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No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

あの時、白鳥は何処にいたのだろう

2025-03-11 | 街:その他


2025年3月10日の夕刻。鳥の嘶くような鳴き声を聞き、空を見上げると白鳥が編隊を組んで飛んでいた。14年前の震災の時を思い返してみる。そういえばあの時、白鳥を見た記憶がない。それどころではなくて目に入らなかったのか。それとも白鳥が何処かに逃げてしまったのか。もう今となっては分からない。どうであれ白鳥はまたこうして東北の空を飛んでいる。

震災以来、毎年3月11日になると、被災前の沿岸の町の写真を掲載していた。もうストックは残っていない。十数年の間、僕は毎週毎週、飽きもせず東北の町を歩き廻り写真を撮ってきた。震災前の写真のストックよりも、そちらの方が意味のあることかもしれない。これからも撮り続けていこうと思う。


X-T5 /  XF16-80mmF4 R OIS WR
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GooBlogが止まった日に初詣に行った

2025-01-04 | 街:その他








年末に風邪をこじらせた(コロナ、インフルエンザ陰性)。養生が効き、大晦日にはほぼ熱が引いた。例年は浴びるように酒を飲む年越しでも、殆ど酒を飲まなかった(飲めなかった)。熱が引いても咳が残り、まともに喋ることが出来なかった。不本意ながら正月の夜も早々に寝たところ、体調はかなり改善した。さあ初年度一発目のブログ更新をしようと思ったら、サイバー攻撃によりGooBlogがダウンしていた。身体だけでなくブログですら脆弱だった。

それでも1月2日は初詣の日である。少々遠いが、山形県鶴岡市の善寳寺に初詣に行った。商売繁盛を願い、毎年行っている。ついでにモノクロで写真も撮るの恒例だが、病み上がりにつき、今年はGRⅢを片手に持って歩くことにした。今後はこれで良いのではないか。GRⅢの存在感が日に日に増している。元旦らしい画像と共に今年の豊富を書いた記事(1月1日作成、1月2日アップ予定だった)は没とした。豊富を練り直せおというお告げだと思うことにする。

GRⅢ

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落ちた花、堕ちぬ花

2023-04-28 | 街:その他



ベタですが・・・。一枚目は街中で見つけた本物の落花。二枚目は廃業した建物に残る造花である。自然に任せて落花した本物の花は、どこか作為的に見える。一方で朽ちた造花は、むしろ自然に劣化したように見える。事実は小説よりも奇なり、作り話は現実よりもリアルなり。そういうことだと思う。


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待たせたな、相棒

2022-05-07 | 街:その他
ギプスが外れてから、骨折のリハビリは順調に進んでいるようだ。医者から「マニュアルミッションの車は暫く無理だね。でも今どきは、みんなオートマ車だから問題ないですよね」と言われたのは、丁度二ヶ月前。愛車はマニュアルミッションなんだよ!と怒れる気持ちを抑え、通勤車(AT)を運転することにしていた。それが昨日、とうとうマニュアルミッションの愛車を運転することにした。前日にクラッチを踏む練習を何回もした。クラッチは既に踏めるけど、びびってしまい力を入れらなかっただけと分かった。そんなわけで、丸二ヶ月振りに愛車を運転したのである。何故か想定以上にスムーズに運転でき、快晴の空の下、気持ちよくドライブした。

ちなみに僕は秋田県に住むまで、クルマのことなんて全く興味がなかった。いらないとすら思っていた。でも今はどこに行くにもクルマがなくては不可能。山道も高速道路も雪道も、安心して走れる相棒が必要なのだ。


X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR


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東日本大震災から11年

2022-03-11 | 街:その他





2011年3月11日に発生した東日本大震災。あれから11年が経過した。先月、岩手県の全ての市町村で写真を撮ることが完了した(岩手コンプリート)。その際、広大な海岸線をクルマで走り回った。最北部の洋野町のように防潮堤が機能し、津波の被害から逃れた町もある。一方で、陸前高田市のように、町並み全てが失われた町もある。いまだ復興関連工事も行われている。それでも人々は、海と共に生きている。全ての犠牲者に哀悼の意を表します。

2022年3月11日




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長刀鉾ちまきを入手した

2021-07-09 | 街:その他
僕は以前に京都に住んでいた。京都から引っ越しても、夏の暑い時期になると、「嗚呼、もうすぐ祇園祭りだな」と反射的に思う。それが一度は京都に住んだ者の性(さが)だ。とはいえ、京都を去ってからもうすぐ15年。「祇園祭り」なんて遠い夢の世界のように感じるようになった。そんな中、コロナ禍の影響から「長刀鉾ちまき」をインターネット申し込みで入手できることを知り、早速入手した。昔、これを入手するために、随分と並んだことが懐かしい。


