ネコのヒトビト

ネコにまつわるヒトビトについてのお話等

美的感覚

2018-11-10 21:31:19 | 思ったこと
昔、
セレブみたいな人々にまじって、いわゆる ちょっとした習い事をしていたとき

ゲルマニウム温浴だとか 美容法
なにやら 馬鹿高い 健康食品とか
いろんなものを試したりしている周りのマダームたちから
勧められたり、買わされたり、ということが多少 あった

私は、いなかの、どこにでもいる にくのついた人種で
そのような マダームたちと ぜんぜん 種類が違うので
そのうち、無駄な抵抗はよして、 その習い事もやめてしまい、そのような
わけのわからない美容法や、健康食品などを 試す機会も なくなってしまった。

はっきりいって  AやらBやら
 いろいろ試したとこで
違いがわからない オンナなので

どこのブランド品なのかもわからない、ので

そのようなことにお金をかける 意味がわからない

爪を塗る(いわゆるネイル)も、
そこまで苦労して、それほど効果があるのかとおもうと、

自分とは次元が違う世界ですのでわからない
どうでもいい。

むしろ 邪魔だと思わない 感覚が 理解不能



ここまで書いてなにを言いたいのかというと


美容整形である


某 タレントの顔を久しぶりに見た

おそろしく腫れ上がったその顔に衝撃をうけた

マダームたちにとって アンチエイジングは 嗜みなんだそうだ(そこまでかくと誰のことかわかってしまう)

昔は、普通の顔だったのに

しわしわになることがどうしてそんなに嫌なんだろうか。

仮面のようになった、膨れ上がった痛々しい顔は、もはや美しいとか、そういう範疇ではなく
奇異 異常な精神を感じる

美的感覚というのは、変なふうに鍛えられると、どこまでも行ってしまうんだな(行ってQ)

盛りすぎた爪
シワを伸ばしすぎた顔

周りに、そういう 人たちが多ければ、美的感覚は ここまでずれてしまうんだという

恐ろしい現象を垣間見た気がした。

芸能界というか、テレビ局周辺にいけば、あんな風に どこかにメスを入れたり、注射したり、不自然な変化をした
顔面を さらしながら 生きている人たちと出会う機会が とてつもなく多いんだろう
それを日々、 出ているタレントさんたちは 受け入れて 生きているんだろう


それも、ひとつの生きる道なんだろうが

変化した顔 どこかで、痛みや、辛さを無視して その状況を受け入れた精神状態。

メスを入れた時の痛み 注射したときの痛み それ以降のメンテナンスする時の痛み
心の痛み
いろいろと 考えると 痛々しい

その心のありようが、

いたいたしい

でも、それも

受け入れるという ことなんだな。 と おもった

テレビのやらせ問題

2018-11-10 16:52:27 | 思ったこと
先日 週刊文春で
日本テレビの
世界の果てまで行ってQ
という番組の 過剰演出 所謂 ヤラセ問題を報じていた

異国の地で行われている、過激な祭りに挑む
この シリーズは 時折目にしてきたが
何やら 過酷なロケで 宮川大輔さんが
嘔吐したり 泥まみれになったりと言った絵面で
あつくるしく

(面白い人には面白いのでしょうが)

あまり熱心に見ていなかった

この番組のいいところは
というより
日本テレビのこれらの番組が
視聴者を惹きつけてきたのは

出演者も 製作者も
どこか捨て身で 命懸けで 撮影に臨んでいるような
ひたむきさが 奥に垣間見えるところだったのでは
と 私は 思っていた
イモトさんの数々の挑戦も、そこまでどうして頑張れるのか、というギリギリまで追求している姿 その 命懸けを 大きな度量で 支える 製作者の姿勢への 信頼

目に見える番組の 面白さの奥にある
そうした視聴者と 作る側の間に ある 信頼


魅力の一つであったのでは


毎週観てるわけでは無いが
勝手に思っている


この問題映像を他局で観たが
お祭りのセットの 粗末さと
アイディアの陳腐さ(一見で伝統的祭りでは無いと感じる)で
どうしちゃったのかな。と

その放送があった時視聴者は どう思ったのだろう

それよりも
この問題が表面化した時
擁護する意見が多くて ビックリした

最初からヤラセとわかっていて観てるのだから
とか
こんな事で 番組が面白くならなくなるのは嫌だ とか

ラオスでおこなわれていなかったイベントを
伝統的な祭りだとアナウンスして  映像を見せる
 それを
ヤラセだとあらかじめ 了承している視聴者はどのくらいの割合いるのだろうか

こんなでっち上げをしないと
面白くできないのだろうか

他にも 出演者や 芸能人から
でっち上げや ヤラセ前提で 
面白い番組づくりの 為に 頑張っている

みなさんを楽しませる為だから。

と いうような 意見が多数見られ・・・

でっち上げ・ ヤラセ ・ 捏造で
視聴者を 愉しませる 使命感

でっち上げ・ ヤラセ・ 捏造 も
織り込み済みで
テレビ番組を楽しむ
“高度な楽しみ方を知っている視聴者”

ううむ

テレビ と 視聴者の 関係は

知らぬ間に そこまで 高度な 関係性に なっていたとは。

ワタシのように 単純な 人間には
もう 入り込めない

高度な熟成した世界になっていたのね。


それじゃ ワタシは 退散するしか無いわ。