No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

裏庭で河津桜咲く〜遅まきながら確実に

2024-04-08 | 風景・自然


裏庭で河津桜が咲いた。ここは秋田県なので、大体梅と同じ時期に咲く。梅は2月に咲くものじゃないか?そう思う人も多いだろう。いや1月に咲くと考える人だっている。僕の住む地では梅は3月末から4月頭に咲く。その時期のずれについては、今回はどうでも良い。人間社会では色々なことが起きる。世の中の成り立ちそのものが劇的に変わってしまうこともある。それでも桜はきちんと咲くのだな。それどころか、更に花開くための準備も万端なのである。生とは力強いものだ。


X-PRO3 /  XF90mm F2.0LM WR
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スキャナー逝く

2023-10-28 | 風景・自然
フィルム写真は殆ど撮らなくなった。一応35mmとブローニ(645と67)のカメラはまだ保持している(フィルム現像用具と引き伸ばし機もある)。いつか再開したいとは思っている。でも今やフィルムはかなり高価となってしまったので、どうなるか。フィルム撮影したものは殆どの場合、スキャナーで取り込んでブログに掲載したり、インクジェットプリンターでプリントしたりしていた。そのスキャナーも一般的なフラットベッドタイプからフィルム専用機まで、色々な機種を使った。直近ではエプソンのフラットベッドタイプを使っていた。

先日、家の片づけをしていると昔の未整理のポジフィルムが出てきた。そこで久々にスキャンをしてみた。多分数年ぶりだと思う。何枚かは順調にスキャンできたが、ある瞬間に「プツッ」と電源が切れ、そのまま二度と電源は入らなくなった。スキャナーの最後を見届けたわけだ。最後のスキャンは、ガラス面が汚れていたので眠い画像になってしまった。それでもデジカメ黎明期には、こんな色はフィルムでしか出なかった。スキャナーを新たに買う予定はないので、フィルムは遠くに行ってしまった。


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青空

2023-10-26 | 風景・自然



海は写っていないけど、季節外れの海岸にて。青空。紛うことない青空だった。

X-H2 / XF10-24mm F4R OIS
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幻のカワセミ探鳥記とハンチング帽

2023-10-22 | 風景・自然




結果的には単に公園を歩いたという記事である。でも以下のように本来はカワセミ探鳥目的だったのである。

僕が毎日拝見しているブログのなかで、カワセミの撮影をライフワークにしている方がいる。それはもう見事なカワセミの写真が連日掲載され、感嘆しながら拝見している。僕には同じことは到底できる筈もなく、そこに至るまでのプロセスを考えると尊敬の念しか湧かない。そもそも僕は撮影どころか、まともにカワセミを見たことがないのである。昔、京都嵐山近くの沼で数時間張ったことがあるけど、見つからないし、飽きるし、お腹は空くし、トイレにも困るで、もう二度と挑戦しないと思ったものだ。

今回は秋田県某所の公園内にカワセミがいると聞き、見に行った。一応大きな望遠レンズも持参し、可能であれば撮影はしてみようと考えていた(まともな写真をすぐに撮れるとは想定していないけど)。現地に着くと、そこは良い場所で、思い思いに散策する人々がいた。空は青く、風は気持ちよく、静かな場所だった。ぶらぶらと歩いていると、確かにカワセミらしき鳥はいた。飛んでいる姿は見たけど、目視ではっきりとは確認できなかった。とにかく素早い。撮影は無理でも、せめてこの眼ではっきりと見よう。そう思って川辺に佇む。そうすると次から次にオジサン、爺さんが寄ってきて「何をしているのか、どこから来たのか」と聞いてくる。仕方がないので簡単に答えると長い長い世間話が始まる。多分その声でカワセミは警戒して近寄らなくなるに違いない。でも中には「あの辺りにいけば確実にいる。行ってみろ」とか、それらしき情報も出てくる。実際に指定の場所何箇所に歩いて行ったが、気配すらなかった。情報源のオジサンがわざわざ軽トラで着いてきて、また世間話が始まる(笑)。合計4人、そんなオジサンの相手をしてから撤退した。カワセミの撮影は僕には無理だな。カワセミではなく、爺さんの相手に行ったようなものだ。この日、僕は「ハンチング帽」を被っていった。何年か前に買ったものの似合わないので放置していたものだ。心境が変わってこの秋から被っている。ハンチング帽は「じじい軍団」への入会証なのかもしれない。やたらと年配者から話しかけられるようになる。次に行くとしたらハンチング帽を被るか否か、それが問題だ。


