とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

650年の伝統を誇る相撲・宝達志水町蓮華山大相撲

2014年10月13日 | 日記
秋の3連休、11日(土)は宝達志水町の蓮華山相撲を見てきました。
日中は、町内の子ども相撲大会が行われ、大相撲「高田川部屋」の七尾市出身の新十両「輝」が訪れ和やかな土俵風景でした。

夕方から加越能から約100人の力士が参加、遅くまで熱戦が繰り広げられました。

大正元年十月発行の「子浦蓮華山大相撲 例年の通り十月十七日 於 蓮華山挙行す」の郵便広告が蓮華山大相撲の記録とされておりますが

「今を去る六百五十年程前、南北朝動乱の時期、志雄保地頭得江氏は足利尊氏の摩下、能登の守護吉見氏の最有力地頭として、播磨、京都、近江、越前、加賀、能登、越中と目まぐるしく出兵し数々の武功を立てた。
出兵中の留守を守り、領域を確保し、次の出陣を待つ間、鋭気を養っていた将兵は、武技の鍛錬の一環として、子浦の男達は川原で日本古来の相撲にも興じていた。と由来書に書かれていて、蓮華山大相撲の古い記録として貴重なもの。


3人抜きなどの相撲の後、選抜選手によるトーナメント戦。選手のそろい踏み


選抜トーナメント戦。で優勝はなんと・・・・女関取?   地元出身の山下さんが見事優勝


神事相撲に入る前に、先日羽咋市唐戸山神事相撲で奥弓の大関になった宝達志水町の川崎さんに仲間から「化粧まわし」がおくられました。


いよいよ神事相撲に入る。全員化粧まわしを着け、「相撲甚句」に合わせ土俵入り。

奥弓の結びの一番は、北村さん(羽咋市)が勝ち名乗りをあげ、大関となる


土俵上の四本柱にかけられた屋根に着けられた「御幣」をはしごでのぼりとる。


仲間に担がれ近くの「子浦出雲神社」に報告に向かう


子浦出雲神社に奥弓・大関の報告をし、神前に御幣を担ぎ四股を踏む


この地方での奉納相撲の双璧といえるのが、宝達志水町子浦の「蓮華山相撲」と羽咋市の「唐戸山相撲」(9月25日のブログで紹介済み)である。

12日の珠洲市の「珠洲デカ山」と「太田の獅子舞」はこの次に紹介します。






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