第4回“脳死”臓器移植について考える市民と議員の勉強会(3月10日)のお知らせ
賛同議員
衆議院:阿部知子・石井啓一・枝野幸男・北神圭朗・郡 和子・田中康夫・笠 浩史・工藤仁美
参議院:大島九州男・川田龍平・田村智子
日時:2011年3月10日(木)12時~14時会場:衆議院第一議員会館・第4会議室
◇講演 内梨昌代さん〈『真帆―あなたが娘でよかった!―』(かもがわ出版刊)著者〉
娘に教えられた“いのち”の尊さ がんと闘った娘を見守り続けて
◆報告 大塚孝司さん〈人工呼吸器をつけた子の親の会(バクバクの会)会長〉
どの子の“いのち”も大切にされる社会を求めて 実践から
身近な人が病気や障害を抱えた時、「“いのち”の大切さにはじめて気づく」と言われます。 今回の勉強会で講演していただく内梨昌代さんは、長女が12歳の時、悪性の脳腫瘍に罹患し、8年に渡る闘病生活を支えました。その間、娘、真帆さんは、20回もの手術を繰り返しながらも、恋にも大検にも前向きに取り組み力強く生き抜きました。壮絶な奇跡の8年間、養護教諭としてのお仕事も続けながら、母親として真帆さんを見守り続けた内梨さんは、徐々に機能が失われていく娘の姿から、“いのち”の尊さを教えられたと言われます。最後まで生き抜いた真帆さんの生と内梨さんのお話から、“生きること”“いのち”についてぜひ考えていただきたいと思います。
人工呼吸器をつけた子の親の会(バクバクの会)は、人工呼吸器をつけて生活する子どもの300家族が集う団体です。昨年20周年を迎え、『いのちの宣言』を発表しました。会長の大塚孝司さんには、医療的ケアが必要とされる子どもの現状とこれまで行ってきた実践について報告していただきます。 私たちは、“脳死”からの臓器移植の推進は命を選択し脳の機能を失った人の命を切り捨てることだと批判してきました。皆たった一つの尊い命を生きています。他人の命も自分の命も同じように大切に、支え合う関係になれること、そうした社会のあり方や治療技術の研究・開発を進めるべきではないでしょうか。 主催:臓器移植法を問い直す市民ネットワーク