とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

年に1度の逢瀬を楽しんだ女神が愛宕神社に帰る「還御祭」

2020年11月21日 | 日記
17日、中能登町無形民俗文化財に指定されている「ばっこ祭り」は「しめ縄打ち式」で開幕し、19日深夜の「神迎祭」では愛宕神社の女神を迎え2晩の逢瀬を楽しんだ能登部神社の男神は21日、女神を送り届ける「還御祭」がありました。
孫繁栄・豊作の祈願と「新型コロナウイルス感染の終息」祈願し、お祭りは最終日です。




山門から見た拝殿、本殿と神社本殿から見た景色。


神迎式では、神の使者は「裃姿」でしたが、今日は礼服です。




奥の院の二つのご神体は使者に抱かれ愛宕神社へ向かう。


2日前は深夜だったが今日は午後の3時、まだ明るい。愛宕神社にご帰還。


他の氏子さん達は拝殿の外で待機、使者二人だけの神事です。


神事が終わり直会は「どぶろく」で乾杯のみ。




帰路は能登部神社の氏子さんだけが笛・太鼓の音で帰社


能登部神社の「男神」は宮司さんに還され無事女神さんを送り届けることができました。


5日間にわたる「苗裔祭」(ばっこ祭り)は、女神さんを2日間能登部神社に招き、最終日無事送り届け宮司さんのねぎらいのお言葉で祭りは幕を降ろします。

今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、直会を止めどぶろくの振る舞いは充分では在りませんでしたがこのような形の祭りの記憶はありませんが歴史の一ページを飾り今年の「ばっこ祭り」は終わりました。
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子孫繁栄と収穫に感謝し豊作を祈る苗裔祭(どぶろく祭り)の神迎祭がありました

2020年11月20日 | 日記
11月19日夜、能登部神社で行われました。
17日に「しめ縄打ち式」で始まった「苗裔祭」(どぶろく祭り)の山場である神事。男神である能登比古神が年に一度、西馬場入合の愛宕(あたご)神社の女神と一夜を共にするため迎えに行く神事です。




祭りは、神事の前に「直会」があり、その時に振る舞われる御神酒が「どぶろく」であることから、地元の人は「どぶろく祭り」と呼んでいます。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止から、直会は取りやめお祓いのあとすぐに能登部神社の男神が愛宕神社に向かいました。




能登部神社から愛宕神社まで役1Kmの道中、無言で行くこと、一般人はその行列を覗いてはいけない(目が潰れる)とされひたすら進みます。




愛宕神社では女神が待っており、宮司さんが祭壇祀られている女神を能登部神社の神の使者に託する。
使者は、履いていた草履のつま先の方向を変えて履き直し神を受け取る。
※ 草履を履き替えるのは、足跡が同じ方向になる・・・・?


帰りは、能登部神社、愛宕神社の2本の社旗が並び先導し行列は進む。帰りは往きと違い「笛の音と太鼓の音」がはいり、賑やかに帰社する。




100段に近い石段を登り詰めると能登部神社の奥の院があり、男神と女神のご神体が2晩此処で過ごされる。


拝殿に戻り、祝詞奏上、玉串奉奠と進み神迎祭はお開きとなる。


宮司さんがねぎらいと21日の還御祭の案内を述べ氏子の皆さんは家路につきました。

往きは神社を出るときから、突然雨が降りだしましたが帰りは小降りとなり少し楽でしたが蒸し暑い夜でした。
21日の還御祭には晴れて欲しいものです。













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古刹・永光寺は紅葉で秋満開!

2020年11月18日 | 日記
小春日和の今日、近くの永光寺へ歩いてゆきました。
国道から遊歩道に入ると両脇のドウダンツツジの紅葉が素晴らしい。










言葉は要りません。時間帯が午後の3時を廻っており、日陰なので少し色が良くありません。


永光寺石柱から小公園の休憩所では色鮮やかな紅葉で満足!




秋!


