とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

生け花で作品を引き立てるボランティア活動-石川国際交流サロン

2021年02月16日 | 日記
コロナ騒動でお祭りが自粛されている能登。氏子さん関係者と宮司さんの神事にも撮影に行けず・・・・・・。
金沢で、羽咋の写真仲間の作品展を見てきました。




21世紀美術館、知事公舎の裏側・・・?にある「石川国際交流サロン」 小路を少し入った静かな和風のサロンは小規模な作品展には趣のあるギャラリーです。


玄関の障子戸を開けると壁面に作品とその下の畳には素朴な生け花。






ギャラリー入口では長野県で撮影された可愛い地蔵さんに手編みの帽子を被せられた作品です。会期2週間ですが、1週目と2週目が違います。




おひな様が飾られている部屋の控えの間ではさりげなくひな壇へ招いているような生け方。






和室・床の間では作品が引き立つように大きさを抑え控えめな花器で作品との調和を図りながらも、作品と競演しているようです。






作品と少し離れて部屋の隅に、棚の上にと目立たないように生けられております。


お庭も素晴らしいです

以前にも国際交流サロンでのお花は、ボランティア活動でなされていると投稿した記憶があります。、サロンがオープンした時からやがて20年。
広瀨さんが指導されていらっしゃる「自遊花人」の皆さんが、展示された作品をみてからお花を生けていらっしゃるとのことです。
サロンと共に歩んできた「自遊花人」の皆さんのボランティア活動に敬意と感動です。

生け花に興味のある方は、メインは勿論展示された作品ですがその作品を引き立たせている生け花を鑑賞するのもサロンに行く楽しみの一つにしては如何でしょうか。






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豊作を願う舞を奉納し、氏子らが静かに?「まんざーい、ろくと」

2021年02月12日 | 日記
12日、輪島市門前町門前の櫛比(くしひ)神社で県無形民俗文化財の田遊び神事「万歳楽土(まんざいろくと)」があり、宮司さんのお許しを得て写真を撮ることが出来した。
今年はコロナのためお祭りも感染拡大防止のため、お祭りには氏子の代表者(区長・副区長・責任役員と当役)のみで行われました。




櫛比神社と参道にある「万才楽土」の案内板


拝殿に入ると、例年だと氏子の皆さんはじめ拝殿一杯の参拝者、見学者なのですが今年は氏子の代表者の方々のみでした。


地区の氏子の皆さんは宮司さんからお祓いを受け、拝殿を後に・・・・・。


春の例大祭に先立ち、獅子がオハケという幣束と御祭神を受け取りに行くのですが、今年は静かに役員が「幣束(おはけ様)」納め、神事が執り行われました。




春の例大祭も祝詞奏上、玉串奉奠と厳粛な中に執り行われ、例年ですとここで「直会」ですがコロナでとり止め、
お当役の交代の儀式が行われ、新当役代表が挨拶されました。


「万才楽土」の舞人が「大きに太りて、葉もちがようて、実入りがようて、あっちもふらふら、こっちもふらふら」と声高に述べながら舞うですが、その口上・・?
の全文が扁額に。




宮司さんが今年の舞人、岡本さんに稲束に見立てた祝い棒と若松を授ける。






「万才楽土」と左右に祝い棒と若松を振り「地域が災害もなく、五穀豊穣(ほうじょう)となり、コロナの終息することを願い」奉納されました。




「万才楽土」「万才楽土」と舞人と参拝者の掛け合いで拝殿一杯の熱気を感じましたが今年は静かな中にも室町時代に京から伝わったとされる舞の歴史の重みを感じました。
舞を奉納し、祝い棒と若松を宮司さんにお還して神事の納めとなります。


新型コロナウイルス感染拡大防止の対策で、能登のお祭りは拝殿内で関係者のみで神事が執り行われることが多く、寂しい気持ちでしたが
「万才楽土」の神事も参詣者こそ少ない中にも厳粛に行われ、獅子舞の奉納や餅まきもとり止めとなりましたが無事今年の春を呼ぶ「万才楽土」のお開きに安堵する宮司さん達。

2月25日に近い土日・門前町内の清水神社でも行われます。

















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来訪神・仮面の子供たち「怠け者」を追い払い「コロナの終息」を願う

2021年02月02日 | 日記
2月2日・節分,節分はいつかと聞かれたら2月3日。 しかし,今年は違う! 令和3年(2021)は2月2日となる.3日でなくなるのは昭和59年(1984)2月4日以来37年ぶりで、
2日になるのは明治30年(1897)2月2日以来124年ぶりのことなのである。

この記念すべき日に能登の「アマメハギ」に行ってきました。しかし、コロナの影響で実施されたのは能登町秋吉地区のみでした。

「来訪神 仮面・仮装の神々」として 2018年国指定重要無形民俗文化財で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されている
「アマメハギ」は能登半島に残る神事でこの行事が終わると能登にも遅い春が訪れます。




地区の小中学生が鬼に扮し、田畑の春の耕作を前にいろりにあたっている農家に「早く外に出て働け」と怠け癖のついた人達を戒める行事。
 子供たちが手づくりの鬼の面に蓑をまとって深沓を履き、やはり紙製の包丁で竹筒を叩きながら行進します。途中、何度も「アマメ!」と叫んで怠け者を外に出て働くよう追い立てます。
各家では玄関で彼らを迎え菓子や小銭を渡して労います。












秋吉キリコ収納庫前に集合した今日の来訪神 仮面の子ども達4人は保存会の役員の方と家族の方に見守られて地区の各家に向かう。

私たち趣味で写真を撮っている者たちは例年と違い、家々には「新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力」の張り紙がされ、訪問する家には入れず屋外での撮影のみ、
マスク着用は勿論で少しでもマスクが外れたり、子どもたちに近づきすぎると注意を受ける中での撮影でした。


今までに30年近く通った秋吉のアマメハギ。天野(あまの)さん宅からスタートでした。天野さんは、今日までアマメハギの保存に尽力された方です。
天野さん宅の囲炉裏のある部屋で囲炉裏の廻りに暖をとる子ども達に「あまめ! 怠け者はいないか!」と大きな声で怠け者を外に出て働くよう追い立てます。




天野さんの玄関に入ると、アマメハギのかなり古い写真やお面などが展示されております。


「来訪神 仮面・仮装の神々」として 2018年国指定重要無形民俗文化財で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録された認定証のコピー?も飾ってあります。

自粛が求められております。今年もまた能登のお祭りなどが「中止」にならないように一日も早いコロナの終息をお祈りします。
とし坊も元気で、今年も能登のお祭りを撮りに行けるように健康管理に留意して頑張ります。

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