

  まずは債務減免し、中国は台湾と国交を結んでいる5ケ国を除くアフリカ48ケ国すべてに対し、2005年末に満期となる無利子借款を全額帳消しにすると発表し、コンゴ共和国のドニ・サスヌゲソ大統領はよれば「中国が100億ドルに及ぶ債務を全額帳消しにすると宣言した」と明らかにしたとの事です・・・

これは中国が2000年以降の6年間でアフリカ諸国に対し13億6000万ドルの債務を減免したのに比べ、今回はその額の7倍以上という大規模なもので、アフリカに対する援助規模も2009年までに、2006年の2倍に増額するとしていています。

また30億ドルの優待借款を提供し、アフリカの輸入業者に20億ドルの優待信用貸与を提供することにしたと聞きました。さらに中国企業のアフリカ投資を奨励するため50億ドル規模の「中国・アフリカ発展基金」も立ち上げるというそうです・・・

▲アフリカ製品の無関税輸入商品数を現在の190品目から約440品目に拡大
▲アフリカに3-5カ所の経済貿易協力区を設置、
▲アフリカの約1万5000人の人材に対する研修機会の提供なども含まれた。
◆中国側の実利も大きい=今回のフォーラム期間中に中国はアフリカ10カ国と資  源・財政・技術・通信などさまざまな分野で19億ドル規模の貿易契約を締結したと聞きました。

 エジプトと9億3800万ドル規模のアルミニウム輸入契約を締結し・・南アフリカ共和国・スーダン・ケニア・ナイジェリア・ガーナなどとも貿易契約を結んだそうです。

またフォーラム開催の直前には中国の海外建設プロジェクト史上最大となる83億ドル規模の鉄道建設契約をナイジェリアと締結したと聞きました・・・

 中国のアフリカ投資は主に石油・資源開発と社会間接資本施設に集中していて、コンゴの木材、南ア共和国の鉄鉱石、ザンビアの銅、アンゴラ・スーダンの石油なのです。

このため、西側諸国は中国のアフリカ政策が「資源略奪」 「新植民主義」だと批判していますが・・・・、現在の中国はそれらは完全に無視した大胆な行動から、新しく誕生した大覇者として鮮烈な印象を与えた今回の会議だったと思います・・・


 しかし温家宝総理の、「中国のアフリカ援助は真心のこもったものであり、いかなる政治的な条件でもない」とといってますが、私などその言葉をそのまま信じるには、日本に対する中国の様々な態度から・・・・

「われわれはアフリカ諸国と共に互いに利益となるような協力を推進していく」と強調したそうです・・・・この大胆な大仕掛け・・・でアフリカ諸国の宗主国たらんと踊りでた、ある意味見事な外交・・・・というほかありません・・・・

           
 

  容子の部屋別室を再会しました。よろしかったら覗いて見てください