休憩所の上空に飛行機雲。明日も快晴のような飛行機雲です。


山門をくぐると此処は紅葉は終わっておりました。

2週間ほど前ではまだまだ早いと感じましたが、今日はお見事でした。陽光の暗示で明日午前の日差しがもっと満足させてくれるのでは無いかと思いながら帰宅しました。











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能登に冬の近づきを告げる「ばっこ祭り」が始まりました。

2020年11月17日 | 日記
毎年11月17日から21日までの5日間、中能登町・能登部神社で行われる神事、子孫繁栄と収穫に感謝し豊作を祈ります。苗裔祭(びょうえいさい)とも呼ばれ、地元では「どぶろく祭り」で知られているお祭り。

17日は「しめ縄打ち式」。1年間鳥居に飾る注連縄を作るための「稲わら」を慣れた手つきで綯うことからお祭りは始まる。

拝殿には材料の「稲わら」が準備されます。


参加した氏子の皆さんは、しめ縄の「基本編」・・?神棚などに飾る細い物から始めます。






拝殿、奥の院に飾るしめ縄は数人で協力して作ってゆきます。


でき上がりは、わらの髭?をはさみで切り取り綺麗にします。






できあがったしめ縄に宮司さんがしめ縄に紙垂(しで)を取り付けます。このあとお祓いをして式は進みます。




お祓いを受けたしめ縄は早速奥の院本殿の鳥居に取り付けられました。




「しめ縄打ち式」の神事は無事お開きとなりこの後19日、21日に行われる「神迎祭」「還御祭」の直会で飲まれる「どぶろく」の試飲を兼た直会がありました。

とし坊にも「どぶろく」を勧めてくれましたが、飲酒運転になるので「我慢」のしどころ・・・?  19日の「神迎祭」も撮らせてもらう約束し、お礼を告げて家路につきました。
星空がとても素晴らしい!!  







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「いどり祭り」。伝兵衛さん(祭りの主賓)と宮司さん二人の神事

2020年11月07日 | 日記
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「いどり祭り」は室町時代に始まり、今年で486年になるの伝統を今に伝える、能登町鵜川の菅原神社で行われている珍しい神事。
例年だと、当番の地区で男子のみで造った大鏡餅2枚(直径1.2m)、丸形小餅50~60個、とうし餅16枚を神前に供し今年の豊作を祝い、来年の豊作を祈願する、珍しい農耕神事です。このとき明年度当番の地区の方を陪賓としてもてなすが陪賓たちは鏡餅やお膳の餅などについてさまざまな難くせをつけ(いどる)ことから「いどり祭り」として知られています。 「いどる」とは「悪く言う」「けなす」を意味する能登の方言です。正式には八講会と言われております。

今年は「新型コロナウイルス感染拡大防止」から拝殿では祭りの主賓伝兵衛さんと宮司さんのみの神事となりました。




菅原神社と神事の始まりを待つ拝殿の祭壇




祭りの主賓伝兵衛さんが到着すると宮司さんが出迎え神事が始まりました。






お祓いがあり、祝詞奏上、玉串奉奠と進む。祝詞にはいつもと違い「コロナの終息を祈願し、来年は地域の方が元気でお祭が執り行われるように」との言葉がありました。






祭壇のお供え物、伝兵衛さんの奉納された鏡餅が降ろされ神事は幕。直会は御神酒で簡単に。


神事が無事執り行われ、二度と二人だけの「いどり祭り」が無いようにと願いを確認した後、二人だけのお祭りも歴史の1ページを飾るかも・・・・?と、記念写真を一枚

とし坊も「いどり祭り」は毎年撮らせてもらっておりましたが「今年は中止かな・・・・?」宮司さんに確認しましたら「主賓伝兵衛さんと神事のみ」とお返事を戴き撮影をお願いしましたら快くOKが出ましたので鵜川へ走りました。
来年は拝殿一杯の氏子さん達で「いどり」から笑いがおきる年になりますようにと家路につきました。





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