身体にいい日誌

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「ジェネリックを考える 第二夜」 

2008-08-09 14:51:45 | サプリ&医薬品
                       実家の朝顔「いい色艶でしょ」


今朝五時半、お盆前の墓掃除に行ったのですが、そこで
下痢…。情けないやら苦痛で顔がゆがむやらで、墓地から
近くのコンビニまで波のように襲い掛かる腹痛…ああ

原因は朝起きてすぐ冷たいお茶を少々と、黒酢か??
早朝の冷たい飲み物は、きますな。せっかく、夜中の
クーラーは気を付けて大丈夫だったのに。

北京オリンピックもいよいよ開幕ですね。
あの開会式は、中国の技術レベルの高さと、規模の大きさを
誇示したかったのか…と。さすが統率力の高さはすごいです。

自由ばかりを主張したあげくに、集団で何かをするという
意識の欠如した日本が学ぶ部分は、技術ではなく集団演技の
方かな???と思いました。技術は金さえあれば、ですね。
仮に2016年が東京に決まっても、エコの時代に「豪華」を
選択するのでしょうかね。仮ですよあくまでも。 

『ジェネリックを考える』 第二夜

(3)供給体制と品質

有効成分は同じでも大きさや薬の表面を覆うコーティングの違いで効能は
必ずしも同じではないという指摘や、供給体制、製品情報の提供などの面で
不安視する声が患者だけではなく、医療現場にもあります。

日本医師会が2007年、全国の病院にアンケート調査を行った調査では
94%が後発品を使用したことがあると回答しました。しかしこのうち、
35%はその後、供給体制や品質などの問題で使用をやめたという実態も
あるようです。

ただ公正取引委員会の2006年の消費者アンケートでは65%が「場合
によっては後発品を選ぶ」と回答している。
その78%が医師や薬剤師の納得のできる説明を受けたら、としています。
そう!患者の納得は、『価格差だけではなく、効能の違いや副作用情報を欠
かすことはできない』ということなのです。
後発品の中には、先発品とまったく同じ効能、副作用も同じものもあれば、
アレルギー症状を緩和するために改善された薬剤もあります。しかし、その
一歩進んだ薬剤には、新たに副作用も追加されたりもします。
ここらあたりの詳しい説明を医師や薬剤師が、すべて把握して説明ができるか
が、今後の普及にかかっているのです。

(4)健保組合が普及を期待する理由
これは当然でしょう。医療費削減&抑制のために、赤字健保組合は自らの
保険機構を守るために、どこも必死なのです。
あるT健保組合は、2006年9月からレセプト(診療報酬明細書)を分析して
切り替え可能な後発薬名や価格差を通知する「薬品使用促進通知書」の送付を
被保険者、被扶養者に送付し始めました。

家族を含めた加入者約10万人のうち、当初は自己負担が月千円以上削減できる
高血圧などの人だけだったが、その後がんと精神疾患以外の全疾病へと拡大して
いきました。
そのうち、約4分の1が切り替え、薬剤費だけで1年約1億1千万円の削減効果が
あったというのです。

自営業者他を対象とする国民健康保険を運営する自治体では、多くが現在視察等を
重ね、今後ジェネリック切り替えを推進する方向らしい。

一方、健保組合の関心は価格差だけではなく、質の同等性にも及んでいます。
健保担当者は推進する以上、多くの被保険者等からの問い合わせに答えなけれ
ばならないという責任が発生します。そこで、製薬会社や研究所への見学が、
頻繁に行われ、普及のための学習が行われているのです。
「生産された後の品質チェックはどうなっているのか?」
「服用した後の血中濃度推移を調べる試験方法は?」
「効能の微細な変化はあるのか?」
「副作用の変化は?」
これらは一般患者からも寄せられる質問です。

担当者は「これら質問にきっちり答えられる我々も当然だが、医師や薬剤師の
ジェネリックに対する意識を上げないと普及は容易ではない」、と語っていました。


以下は2006年調べ

普及率

アメリカ   63%  
カナダ    61%
イギリス   59%
ドイツ    56%
フランス   39%
スペイン   32%
イタリア   30%
日本     17%

    それにしても最近の新医薬品の認可はすごいっすよ。
    どれがどのように効くんだか…。多分医師や薬剤師でも、自分の
    詳しいメーカーや薬局で使う薬品しか知識は少ないでしょうね。
    あらゆるメーカーが多種出してますからね。


脂質異常症治療薬の例(1錠)

新薬124円  ジェネリックA社 87円
新薬124円  ジェネリックB社 60円
新薬124円  ジェネリックC社 55円
新薬124円  ジェネリックD社 45円

*この場合D社が最も安いが、効能効果や副作用等から医師や薬剤師が
判断する。患者が要望してもよいが……。
         


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