とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

11台の絢爛豪華な花山車・旧北陸街道名残の町を練り廻る

2019年04月29日 | 日記
4月29日(祝)知人と、石動曳山祭(石動=いするぎ)を見てきました、石動は、旧北陸街道の要衡地として栄えた町。その歴史は、江戸時代中期から続き、桃山時代の美術工芸の粋を集めた曳山11台は絢爛豪華な花山車です。

高岡の御車山を模して、宝暦年間(1751~1763)から安政年間(1854~1860)にかけて建造された花山車。 花山車は主に、木組は能登・加賀の大工、彫刻は井波の彫刻師塗りは城端の塗師、金具は高岡の彫金師が製作されたと言われており曳子は、町内ごとに揃いの模様や紋をつけた法被に、股引、白足袋、ねじり鉢巻という服装で花山車を曳きまわします。


曳山勢揃い・・・・・?休憩所で見た「ミニ花山車」


小矢部に着いて曳山の揃う集合場所に行くと、丁度最後の1台が広場に到着し、巡行式が開始。








広場に勢揃いした11台の花山車圧巻です


「平成」から、「令和」へバトンを引き継ぐ幕も飾られて。


お祓いを受け、出陣OKです。

主催者、曳山連盟の会長さんが挨拶、小矢部市市長さん、地元選出の国会議員さんなどが挨拶され巡行の意気が上がる。




巡行開始を祝う「日吉太鼓」の皆さんが太鼓を披露




「木遣り」の披露。  扇子には木遣りの文句がしっかりと書かれている。


さぁ~巡行開始です。  神輿が広場を回り始めました。






どんよりとした天候です。雨が降らなければ石動駅前の 「石動駅前通り」には夕方5時に勢揃いで、提灯に明かりが灯り、昼間とはまた一味違う花山車に変身滲ます。


巡行のコースの1本隣の小路に入り撮りました。夜の花山車を撮りたかったのですがここで帰路につきました。


帰路の途中、河合谷の川に泳ぐ鯉のぼりをみて自宅に急ぎました。

曇り空だったので、空が飛び抜けし、白っぽい画面で申し訳なく思います。














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豊作を願い少年が1人で五穀豊穣を祈る祝いの舞(三番叟)を演じる

2019年04月21日 | 日記
21日、中能登町の能登比咩神社の春祭りではおよそ400年の歴史があるという奉納神事舞「三番叟」が披露されるので見てきました。
「三番叟」とは「物事の始め」という意味を持つ祝いの舞の総称で能登比咩神社の舞は五穀豊穣を祈り、種まきや田植え、鳥獣の追い払いなど1年12か月を表現し、祈りと清める。継承しているのは、集落の中でも限られた「下出地区」しかも、舞うのは8歳か9歳で長男と決まっていた。しかし、過疎と少子化で地区のみで継承するのは年々困難になってきているとのことです。






神社社務所に行くと、舞を奉納する少年が顔の化粧、着付けをしてもらっておりました。
隣では、乙女神楽を奉納するお子さんが緊張した顔で見守っておりました。


立派に着付けが終わり本番待ちです。後は引立烏帽子(ひきたてえぼし)をつけるだけ。


日中、町内を巡行していた神輿が帰社、鳥居を潜りわらを燃やして邪を焼き払い宮入となる「火渡りの神事」




拝殿前で平成最後の春祭りの終幕を告げる獅子舞の奉納。




いよいよ、三番叟の本番。仲間が舞で使う鈴などを三方に載せ祭壇へ

舞は、終始無言のまま囃方に合わせて1人で踊る。年の始めに三方を持ってお供えする姿、右手を振って種まき、足踏みで田打ちを再現するなど、1年12カ月の農事にかかわる所作を演じ、五穀豊穣を祈る祝いの舞となっている。










最後は決めのポーズを






続いてかわいい二人が「乙女神楽」の奉納。お父さんに助けられての神楽の奉納です


緊張した「三番叟」と「乙女神楽」の奉納が終わり、カメラマンや家族などのカメラに応えての記念写真に納まる。

獅子舞の奉納の問いには小雨が降っておりましたが、家路につくときは晴れておりました。脈々と400年の歴史を歩いた神事舞「三番叟」の奉納。かわいい「乙女神楽」の奉納と、平成の素晴らしい神事舞の奉納で令和も五穀豊穣間違いなし。能登比咩神社の春祭りの一コマでした。












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初夏の香りを載せ能登町宇出津の酒垂神社、白山神社の両社の祭り「宇出津曳山」

2019年04月20日 | 日記
20日、宇出津の酒垂神社、白山神社両社の春祭りを見てきました。約500年前、畠山七尾城主が五穀豊穣を祈願して神事を執り行った際の出し物の曳山、人形で飾り立てた2基の曳山は高さ約6m、全長約8mと、七尾市の青柏祭のデカ山とは大きさは違いますが人形が飾られて豪華なものです。
白山神社の人形は屋島の合戦「那須与一・扇の的」。酒垂神社は歌舞伎の「楼門五三桐」。大泥棒石川五右衛門が父の敵を討つために、当時の権力者である真柴久吉の命を狙う物語。追手に追われる五右衛門が、京都の南禅寺の山門の回廊で夕暮れ時の満開の桜を楽しむ名場面の人形。好天に恵まれ沢山の人でした。




