とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

今年1年、「とし坊のお祭り三昧」にお越しいただきありがとうございました。

2022年12月30日 | 日記
令和4年もあと1日となりました。
コロナ感染拡大防止の対策の緩和策で少しお祭りや地域のイベントなどが行われるようになりましたが、
イベンきぼしゅくしょうの規模縮小でカメラマンお断り」の指示が出るなどまだまだ元の行事に戻らない1年でした。
それでも、開催情報をいただいた時には愛機を持って出かけました。その折には情報を頂いた方に心よりお礼申し上げます。

お祭りのみならず、地域のイベントも静にみせていただきました。中には投稿後1週間、訪問者が2500人~3300人と、とし坊のお祭り三昧で3000人と記録されたことはありませんでしたから
驚きと嬉しさ一杯の1週間でした。

新しい年も、能登のお祭りを紹介してゆきたいと思っております。
しかし、ワクチン接種5回の後期高齢者医療対象者となった今、いつまで撮れるか体力との勝負と肝に銘じ頑張りたいと思います。
健康管理に留意しながらも順調に高齢化が進んでいるので「忘却」と言う言葉もいつもそばに置いてあります。
「忘却とは 忘れ去ることなり・・・」ラジオのナレーションで耳にしたことが記憶にあります。




永光寺山門


くぐる手前に仁王様が・・・・・・。




「永光寺を愛する会」の方々が、お正月のお花を生けておられました。

永光寺では、正座をして「除夜の鐘」をつきます。例年は家族で来られる方も居て108回以上の鐘の響きを聞き新しい年を迎えますが、
今年は、コロナのみならず「鐘楼」に上がることが出来ないとのことで「鐘の音、無し」の除夜になりそうです。



ちなみに年とし坊宅では、門松ではなく青竹のオブジェで門松風飾りです。

皆さんには新しい年は素晴らしくハッピィ~な年でありますよう!!!!
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あだける主役不在の「あだけ祭」、コロナで静かに行われる

2022年12月16日 | 日記
12月15日に、中能登町能登部・徳丸地内の能登貴船神社で「あだけ祭」が行われました。藁(わら)や薪(たきぎ)などに火を放ち、
大声をあげて「あだけ(暴れ)回ることから、「あだけ祭り」といわれているお祭り。
また、積まれた藁や薪を燃やしその火に焼いたみかんを食べると1年風邪をひかないと伝えられているお祭りで、
全て地区の子ども達が主役で行われるが今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の対策の趣旨から子ども達が参加せず
地区の役員と自警消防団の皆さんが執り行いました。


古くは貴船大明神と称し、守護畠山氏の勧請と伝え、御鎮座の記念樹を相生椨と称す。
 領主長氏も徳丸城を築くにあたり、深く当社を崇敬し、元禄、享保の頃は特に地方豪族の尊信を集めたという。
享保7年及び明和4年に社殿修造。天明2年に拝殿再建。慶応2年に現社名に改称した。
 明治8年に村社に列格。




祭壇には地区で収穫したミカンと篝火に添える榊の枝に宿る神のお祓いを待つ。


お祓いの済んだ榊の神を篝火の柱に。


気の早い方は、針金に通したミカンを持ち火の点くのを待っています。
例年だと子ども達が針金に刺したミカンを持ち篝火を取り巻くのだが・・・・・






拝殿では神事を執り行います。




近くの女児かな・・・?家から持ってきたミカンを火床に入れ焼いております。


とし坊も、準備されたミカンを焼き持ち帰り食しました。   

焦げた香りがするも甘みがほんのりとしてきました。
一年、風邪をはかないようにと口にしました
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鵜樣不在で盛り上がらず、それでも熱心に鵜樣の勉強。良川・鵜樣道中ミュージアムで講演会

2022年12月13日 | 日記
毎年12月に羽咋市の気多大社「鵜祭」は16日、寒さ厳しい明け方の3時より行われる神事で、国の重要無形民俗文化財に指定されております。
その神事の主役である神の化身「鵜様」を七尾市から気多大社に運ぶ鵜様道中。鵜捕部が鵜籠を背負って、中能登町の旧道を通って羽咋市に向かいます。






