とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

能登は春祭りのスタート、「ぞんべら祭り」輪島・鬼屋神明神社で

2017年02月06日 | 日記
6日、田遊び神事「ぞんべら祭り」(県指定無形民俗文化財)が輪島市門前町の鬼屋神明神社でありましたので見てきました。

祭りは、「田遊び」で、神社拝殿内を田に見立てて、模擬的に農作業を演じ、豊作を祈る祭りです。
祭主1人、牛の鼻取り1人、早乙女4~6名によって行われます。早乙女は、絣の着物に手甲、頬被りといった姿で愛らしいが、このところ、早乙女役の子どもがいなく大人が早乙女をつとめています。


祭壇には、鏡餅に棒を刺したのが鍬になります。祭主の中田さんが読む「農之次第」の巻物、苗に見立てる「まつば」が供えられる。




祭主・中田さん、他牛の鼻取り役、早乙女さんが勢揃い。


春の例祭が終わり、祭主中田さんがお祓いを受ける。




宮ほめ 年ほめ 糸つむぎ と所作が進み 山着作りのために糸つむぎをする餅鍬をまわす所作がある。 
餅鍬を振り上げながら詞章を唱え、あら起しをする。畦ぬりは  前列の参拝者を畦に見立てて、詞章を唱えながら餅鍬で畦ぬりをする。


苗代作りと種まきは祭主が歌を歌いながら太鼓を打つ。早乙女はそれに合わせて、枝で床を打つ


休憩の場面、鼻取り役がお膳に椀を二つのせて祭主に差し出すが、難癖をつけ御膳をひっくり返す。


田植え  祭主が太鼓を打ちながら「田植え歌」を歌う。早乙女と鼻取り役が田植えをする


祭主が太鼓を打ち「田ばやし」を歌う。早乙女は木の枝でそれに合わせて床を打つ。






宮司さん、祭主、参列者全員で「田ばやし」を唄い、最後は「いつより 世よし」(例年より良い年になり豊作になるように)と三唱でお祭りはお開きとなりました。

門前の中心街から離れた山中にある鬼屋神明神社では、地元の小学校児童3年生の見学もあり、拝殿は沢山の人で笑いが飛び交う楽しいお祭りでした。
このお祭りの続きが、次週の「万才楽土」になります。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 木彫りの町「井波」を訪ね、... | トップ | 奥能登で「あえのこと」=田... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事