とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

「塩なし、水なし、待ったなし」 二千年の歴史の唐戸山神事相撲

2017年09月26日 | 日記
25日(月)羽咋市・唐戸山神事相撲があり、夕食を早めに食べて行ってきました。

相撲の由来は昨年の「とし坊のお祭り三昧」でも紹介しましたが、羽咋神社の祭神「磐衝別命(いわつくわけのみこと)」由来しています。
歴史上初めてと言われる野見宿禰(のみのすくね)と當麻蹴速(たいまのけはや)に相撲をとらせたと言われる垂仁天皇の皇子である磐衝別命の遺徳を慕ってみことの命日に北陸各地から力自慢の若者が唐戸山に集い相撲をとり神霊をお慰めしたのが神事相撲の由来とされています。






とし坊が到着したときは、稽古どり、協賛相撲が展開されており、高校生や大学生が小決勝、中決勝と進められており、土俵上は熱気に包まれておりました。




中入りとなり、参加関取・・・?の土俵入り。相撲甚句に合わせてきれいな化粧まわしを着けた関取が披露。その後「唐戸山神事太鼓」が披露されました。


土俵の四方に篝火が焚かれ、土俵も浄められいよいよ神事相撲です。




前弓、中弓と進められますが、時折 行司の判定に「物言い」がつき、監査役が行事に迫るのも珍しくはない。


奥弓へ行き、行司も白木の軍配で仕切る。奥弓の結びの一番、上山と下山の最後の関取が土俵に上がると宮司は「この一番にて、勝った方が大関となります」と一礼。
長いしきたり・・・・?で、両者同体で土俵で倒れるのですが・・・・・、今年は行司も土俵外へ関取と一緒に倒れ軍配が上げられなくなり監査役協議の結果、「両者とも大関とする」と判定。


両陣営、同僚の組む肩車の馬に乗り羽咋神社の拝殿へ駆け込む。


拝殿では、行司を挟み両者、親方と言われる責任者と並びます。






神社では、宮司さんが両者に「大関に叶・・・・・・」と読み上げ、宮司が行司に託し「五大詔」(ごだいしょう)、賞書、相撲由来書、と白絹の大幣帛、本念寺からの高張り提灯が授けられます。




授与祭が終わると、再び肩車の馬にまたがり、後援者の待つ地元へ向け参道を走り去り神事相撲は幕を下ろします。

天候に恵まれたものの相撲場には見物客が少ないようでした。また、結びの一番の両者の熱の入れ方にも違いがあったような気がしました。






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真紅の枠旗(大幟旗)五穀の豊饒を感謝・新宮祭

2017年09月23日 | 日記
23日(土)中島町藤ノ瀬の新宮差異を見てきました。

枠旗の先端に大きな擬宝珠の形の「とぼんこ」が銀色に輝き揺れる。枠旗を従え、猿田彦のユーモラスな踊り・・・・?に先導され神輿が本社の参集し例大祭が始まる。
本社(藤津比古神社)で神事を執り行ってから「みずおとし川原」(御旅所)へ本社の神輿を先頭に渡御しここで五穀の豊饒を感謝お祭り。


神輿、枠旗を待つ「みずおとし川原」(御旅所)


藤津比古神社では神事があり、渡御が始まる。


お供え物、御幣などが三方に載せられ、当役に渡される。




猿田彦に先導され、御旅所のみずおとし川原へ


宮司さんは馬に乗り御旅所へ。


みずおとし川原へ渡御する神輿・枠旗




熊木川に架かる橋を渡りみずおとし川原の広場に入場する


御旅所に着くと3周半威勢良く廻る。


お熊甲祭りではよく見られる「島田くずし」の枠旗の妙技を披露し見物客の拍手を受ける。






五穀の豊饒に感謝する祝詞が奏上され神事は進みます。




御旅所での祭事が終わると、神輿、枠旗は各自の地区へ帰社する


宮司さんも、本社に到着し馬上から降りる


神輿から神が降ろされ本殿に帰還し祭りは直会へと進みます。天候に恵まれて素晴らしいお祭りでした



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雨の中、「獅子殺し」の獅子舞で神子原の里は燃える

2017年09月18日 | 日記
17日(日)、TVは台風予報で大変でしたが、夜9時頃外は静かだったので、神子原の獅子舞に行きました。
暫く遠ざかっていました神子原の獅子舞は青年団員の演ずる獅子舞の中でも、宮入後最後に演ずるのが「獅子殺し」の演目。1時間にも及ぶ獅子舞です。


