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2006年11月21日 | Weblog

サッポロHD、花粉症緩和の飲料 1月発売 ビール原料から抽出

 サッポロホールディングス(HD)は20日、傘下のサッポロビールと
サッポロ飲料が共同で、花粉症の症状を和らげる機能性飲料を開発したことを
明らかにした。 ビールの原料である「ホップ」から抽出した成分が、くしゃみや
鼻水などの症状を緩和する。 サッポロ飲料が来年1月に発売する。

ホップはハーブの一種で、ビールに苦味や香りを与える。
薬草としても用いられてきたが、花粉症の症状を和らげる商品の開発は
今回が初めてとみられる。

抽出したのは、大豆のイソフラボンやお茶のカテキンに近い物質
「ホップフラボノール配糖体」。
花粉症の専門家の協力を得て臨床試験を繰り返し、鼻水やくしゃみなどの症状を
和らげる効果があることを確認した。

花粉症の症状緩和は医薬品に頼るのが一般的だが、手軽に飲むことができるのが
機能性飲料の利点。コンビニエンスストアやスーパーで販売し、来春の
花粉症シーズンの需要を見込む。

サッポロHDは、平成15年の持ち株会社制導入以降、傘下の複数の会社が
共同で研究開発を進めて相乗効果を出す態勢を整備。
これがサッポロビールとサッポロ飲料の初の共同開発商品となる。
サッポロHDは、他の酒類大手と比べてやや劣勢の飲料分野で研究開発力を
強化し、付加価値が高い商品の投入で巻き返しを図る。

(産経新聞) - 11月21日8時1分更新


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