新・名も無い馬ですが・・・・・

2013年11月3日に旅立ったマイネルスティング。
その想い出と一緒に、これからも名も無い馬たちの応援をしていきます。

♪ オキテのまったり生活 その2 ♪

2017-09-18 | 日記
大型台風が日本全国で暴れまわっています。
北海道も今日は朝から雨、そして雨は止みましたが今度は風、それもかなり強烈に吹いています。
日高地方も台風進路に入っていて警報が出ていたので、心配でメールをしてみました。
とりあえず被害はなく、みんな馬房に入って落ち着いているとのことで一安心です。
大雨警報は解除されたようですが、少しでも早く台風が過ぎ去って欲しいと願います。
どうかこれ以上台風被害が広がりませんように。
そして、被害に遭われた方達に心からお見舞い申し上げます。
今日は真面目バージョンのエドリンです、こんにちは。

    
さて、先日の画像アップの続きです。
つい最近、夏場の夜間放牧が終了し、これからは明るい太陽の下、草を食む事ができます。
と云った矢先からこの台風で、馬房に閉じ込められてるオキテ達です。
きっと、お向かいのゴーちゃんと(オ)「早く外で走りたいよぅ」(ゴ)「僕はたまにのんびり休みたいから、いいんだよ、これで」とか話しているかも知れませんね。(ホントか?)
こんな日に馬房訪問したら、ニンジン配りで走りまわされます。
お馬達のニンジン愛は強烈ですから。(苦笑)


オキテのニンジンクレクレポーズです。
    
    からの~~~

   
   「ニンジン、ニンジン!!」

   
   「こっちで駄目なら今度はこっちだ。」

   
   「早くくだちゃいよ~~~!」


ここにはオキテよりもっと強くクレクレアピールをするお馬がいます。
新しく仲間入りしたエーロドリゲス君です。
私たちが馬房に入った瞬間から騒ぎ出すロド君。
もう17歳の渋い中年さんですが、ことニンジンに関してはまだまだ熱い情熱を持っています。
お父さんがサンデーサイレンスさんという事も関係ありかな・・・?

   
  「待ってたよ、ニンジンさーん・・・!」 


   
   「はよおくれ~~!!」

にんじんガン見なので、画像がぶれること、ぶれること。頼むから落ち着いて!
そんな2頭を見ていたゴーちゃんは

   
   「もう、サラブレッドのプライドはどこに行ったんだ? 僕は情けないぜ」

あらゴーちゃん、ブヒン、ブヒン鳴いて催促したの誰だっけ?(笑) 

   
   「・・・・・・僕は知らないね」(何故か気配を消してます、笑)


   
   「ニンジンおいちいもんね。」 
ムーミン君、ニンジンは齧っても人を齧るのはやめてね。


里親会営業部長のセブン君は、以外にもクールです。
順番が来るまでじ~っと待っています。
そんなセブン君ですが、お客さんがくると本領発揮。
積極的に近寄っていっては「可愛いネ」とか言われながらニンジンを貰っています。
この営業力ってスティングからの教えかな?(スティングも、お客さんが来るとどんどん寄っていきました。特に初めての方には顔を触られても嫌がらず我慢していました、笑)

   
   「いらっしゃい。よく来てくれたね」

   
   「ニンジン持ってきてくれたんだ。ありがとう」

   
   「わざわざ来てくれるお客さんには親切にしろとスティングおじちゃんに言われたんだ」

セブンは里親会員さんを募集しています。
宜しくお願い致します。


この前の画像で、モッヒー君は何頭身か?という質問がありました。
頭の少し大きな3頭身くらいだと思います。
画像を見てご自由に判断して下さいませ(爆)

   

   
   「失礼な! 僕ちんは立派な道産子だ。怒っちゃうぞ、ぷんぷん!」

モッヒー君ごめんね。
またニンジンたくさん持って行くから許されてぇ!!


    
   「僕たちは食べることが生きることだから、たくさん食べて長生きするんだ。それが僕たちを身守ってくれている人達へのお返しだとスティングおじちゃんから教わったんだ。」

そうだね、オキテ。
美味しそうに食べるその表情やしぐさが、人の心をたくさん癒してくれるんだよね。
これからも一杯食べて元気でいてね。
   

    おまけです

引退馬協会代表の沼田恭子さんの半生が、幼馴染で作家の倉橋燿子さんの書き下ろしで、講談社 青い鳥文庫から出版されました。
動物が苦手だった沼田さんが、どうして乗馬クラブの経営をしたり、馬の余生を考える引退馬協会を設立することになったのか。
ここにいきつくまでの苦労や苦難、愛する人との別れなど、児童書ではありますが、大人が読んでも楽しめるように書かれています。
人も動物も命の重さは同じ。
辛い時、悲しい時、人の心に寄り添ってくれる動物達の癒し力。
読み終わった後に、生きている事の素晴らしさを再確認させてくれる、そんな本でした。
一読下さったら幸いです。