富山湾を望むと立山連峰が見事な姿を見せてくれました。地元の方も、「昨日、今日と風もあり気象条件が良いのできれいに立山連峰の姿が見られます」と話してくれました。


宇出津の港に着くと、白山神社から引き出された曳山の前で記念写真に収まっておりましたので、横から一枚。

地元の知人の案内で酒垂神社の拝殿に行きました。


小高い丘にある神社の石段の途中に振り向くと、五月の風で鯉のぼりが泳ぎ初夏が近づいているようです。


宮司さん他氏子総代、曳山保存会代表の皆さんが神事の執り行うため拝殿に向かう。


酒垂神社・雅楽保存会の皆さんの演奏で雅びな祭礼が進みました。


酒垂神社の神事が終わると急いで白山神社の曳山へ。途中地元の造り酒屋の前では振る舞い酒が・・・・・・。






木遣りの囃子に合わせ、曳かれてゆきます。




2台の曳山が揃って広場に向かう


能登町は「縄文土器の町」。標識にも縄文土器が。


広場に2台の曳山が新築中の町役場の前でお披露目。






地元女性の和太鼓のグループ「鼓友」の皆さんが力強バチさばきを熱演で盛り上がる。

19日の人形見に始まり、20日の今日は宵山。明日(21日)の午前2時が朝山。午後になり本山(戻り山)と3日間に渡り宇出津の「宇出津曳山祭り」は港町に初夏の訪れを告げる。











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未婚の女性が丸髷、稚児たちと千手寺に参詣し幸せな結婚ができますように、と願掛けの「まるまげ祭り」

2019年04月17日 | 日記
17日、富山湾から立山連峰の姿がすっきりと見える氷見漁港の街へ「まるまげ祭り」を見に行きました。




まるまげ祭りで最後に祈祷をする千手寺は、本堂の前には鳥居があり、神仏混合の名残を伝える越中最古のお寺で「観音大祭」という名が本来の呼び方だそうです。







とし坊は写真仲間と行きましたが、行列の出発地に行くと沢山の人でした。フィリピンから来た彼女は笑顔で答えてくれました。
一般公募でパスしたにわか仕立ての芸妓さん・・・・?  花笠童子を先頭に、太鼓台や稚児、御輿(観音様が鎮座)に続き、未婚の女性たちが日本情緒豊かな丸まげと着物姿で華やかな行列。中には大阪からと言う女性もおりました。
出発準備OKです。






市中をパレード。忍者ハットリ君のキャラクターも出迎えてくれました。




港の広場で、氷見市長さんや関係者の方々と記念写真。記念写真が撮り終わるとあちこちでカメラに収まっておりました。近くの幼稚園の園児達と記念写真。


お旅所から中心商店街を通り、千手寺まで練り歩きます。登り坂を登り切ると祈願所「千手寺」、、


鳥居を潜り観音堂にはいる。




護摩炊きが行われる「結界」の四方の邪気を弓矢で払う儀式。射た矢は拾われた人には福が来る・・・・?


護摩炊きの中へお札をなげこむ。




護摩法要が行われます。かつて幸せな結婚を願った芸妓たちが、年に一度の休日に、人妻を象徴する「丸まげ」を結い、観音様に願かけをした。
その由来にあやかり一心に願をかける。

観音様の忙しい一日でした・・・・?







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雪の残る田に矢を放ち、稲作の豊穣を祈る「弓引き神事」能登町十郎原

2019年04月03日 | 日記
3日、能登町十郎原・日桂神社の弓引き神事を見てきました。


神事は境内の正面に立つ由来書によると、矢を放ち豊作を祈願するもので、鎧兜に身を包んだ氏子さん。大将役の合図で弓を引き矢を放す。このとき狩衣の猿田彦が邪魔をするが、精神力を集中し矢を放つ。当たった数で豊作を占う神事です。




とし坊もここ数年通っているが、雪の残る中での神事は記憶にありません。


十郎原に着くと、会館には役者が・・・?揃い、衣装を着けているところでした。家族、世話人みんなで鎧兜姿に仕上げてゆきます。


拝殿の祭壇には弓、矢、的がお祓いを待つ。


午前10時、宮司さん先導で大将、武者が拝殿へ。




拝殿でお祓いを受け、射場に向かう。


大将の合図で田んぼに向けて矢を放つ。


田の射場での放射が終わると、境内に戻り的に向かい矢を放つ。












大将、宮司さん、鎧兜姿の射手が射たあと、一般の参詣者も的へ挑戦。 お父さんに助けられて放つ子供たち。 


直径30㎝ほどの的に5本が的中し、「今年は豊作」とのことでした。


神事が滞りなく進められ記念写真に納まり直会へ。

昨日は道路での積雪で、徐行運転。目的の「酒樽がえし」も雪が降ったり青空がのぞいたりと急変する天候でしたが、今日も定まらない天候。
適正露出を合わせるのに苦労したお祭りでした。











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