神子原・八幡神社の秋の祭礼。




台風予報で遅くなると雨が降り出す心配がある中、予定の時間を居くれて獅子、神輿が仕掛け花火の中宮入です。


拝殿前で担ぎ手の見せ場です。神輿から神様が降りられて視しまいが始まります






天狗と獅子の競演、ここまでは雨もなく順調。ところが雨がパラつき始めました。










天狗と獅子との格闘が始まると雨が一気に強くなり大変!!   雨具の準備がなく。幸い隣の高校生が傘に入れてくれてくれて、何枚か撮ることができましたが、
雨は一段と強く、撮影を断念。

地表に雨がたまり、天狗も足が滑る。獅子は天狗にやられて、頭のみがぴくぴくと動く、天狗は息の根を止めるため、何度も頭の動きを確認に近づく。
太鼓の拍子に合わせ、天狗は舞う。なんと1時間に及ぶ格闘。雨の中誰も立ち去らないが、高校生が「これ以上ぬれたらダメ」と帰る話から、とし坊もカメラのことを考えたら帰宅を決断。

最後、天狗が勝利を確認して、凱旋する場面は雨が強くて撮れませんでした。来年はなんとか撮りたいものと、ずぶ濡れで車に戻り帰宅の途につきました。



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手松明で御座舟を先導し祭神の逢瀬を川面に映す「川渡し神事」

2017年09月18日 | 日記
16日(土)、志賀町長田の「長田・満灯会」を途中で引き上げ、羽咋神社の「川渡し神事」に行きました。

羽咋神社の祭神・磐衝別命(いわつくわけのみこと)と八幡神社の女神・三足比咩命(みたらしひめのみこと)の逢瀬を神事の由来とされる「川渡し神事」は長者川であります。


羽咋神社・磐衝別命を待つ女神・三足比咩命の八幡神社


羽咋駅近くの「長者川」をせき止め、御座舟で渡御する。




羽咋神社を出発した御神輿を長者川に案内するのは、獅子舞に「祇園囃子」。獅子の胴体の中に笛、太鼓、三味線の囃子で演舞する


羽咋神社を出発して1時間。神輿は御座舟に乗せられ八幡神社へ。








御座舟は、200mほど上流の八幡神社まで約1時間ほどかけての渡御ですが、若衆の手松明で案内され何度も何度も川を上ったり下ったりして両岸に見ている見物客から歓声や拍手で賑わう。いよいよ上陸です。大松明が焚かれ御座舟から降りた神輿はここでもなかなか鳥居をくぐらない。




このあと、八幡神社で暫しの逢瀬を楽しんだ磐衝別命は帰路は再び御座舟に乗せられ静かに帰路に着くのです。

心配した台風の影響もなく。最後まで見ることはありませんでしたが夕方から二つのお祭りを見ることができ満足して帰路に。
健康だからできるお祭り三昧ですねぇ~。




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12000本のロウソクの灯りで幻想的な世界に酔いしれる・長田の満灯会

2017年09月17日 | 日記
16日(土)台風情報が九州接近を知らせる。石川県は17日夜遅くからとの情報。

まだ明るいうちから長田に向かう。今年は10年目の満灯会で神輿も久しぶりに担ぎ出されるとあって沢山の人で賑わいました。


ボランティアの方々が12000本のロウソクに点灯。




手作りの竹でつくられた「竹燈籠」


日も暮れ、ろうそくの灯が少しずつ浮かび上がる。


竹灯籠の間をろうそくの灯に誘導され神輿が鳥居前で乱舞。


三味線、胡弓の哀調こもった音色に「越中小原節」が流れ、奥本さん(羽咋市)達の踊りグループの皆さんが「竹灯籠」の灯りの中神社へと踊る。
この後、拝殿前の広場での輪踊り。特設ステージで演奏と長田は賑わいました。

とし坊は途中で失礼し羽咋神社の祭礼へと車を走らせる。


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