中能登町良川の古民家(鵜家さんの家)を「鵜樣道中ミュージアム」として開設以来、「鵜の宿」で鵜様をお迎えする喜びの行事が催されます。

「鵜樣」の到着前に鵜樣にまつわる講演会と宝生流の1つの謡宝祭が鵜様をお迎えする喜びの舞として上演されておりました。
今年は、13日お昼現在「鵜の捕獲出来ない」の鵜捕部からのメール。加えて宝生流・七尾謠宝会から「コロナ感染拡大防止の対策から出演を見合わす」の
連絡で、地域の保存会や地区の皆さんがっかり。

それでも、鵜祭の主役「鵜樣」にまつわる講演会は予定通り開催されました。
国立民族学博物館・卯田宗平さんが「ウミウと日本人-そのかかわりを日本と中国の鵜飼から考える」と題して講演されました。


鵜樣道中の宿保存会・事務局道端さんが開会を宣言して講演会の日程説明をする




鵜宿の保存会・杉本会長さん、中能登町・宮下町長さん、観光協会・船木会長さんが挨拶されました。


国立民族学博物館・卯田宗平さんが「ウミウ」と「カワウ」の分布や生態。世界の鵜の表象と利用。
鵜飼について。ウミウと日本人とのかかわり。
等について、先生の永年の研究されたことから私たちにわかりやすい言葉で話されました




熱心に話を聴く参加者

講演のあと質疑応答があり1時間30分に近い充実した講演会でした。
ここで、宝生流七尾謠宝会の皆さんによる「鵜樣道中協賛謡会」で仕舞、素謠等を楽しんだ後。「鵜樣」の一行が
宿に到着。が例年ですが、今年は前述のと折り鵜樣と協賛謡会は中止となり、寂しいイベントとなりました。


夜には青色のイルミネーションで「鵜祭り」が浮き上がりますが、点灯まで居る準備をしていなかったので
「本番には(16日の神事)鵜樣のでばんだがなぁ~」と捕獲されることを期待して家路につきました。
14日、17:30~20:00までイルミネーションの鵜祭りが楽しめます。


来年こそは!!




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能登町で「田の神祭」(アエノコト)、各家で田の神様を迎え豊作に感謝し、おもてなしを。

2022年12月05日 | 日記
師走に入り、温かい日がありましたが急に寒い日がやってきました。5日、輪島市や能登町など能登の各地で『あえのこと』は能登一帯に伝わる田の神の行事で、
「あえ」は饗応を意味し、「こと」は祭りの別称。
豊穣に感謝し、見えない田の神様をあたかも人間のように家に迎え入れて入浴と食事でもてなし、一年の労をねぎらうという民俗行事「田の神祭り」がありました。

「田の神祭り」は翌年の2月9日まで田の神様は家に入られ、正月を越します。そして春耕に先立ち再び饗応し豊穣に祈願し再び送りされ農耕神事の一つで、
古式と厳格さをとどめており、きわめて貴重なものであります。国の重要無形民俗文化財にも指定。ユネスコ無形文化遺産もに登録されています。


柳田植物公園では公園内の「合鹿庵」で行われました。








合鹿庵では地元より遠方から観に来た人が多く、「アエノコト料理」を食する企画もありました。

午後は、能登町国重の吉村家でもあり、とし坊は合鹿庵を観て午後は吉村家の「田の神祭り」を観て「田の神三昧」を
楽しみました。

もてなす順番やお料理などには大きな違いはありませんが、神事のおもてなしの表現に若干の違いがあります。


吉村家の奥座敷


昔ながらの自在鉤の囲炉裏






田の神様を迎える準備が整い、囲炉裏の間で一休み。


このあと神様はお風呂に案内されます。座敷はお料理がならびます。




豊穣に感謝し、見えない田の神様をあたかも人間のように家に迎え入れて入浴と食事でもてなし、一年の労をねぎらうという神事。


神様の識名「甘酒」も振る舞う。



家長は、お料理の説明をし神様の好きな甘酒をも勧める。


一連のストーリーで神事が進み終わった後には、参加者には体験の場面


他のお客には、ぼた餅と魚のすり身の味噌汁が振る舞われました。

とし坊もおよばれしました。
来年の2月9日、お迎えのときと同じ料理でもてなして、田まで送ります。













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