LEICA M10 / SUMMILUX M50mm ASPH

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あの日から一年〜とにかく写真を撮り続けよう

2021-04-29 | 街:その他
尊敬する写真家、上原稔師匠のご逝去から一年が経ちました。改めてご冥福をお祈りいたします。亡くなられたのは4月28日なのですが、4月29日付けのブログ記事がアップ(予約投稿)されているので、勝手ながら僕の中では4月29日が亡くなられた日と思っています。

写真は昨年の4月29日のものです。鳥海山の山頂付近だけに美しい日が差していました。その印象的な光を覚えています。他に何もできませんが、これからも町の写真を撮り続けます。


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震災から十年、感無量

2021-03-11 | 街:その他





2011年3月11日に発生した東日本大震災。あの大惨事から十年が経過した。改めて、お亡くなりになられた方に哀悼の意を表します。また被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。

あの未曾有の大震災から十年。完璧とは言わないけど、被災地は徐々に復興を遂げていたのは事実だ。何事もなければ「復興オリンピック」を謳った東京オリンピックが昨年に開催されていた筈だ。日本中が高揚感に包まれていただろう。だが、それは実現しなかった。新型コロナウイルスの世界的蔓延で、全世界が停止状態になってしまった。そんな状況を誰が想像しえただろう。あの震災から十年は、激動の十年だったように思う。そして「十年」という月日の流れは余りに重い。いまだ未解決の問題が山積する一方、震災後に関連死する方も多くいる。震災とは全く別の災害や疫病で亡くなった方も多い。人々の関心は直近の被害に向き、語り継ぐべき大震災の遺訓も薄れていく。だからこそ、「十年」の節目を機に今一度、あの出来事を思い返さなければと自らを戒めている。次の十年後には、もっと多くのことが忘れられ、三十年後には全く同じ大震災が起きるかもしれないから。

思えばこの十年は、僕個人にとっての世界のあり方も大きく変わった。幾つかのとても大事なものも失われた。それでも、こうして僕は生きている。震災直後のことを考えれば、僥倖といえるかもしれない。ここ一年だって新型コロナで多くの命が失われている。そのことを思えば「生きているだけで丸もうけ」かもしれない。丸もうけなんだから、自分の出来ることをやり続けなければと思う。

※我が家の猫、銀次郎くんは2011年生まれ。震災からの経過年数は、そのまま銀次郎くんの年齢でもある。
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冬のプランター+雑感

2021-01-28 | 街:その他
鉢植えは雪に埋もれていた。それは2週間前の週末のことだが、今では遥か昔のことのように思える。今では雪はすっかり溶けてしまったに違いない。今週末には再び寒波が来るようで、消えた雪が補充されることになる。効率的なのか、非効率なのか、全く分からない。

さて、話は変わって先日の出来事だ。車で決して広くない市道を走行していると、前方に極端に遅い速度で走る軽トラックを発見した。農村地帯なので、そんなことには慣れっこだが、その車はそれにしても遅かった。予感めいたものがあり、僕は念のため距離を取って後方を走った。案の定、軽トラはフラフラと道路左側に逸れていき、道路脇の防護柵に激突した。スピードは遅かったが、かなりの衝撃音がした。救護しようと車を停めた。運転手は、高齢男性だった。車の左半分はペチャンコだった。幸いなことに運転手が無傷だった。その後のやり取りは省略するが、時間を掛けて安全を確認し、気が落ち着くまで付き添った。車もとりあえず自走可能だった。ほっとした。だが家に帰れば「お爺ちゃん、運転は禁止だよ!」と免許返納騒動が起きるだろう。今回は単独の自損事故だったけど、一歩間違えると、複数が絡む事故になったかもしれない。やはり車にドライブレコーダーは必須だと痛感した。


X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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虚実入り乱れた街の花

2020-01-28 | 街:その他





今年に入ってから、街中で見つけた花。主には何かの店先などである。いくら小雪とはいえ、真冬の東北地方、そして新潟。本当の花と、造花が入り乱れている。どれが本当の花で、どれが造花か分かるだろうか。それを想像してみた時、この際どちらでも良いと思いませんか?。大事なのは、花があることだけだと。今回は、フィルムシミュレーション「クラシッククローム」で撮りました。

X-PRO3 / XF35mm F1.4R

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