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こころのエントロピー

2006年01月11日 | Weblog

 気体・液体・固体などのマクロの物質は非常に多数の
原子や分子から出来ていて・・・
その物質をミクロに見れば 原子や分子が乱雑に運動している。
とされる。
その乱雑さの度合いを示す尺度がエントロピーです。
(乱雑さとは散らばりの事)

熱力学の法則はミクロとマクロに共通する2つの法則に支配される。

まず第一の法則はエネルギーの総量は増減しないとされる
エネルギー保存則なのだが、それとは別にマクロの世界に特有の現象に
第二の法則が存在するんです。

この第二の法則は、一方向にのみ時間的に起こるもので有り・・・
自然界には逆の現象は有り得ないとされ
「エントロピー増大の法則」と呼ばれるものです。

このエントロピー増大の法則は 閉鎖された空間の中で良く起こり・・・
解放された空間では起こりにくくなるのが特徴ですね。

例えばヤカンの蓋を固く閉じて少しずつ加熱すると
いずれフタは弾け飛ぶ事になるが・・・
同じ条件でフタを取った鍋を加熱しても、沸騰はするが比較的
おだやかな状態を保つ。

つまりオープン・エアーと呼ばれる開放的な状態の方が
エントロピー増大は起きにくいのです。

地球規模でのエントロピー増大は発生と消滅が繰り返され
第一の保存則が成り立ち、一部の閉鎖された空間では熱力学として
エントロピーは増大する第二の法則が発生する。

まとめ・・・ 開放的な空間の方が閉鎖的な空間より
熱は穏やかに散らかり保存される。

応用・・・人の心も開放的な方が乱れにくいとは思わない?ですか。



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