<楽天スーパーレディース 初日◇28日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>
早朝のスタート時には気温26度、午前スタート組がホールアウトするころには35度にまで気温が上がった東急グランドオークGC。熱中症を警戒しなくてはならないような灼熱のラウンドの中、勝みなみが7バーディ・ボギーなしの「65」で好スタートを決めた。
インコース10番スタートの勝は「前半の11番、12番でバーディチャンスが決められず、耐えるゴルフになるかと思っていたのですが、18番でバーディがきて、パッティングがよくなり好スコアになりました」と振り返った。
前半最後の18番のグリーン上でひらめいた。構えたときにセットしたパターヘッドを見て軌道をイメージしたときに「ゆっくり動かしたほうがいいのかなと思った」。それまでは切り返しが早くて、引っかけや押し出しがでていた。「どうせ外すのなら試してみようと思って、ストロークのリズムを変えてみた」。このひらめきが奏功してパットが改善されて、後半のバーディラッシュにつながった。
「7月はオーバーパーで回ることが多かったので、それを脱却できたのがうれしいです」と、笑顔を見せた。この勢いを維持して今シーズン初優勝を手に次週の「AIG女子オープン」(全英)に挑みたいと意気込む。
「AIG女子オープン」の出場予定はなかった勝だが、前日のプロアマ大会の早朝にJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)から電話があり、「出場権が繰り下がってきたから出場するかしないか」の打診を受けた。
勝の世界ランキング(ロレックスランキング)は現在72位。「AIG女子オープン」は6月27日時点で世界ランキング50位内に出場権が与えられるが、それが繰り下がってきたのだ。
電話連絡を受けたときは、今大会が終わる日曜日の夜に英国に向けて出発しなければならないと思い迷っていた。「間に合わないから出場はしないと思っていたんですが、電話では一応保留にしてもらいました。すぐに母に電話をかけて(出場権が下りてきたことを)知らせて、プロアマのラウンドに入りました。そうしたら私の知らない間にどんどん決まっていて…。(プロアマ終了後の)夕方に母と話したときは宿も決まっていて、母から『ここはどう?』なんて言われて、『いいんじゃない』みたいな感じでした」。母の“行動力”が勝の背中を押した。
米国女子ツアーのQTを受けたいと明言している勝にとっては、世界ランキングを少しでも上げておけるチャンス。この出場権をムダにはしないためにも渡英を決意したという。
「今の自分がどれくらいのレベルにいるのかを知る意味でも、大事な試合になると思います。出られないと思っていたのでコースのことをぜんぜん調べていないのですが、向こうに行ってからのお楽しみにしておきます。海外はオフシーズンの合宿で行けていないので、雰囲気も楽しんできます」
勝は2020年から始めたトレーニングの成果で飛距離を伸ばしている。今季の平均ドライバー飛距離は251.92ヤードだが、300ヤード近くを飛ばすこともあるほどだ。「トレーニングの成果でいきなり飛ぶようになったんですが、最初はコントロールが利かない感じでした。
それも今では体がゴルフに馴染んできたというか、コントロールできるようになってきています」という。そして「アプローチも上げるとかバリエーションを使えるようになっています」と話したように、世界で戦う武器はそろえている。
「(全英では)予選を通過して4日間戦いたいというのが目標。できれば4日間ともアンダーパーで回りたいです」と、勝。今大会で勢いをつけて、最終ラウンド翌日の月曜日に英国に飛び立つ。(文・河合昌浩)
以上、アルバニュース
勝みなみだったら、準備期間はないが、時差ボケから抜けたら、やれると思う。先に行っているセゴドンは上位で戦えるから、ベストテンに日本人選手が複数人入ってくる可能性が十分あると思う。
勝、西郷、山下には、活躍して日本ツアーのレベルの高さを証明してほしいものだ。
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