No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

入道雲のバス停

2023-08-22 | バス停
空の向こうには入道雲。すっきりクリアな天候ではないけど、にわか雨が来そうな気配はない。ここは海ではないし、山でもない。都会ではないし、秘境でもない。要するに何でもない町並みに佇むバス停である。

X-PRO3 / XF23mm F2R WR
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小雪の落ちるバス停にて

2023-02-26 | バス停



当ブログには「バス停」というカテゴリーがある。東北地方のバス停の停留所には、なんともいえない味わいがあり、その雰囲気は町の縮図のようでもある。一時期は面白いバス停を探して歩いたりもした。それがこのところ、すっかり忘れ去られたカテゴリーとなっていた。週末の土曜日、横手市の浅舞地区に行った。それが冬が戻ってきそうな薄寒い日だった。ここ数日、春が到来したかのように温暖な天候が続いていたのが嘘のようだった。実際、このあと道路は雪で白く覆われていった。嗚呼、何か良い感じだ。バス停に心ときめいた頃のことを思い出す。春になったら、またバス停を撮っていこう。


LEICA M10 MONOCHROME  / SUMMILUX M50mm ASPH



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美しき哉、米沢のバス停

2022-10-12 | バス停



上杉氏のお膝元、山形県米沢市。やはり町並みも美しい。この山交バスのバス停は、市の中心部、繁華街近くに立地する。それでもこの美しさ。背後の蔵と相まって、東北vバス停百選に推薦したい物件だ。惜しむらくは、防護柵とかワイヤーとか、道路の関係で撮影アングルが限定されることだ。バス停は周囲の景観を借景として成り立つ。バス停が美しいということは、町が美しいということだ。

LEICA M10 MONOCHROME / APO-LANTHAR 35mm F2 VM
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感動ふたたび〜昭和遺産のバス停

2022-05-30 | バス停






岩手県奥州市前沢地区にある岩手県交通のバス停である。前回来たのは2016年のことで、早いものであれから6年近くが経過している。当時の小学1年生は、もう中学生になっている。もしや老朽化から解体なんてこともと危惧したが、バス停はそのままの姿でそこにあった。このバス停を初めて見た時の衝撃は忘れられない。ちなみに初めて見たのは実物ではなく、上原稔師匠の写真だった。待合室の中の広告、その主の殆どは既に存在しないだろう。それでも改めて見ると、昭和のある時期まで地域の経済は、地域の中で循環していたことが分かる。不便なことや不合理なことも沢山あったとは思う。それでも所得と消費のバランスが取れるのであれば(難しいのは承知)、すでに持続可能な社会、SDGsを実現していたと言えるのではないか。バス停自体の価値も当然だけど、小さな町の商店街の広告群。これは社会のあり方を記録した証拠物件でもあると思う。


X-PRO2 / XF14mm F2.8R , CALMAN 8mm F3

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鉱山のオクタゴンバス停

2021-05-26 | バス停







何度か来たことのある鹿角市の「尾去沢」のバス停。かつての鉱山関係の施設を使った八角形(オクタゴン)の待合所が素晴らしい。以前より大分くたびれてきた感じがするけど、まだ残っていた。下段写真は魚眼レンズで撮ったので広く見える。実際はこじんまりとした可愛いバス停だ。感じとしては、大学とか官庁の門にある守衛室みたいな建物である。文化遺産級なので、いつまでも残って欲しい。


X-PRO3 / XF18mm F2 , CALMAN 8mm F3
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見落とされていたバス停

2018-07-13 | バス停




なかなかの物件だ。よく通る場所なのに見落としていたものを偶然発見した。バス停の待合所に違いない。使われている形跡はないし、バス路線が廃止になったのかと周囲を見渡せば、すぐ近くに新しいバス停が出来ていた。待合所はなく、ただ標識だけが立っていた。バス停は待合所とセットの方が良い。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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美しい街並み、美しいバス停

2017-12-22 | バス停
岩手県遠野氏の宮守地区。国道283号線(釜石街道)と並走するように、一段小高い土地にある集落に道路が走っている。恐らくは国道283号線の旧道なのだと思う。その道は両サイドも立派な家々が立ち並んでいる。家々の隙間から光が差すと、その光線が道路を横切り、スポットライトのように向かいの家に照射される。美しい街並み、美しい光景、美しいバス停である。


LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
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バス停 My favorite things

2017-12-11 | バス停
錆びたトタン、年季の入った木塀、文字の掠れたベンチ、横に並ぶ影。My favorite things.。

Sarah Vaughan - My Favourite Things



LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
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北国の駅前バス停

2017-12-07 | バス停









秋田県の北部、鹿角花輪の駅前は雪に覆われていた。この日、秋田市内に雪はほぼ無い状態だった。一口に秋田県といっても場所によって状況は異なる。撮影時点での気温は、大体マイナス三度くらい。風が吹いていなければ、凍えるように寒いこともない。ダウンジャケットを羽織って歩けば、少し汗ばむくらいだ。
でもここが厳寒の地であることは間違いない。前が見えないくらいの風雪が吹きすさぶことも容易に想像がつく。そんな時も心配はいらない。営業所(出張所)を兼ねた待合所の中でバスを待つことが出来る。バスセンターというには小ぶりだけど、厳冬期には暖かな空間となるだろう。


LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
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バス停に置かれたものについて謎を解く

2017-11-27 | バス停






これも旧東和町の花巻市営バスの停留所である。他の物件より古びていて、内部には草に侵食されていた。まあそれは別に驚かない。僕が驚いたのは、内部に何故か袋に入った米が置いてあることだ。しかもとても中途半端な量。一体どういう理由なのか、僕なりに仮説を立ててみた。アタリはあるだろうか。

1)誰かが取りに来ることになっていて、置いてある。「バス停に置いておくから」。
2)ここで談笑していた誰かが、忘れて置いていってしまった。
3)ご自由にお持ち下さい、的なもので旅人にあげている。
4)バス停前の家が米保管庫として利用している。
5)冬の間、小動物(リスとかイタチとか)が食べることができるように置いている。
6)罠


X-PRO2 / XF23mm F1.4R
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