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彼岸花の怪

2023-10-18 | 風景・自然


裏庭で彼岸花が咲くことがある。位置を微妙に変えながら咲いたり、咲かなかったりを繰り返している。5年以上咲かなかったこともあれば、連続で咲いたりもする。拙ブログで確認したところ、直近では2020年、2021年と連続して咲いている。昨年は咲かなかった。そして今年2023年には開花した。

それは良い。問題はそのタイミングであり、不思議なこともあると思っている。この3回の開花はすべて、僕が他の場所で彼岸花を撮影した直後に開花しているのである。もっといえば、それまで咲く気配すらなかったのに(見落としていた可能性もある)、撮影から帰った当日または翌日に裏庭で開花するのである。極端なケースでは僕が他で撮影している最中に、家人から「裏庭で彼岸花が咲いた」とメールが来たこともある。同じ花が同じ時期に咲くのは当然ではある。それにしてもタイミングがピッタリ過ぎるし、出来過ぎた話だ。なにしろ必ず僕が他で撮影したのと同時に咲くのだから・・・。そもそも裏庭で咲いてくれるのであれば、わざわざ他所に撮影に行く必要はない。いや、わざわざ他所に撮影に行ったから、裏庭の彼岸花が咲いたのかもしれない。まるで花が嫉妬心を持っているようで、妖しい話である。ちなみに上段は秋田県潟上市で撮ったもの、下段は裏庭で撮ったものである。

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小さな自然〜ススキについて想う

2023-10-15 | 風景・自然


京都旅行という例外があったものの、基本的には遠出を控えている。その分、身近な自然に接する機会が増えている。この日見つけたススキは美しかった。残念ながら、その美しさをうまく写真に収めることは出来なかった。こういう機会に自然美に対する感度を上げていかなければと思う。

考えてみれば、ススキとは不思議な植物だ。日本全国津々浦々に生えている。珍しい植物ではないし、希少性とか神秘性みたいなものも感じない。誰もが知っている植物なのに(が故に)、普段は特に意識することもない。それが秋の一時期だけ、斜光を浴びて黄金色に輝き出す。時に息を呑むほど美しい瞬間もある。その昔、広い草原で、どこまでも黄金に輝くススキの群れを見たことがある。あれはどこだっただろうか。場所は忘れたが、その光景だけは覚えている。あれをもう一度見てみたいものだ。いや僕は写真撮りだから、それを撮りたいものだ。・・・。まずはどこだったか思い出すことから始めよう。※奈良県だったと思う。


X-H2 /  XF90mm F2.0LM WR
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真っ赤な陽が沈む

2023-10-01 | 風景・自然
最近は超望遠レンズを使って、色々練習している。端的に言って「大きすぎる」と気づいた。外に持っていくのが重くて大変だし、レンズ交換も大変。三脚設置はもっと大変なので、一回も使っていない。鳥とか何らかの風景とか予め撮影するものが決まっている人は良いと思う。でも僕には特に撮りたいものはないのが実情だ。今回は偶然、夕陽の場面に出会ったのに、ずっと構えていると重くて腕がプルプルする。こんなことなら小型の望遠ズームにすれば良かった。使わなくなり防湿庫の主になるのではないか。

とネガティブな感想が次から次に湧いてくる。でもレンズ事態に不満があるわけではない。僕の使い方の問題だ。いつか「嗚呼、このレンズがあって良かった!」という日が来るだろう。

X-H2 / XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR



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季節は確実に変わっていく

2023-09-22 | 風景・自然
何十日も猛暑が続き、エアコンも休みなく稼働していた。9月になって朝晩は少し涼しくなったと思っても、昼間は相変わらず夏のような暑さだった。それが今週になってから急に秋を実感するようになった。それもその筈、気づけば10月は目の前に迫っている。もう10日もすれば衣替えの季節だ。ここ秋田県では11月になればクルマには冬タイヤを装着し、ストーブに点火するだろう。初雪だって降るかもしれない。あと一ヶ月ほどで、そんな季節が訪れるなんて俄には信じがたい。でも季節は確実に変わっていくのである。

写真は多分10日ほど前に撮ったものだと思う。秋の気配を感じる晩夏の写真だと思う。今はもう夏の痕跡は殆ど消えている。


X-H2 / XF10-24mm F4R OIS
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出かけられない日には空を見る

2023-09-14 | 風景・自然
須く人は空の下にいる。出かけられない日には空を見ようと思う。その日の夕方、空には一本の棚引く雲。昼間の暑さが嘘のように、すっかり涼しくなった。入道雲は消えていた。こうやって季節は移り変わっていく。

GRⅢ
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入道雲が頑張っている

2023-09-13 | 風景・自然
今年の夏は暑かった。今でも暑い。秋の雲を見ることは増えたけど、入道雲だってまだ頑張っている。もう頑張らなくても良いのだが・・・。


X-H2 / XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

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